パワレポ連動企画

ハイドライド内藤氏、テグザー五代氏など登壇のレトロゲームトークショーを12月2日(土)開催! 新橋ツクモ

マイクロキャビンの名作開発者も登場

 5月にDOS/V POWER REPORTとAKIBA PC Hotline!が開催したトークショー「レトロゲーム・リアルトーク #01」は大・大好評で立ち見多数、寿司詰め状態の大盛り上がりとなりました。そのときお約束したとおり、第2回を開催します!

 開催日時は12月2日(土)。会場は前回と同じ新橋のツクモデジタル.ライフ館です。参加費は今回も無料ですのでお気軽にご参加ください。

 今回のトークショーも3部構成です。13時スタートということ以外のタイムテーブルはまだ確定していませんが、登壇者が決まりましたので発表します。

登壇者紹介1 ハイドライドの内藤時浩氏

 国産アクションRPGの金字塔、「ハイドライド」(T&Eソフト 1984年)。非常に多くの機種に移植されたこともあり、往年のパソコンユーザーなら多くの方がプレイした経験があると思います。キャラクターの成長と謎解き、マップ探索が合わさったあのワクワク感を今でも覚えているのではないでしょうか? よりモダンなシステムになった「ハイドライド3」(T&Eソフト 1987年)に思い入れがある方も多いかもしれませんね。そのハイドライドシリーズの作者といえば、言わずと知れた内藤時浩氏。今だから話せるとっておきの開発エピソードにご期待ください。

ハイドライド3の広告。初代、Ⅱから進化したグラフィックスとサウンド、ゲームシステムにパソコンの進化を感じた方は多いことでしょう。あなたは終了認定証をもらえましたか?

登壇者紹介 2 テグザーの五代響氏

 「レトロゲーム・リアルトーク #01」ではテグザーの続編、ファイアーホーク(ゲームアーツ、1989年)のプログラマである大畑和幸氏に登壇いただきましたが、今回は初代テグザー(ゲームアーツ、1985年)、そしてシルフィード(ゲームアーツ、1986年)の作者である五代響氏がついに登壇。いずれのタイトルもここまでこの記事を読んでいる方にはもはや説明不要だと思いますが、テグザーの高速スクロールやレーザーの表現、シルフィードのワイヤーフレームのデモなどをリアルタイムで見たときの衝撃は相当なものでした。ハードウェアの性能を徹底的に引き出してハイセンスなゲームへと昇華させた五代氏は当時どんな考えを持っていたのか?ヒットの裏では何があったのか?聞きたいことは山積みです。

ゲームアーツのシルフィードとテグザーの広告。画面を見なくとも、シリアスで重厚なゲームのイメージが伝わってきます。

登壇者紹介3 マイクロキャビンの福田康文氏、瓜田幸治氏、多湖明雅氏

 レトロゲームの聖地秋葉原でもめったにお目にかかれないマイクロキャビン出身の開発者達が登壇します。まずは音楽担当の福田康文氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E5%BA%B7%E6%96%87)幻影都市(マイクロキャビン、1991年)、Xak ガゼルの塔(同、1991年)、ELM KNIGHT(同、1992年)など、90年代初頭のマイクロキャビンといえばこれ!というタイトルのサウンドを手がけられました。Wikipediaを見ていただけば分かるのですが、マイクロキャビン卒業後も名だたるタイトルに関わっておられます。

 二人目も音楽担当の瓜田幸治氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%93%9C%E7%94%B0%E5%B9%B8%E6%B2%BB)。幻影都市、Xak ガゼルの塔、Xak III(同、1993年)、鋼鉄の咆哮(同、2001年)など、やはり多くの名作に携わった方です。マイクロキャビン卒業後は家庭用ゲーム機、アーケードゲーム(タイトーのサウンドチームZUNTATAに在籍されたことも)、そして映画、テレビの音楽と、幅広いフィールドで活動されています。

 そして三人目はプログラム担当の多湖明雅氏。なんと、マイクロキャビンには創設以前から関わっていたという、まさに原点を知る人物。MZ-80の宝ビルアドベンチャー(同、1982年)、各機種で発売された不思議の国のアリス(同、1984年)から、セガサターンやドリキャスのタイトルまで、数多くのタイトルに携わって来られた方です。

 司会は人気連載「ボクたちが愛した、想い出のレトロパソコン・ゲームたち」の佐々木潤氏。じつは、佐々木氏のレトロゲームに関する知識と愛情も見所の一つ。記事には書けないきわどい質問が飛び出すかも?

 どのセッションも今だから話せる貴重な話題が飛び出す可能性大。ここに挙げたタイトルに思い入れがある方はもちろん、そうでなくとも当時のパソコンゲームが好きであれば楽しめること間違いなし!レトロゲーム好きは一緒に楽しみましょう。詳細なタイムテーブルなどの続報は近日中にお伝えします!

マイクロキャビンのイメージは、プレイヤーの世代によって大きく変わるのでは? 90年代前半を代表するタイトルの一つがこの幻影都市。MSXturboRに真っ先に投入されました。サウンド面ではMSX-MIDI対応という意欲的な仕様です。ほか、98、X68000だけでなく、PC-88VAなどにも対応し、各機種のユーザーから支持を受けました。

【イベント概要(変更の可能性有り)】

●イベント名
レトロゲーム・リアルトーク #02

●開催日時
12月2日(土) 13:00開始

●会場
ツクモデジタル.ライフ館(新橋) 6階イベントスペース

●入場料
無料