あの頃の秋葉原

【1999年10月16日号 掲載】プレクスターから8倍速のATAPI接続CD-Rドライブ登場

※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 いよいよCD-Rドライブの世界もSCSIからATAPI接続へと本格的にインターフェイスの移行が始まりそうだ。ここしばらくローエンドモデルでATAPI接続モデルが急増する傾向にあったが、ついに今週はCD-Rドライブで最速の8倍速書きこみに対応したATAPI接続製品が発売された。しかも、それを発売したのは意外にも「SCSI接続」にこだわりを見せてきたプレクスターで、リテールパッケージのデザインすらも大幅イメージチェンジする気合の入れよう。型番は「PX-W8432TI/CR」。

 この製品は、8倍速のCD-R書きこみ、4倍速のCD-RW書き換え、32倍速のCD-ROM読み込みに対応したCD-R/CD-RW兼用ドライブで、もちろん単にドライブ性能として見ればトップクラスのハイエンドモデル。こうしたハイエンドモデルでは、これまで例外なくインターフェイスはSCSIだったが、この製品はATAPI接続になっている。8倍速という高速書きこみの製品でのATAPI接続モデルはこれが初めてで、プレクスターからATAPI接続のCD-Rドライブが出るというのも初めて。最近ではCPUの性能も向上し、Ultra ATAの普及などATAPI接続でも十分安定した書き込みができる環境が整い、低価格化のニーズにも対応しなければならないという背景もあって産まれてきた製品のようだ(続きを読む)。