小型ファン5基による変わった冷却方式を採用するGIGABYTEのGTX 680ビデオカード。 オーバークロックタイプの製品で、独特の冷却システムを採用したことで「基板に邪魔されないエアフローを実現した」のがウリという。 GV-N680SO-2GDはGeForce GTX 680を搭載したオーバークロックタイプのビデオカード。代理店のCFD販売によれば、コアクロックは通常1,137MHz、Boost時1,202MHzに、メモリクロックは6.2GHzに、それぞれアップされているという。搭載メモリはGDDR5 2,048MB。 搭載する冷却システムは、5基の小型ファンを用いた独自の「WINDFORCE 5X」。 ファンはビデオカード上端に並べて取り付けられており、パッケージの図によると、ヒートシンク部分からエアフローを吸い出し、上方に排気する構造という。こうした構造について、パッケージでは「基板に邪魔されるエアフローがないことがメリット」と説明しており、結果として風の抵抗を大きく減じることができたという。搭載するヒートシンクは、ベイパーチャンバーやヒートパイプなどで構成されたもの。 なお、一般的に小口径のファンは動作音が大きくなるのが一般的。この製品はオーバークロックモデルのため、動作音はそれほど重要なポイントではないが、具体的な動作音は特に明示されていない。 映像端子はDisplayPort、HDMI、DVI(2基)を装備。カードサイズは高さ64×幅148×奥行き303mm。必要な電源容量は650Wとされている。 □関連記事 【2012年3月22日】NVIDIA製GPUの新アーキテクチャ「Kepler」登場、最上位「GTX 680」が発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120324/etc_nvidia.html 【2012年3月19日】「Radeon HD 7870」発売、7900シリーズの下位モデル http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120324/etc_amd.html
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