あの頃の秋葉原

【1998年9月5日号 掲載】IBMの新パッケージ版6x86MX PR333はK6ソックリ?Cyrixより先にM II-333GP相当品がデビュー

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 やっとM II-333GPがアキバに登場した。と言っても、実際にはIBMブランドの6x86MX PR333が販売開始になったもの。承知のとおり、CyrixはIBMと以前からCPUの製造委託契約を結んでおり、IBMが製造したものをCyrixに供給すると同時に自社ブランドでの販売も行っており、中身は実質同じもの。Cyrixは6x86MXを途中からM IIにシリーズ名を変えているものの、IBMは6x86MXの名をそのまま継続して使用している。

 この6x86MX PR333、ただのM II-333GPだと言ってしまえばそれまでなのだが、ちょっと驚いてしまうのがその外観。今までは、IBMでもCyrixのものでも、外観はずっとPentium 90のように、中央の金色の金属部分が丘状に盛りあがっている形状をしていたが、今度のタイプはAMDのK6にも似た形状に変更されている。ベースとなるセラミックのパッケージは従来よりかなり薄くなり、色もK6ソックリの薄茶色。裏返してみても、従来は一部中央がせり出している部分があったのだが、新タイプははまったくの真っ平ら。裏から見ると、もうほとんどK6と見分けがつかない。一番の特徴は、表側の中央にある黒い放熱用の板。従来、金色で丘状に盛りあがっていた部分の代わりとなるところだが、これは平らなセラミックパッケージの上に一部だけ接触するかたちでくっついており、断面図で言えば、「エ」の字の格好になっている。この接触してる場所というのが、驚いたことに中央にあるCPUダイの部分。セラミックパッケージとこの板との間には、ちょうど1mm程度の隙間があり、ドライバーなどを使えば簡単に取れてしまいそうだが、そうすると心臓部のCPUダイが同時に破壊されることになりそうだ。(続きを読む)。