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ラピッドトリガー対応キーボードの新製品ラッシュ、330万円のゲーム基板が一瞬で売り切れ など

~ アキバのショップ店員が語る2024年 その2 ~

 2024年を振り返るこの企画。アキバのショップスタッフに特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。

TSUKUMO eX. Bさん

 ゲーミングデバイスは新製品ラッシュでしたね。最近だと、Pulsarのラピッドトリガー対応/日本語配列の「PCMK 2 HE TKL JIS White」が売れています。あと、ゲームパッドは発売からずーっと「VADER 4 PRO」がぶっちぎりで人気です。前モデルよりも値上がりしましたが、それでも人気です。

 ゲーミングデバイスだと、ラピッドトリガー対応キーボードの製品数がかなり増えました。大手ブランドではなく中国メーカーからの新製品が大半を占めていますが、新興ブランドも1モデル出して終わりではなく継続して新製品を出してくるところが増えてきましたね。

 デバイスフロアはスペースが大きく広がったことで展示数が増えました。1年を通じて取り扱い製品は増やしていますが、とくにラピッドトリガーキーボードの製品数は群を抜いて増えましたね。ブランドも様々で、群雄割拠という感じです。マウスについては、とくに軽量マウスの低価格化が進んだ印象でしょうか。

 デバイス関係でいうと、前半はラピッドトリガー対応キーボードの問い合わせが多かったです。コスパがいいDrunkDeerの注目度が高かったですね。マウスだとViper V3 Proが特に人気で長いスパンでよく選ばれていました。試遊も多かったです。

 ゲームボーイやレトロゲームを探している外国人が多かったね。あとはゲーム&ウォッチを探している人も多かった。どうも、東京ラジオデパートが海外のコミュニティで紹介されているらしく、とにかく外国人が増えた感じ。

 同人ハードは在庫があったらあったで全部売れちゃう感じ。MSX関連はよく売れました。あとは、ニンテンドーDS関連は若い人にも人気。あの頃のゲームは最近のスマホ向けと違ってゲームが買い切りだからね。

 一年通して、外国人観光客がとんでもなく多かったなぁと。日本人よりも多いです。一番売れたのはポケモン関連で、やっぱり強いです。ポケモン専用のコーナーというBEEPらしくないコーナーを作るくらいですから(笑)。あとは、アーケード基板関連で、最高額を更新した事ですね。330万円の商品が一瞬で売り切れた時は、流石に「わぁ」って思いましたよ。ケイブの力って凄いんだなぁと。

 AYANEO Pocket SGPD WIN4 2024などは特に注目度が高かったです。また、AYANEO POCKET DMGはSNSで拡散されたおかげで、試遊で来店される方が多かったです。特に30代~40代ぐらいの方に注目が高かった印象です。学生などの若い年代の方にはGPD WIN4 2024のPSPのようなデザインやAYANEO FLIP DSのニンテンドーDSっぽいデザインで注目されていました。