あの頃の秋葉原

【2002年2月23日号 掲載】画質にこだわったTVチューナー内蔵キャプチャカード「MTV2000」発売

定番カード「MTV1000」の上位機種、Y/C分離やノイズ低減機能搭載

※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 1月の製品発表以来からその登場が期待されていたカノープスのTVチューナー内蔵ビデオキャプチャカード「MTV2000」がついに販売スタートとなった。従来モデル「MTV1000」の上位機種となる「MTV2000」は、3D Y/C分離や3Dノイズリダクションなどの搭載によりさらなる高画質化を図っているということで、キャプチャ映像の品質にこだわるパワーユーザーの注目を集めていた製品だ。実売価格は49,450円~54,800円。

 今回登場した「MTV2000」が従来モデル「MTV1000」と大きく異なるのは、高画質化のための3D Y/C分離、3Dノイズリダクション、タイムベースコレクタ、オートゲインコントロールといった機能を持つ「Triple 3D Video Processor」を備えている点だろう。カード本体にも「Triple 3D Video Processor」のロゴが入ったドータカードが装着されているのが確認できる。これにより、ノイズが混じるといった画質劣化を起こしているビデオテープなどからでも、MPEG-2圧縮の効率を低下させることなく歪みのない映像をキャプチャできるとしており、古いビデオテープライブラリをできるだけ高画質でMPEG-1/2ファイルなどにデジタル化したいという場面では、その真価を発揮することになるだろう(続きを読む)。