プロダクトレビュー・ショーケース
Forza Horizon 6はミドルクラスGPUでも動かせる? GeForce RTX 5060 Tiでテストしてみた
DLSS4.5の6倍マルチフレーム生成の効果もチェック text by 坂本はじめ
2026年5月20日 00:00
近年は先進的な映像技術とハイクオリティなオープンワールドマップで高い支持を集めるForza Horizon シリーズ。その最新作にして「日本」を舞台にした「Forza Horizon 6」が5月19日に発売された。
発表時から期待を集めていたタイトルだが、売れ行きも好調なようで、ユーザーからの評価も好意的なものが多い。そんな本作だが、多くのユーザーが利用するミドルクラスのGPUでも快適に遊べるのか、16GB版GeForce RTX 5060 Tiを使って検証してみた。
16GB版GeForce RTX 5060 Tiでテストを実施ベースにRyzen 7 9800X3D + DDR5-5600 32GBの環境を用意
今回、Forza Horizon 6をプレイするのに使用するビデオカードは、ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti 16GB Twin Edge OC。
全長220.5mmの比較的コンパクトなカード上に、ミドルレンジGPUのGeForce RTX 5060 Tiと16GBのGDDR7メモリを搭載。ビデオカード全体の消費電力は180Wで、PCIe 8ピン×1系統の補助電源で動作する。
この16GB版GeForce RTX 5060 TiをRyzen 7 9800X3Dと組み合わせたものが今回のテスト用PCで、そのパーツ構成や検証条件などについては以下の表のとおり。

16GB版GeForce RTX 5060 Tiでイイ感じに遊べるForza Horizon 6NVIDIA DLSSをフルに利用すれば6倍のマルチフレーム生成も可能
Forza Horizon 6はNVIDIAのDLSS 4に対応しており、最新GPUであるGeForce RTX 50 シリーズを使用している場合は、AIベースの超解像やマルチフレーム生成、遅延を低減するNVIDIA Reflexが利用できる。
また、Forza Horizon 6のゲーム内で設定可能なマルチフレーム生成は最大4倍(4x)となっているが、NVIDIA アプリ側での設定を行うことにより、DLSS 4.5で導入された6倍マルチフレーム生成(6x)や、目標のフレームレートに向けて自動的にフレーム生成倍率を調整するダイナミックマルチフレーム生成も利用可能だ。

今回のテストではForza Horizon 6のゲーム内ベンチマーク機能を使用して、フルHDとWQHDの2解像度で、レイトレーシングが有効な3種類のグラフィックプリセット(High+RT、Ultra+RT、Extreme+RT)を適用した際の平均フレームレートを計測する。
DLSS 4の設定については、超解像を「クオリティ」プリセット、NVIDIA Reflexを「オン」でそれぞれ有効化し、フレーム生成については「オフ」「4x」「6x」の3パターンで計測を行った。

計測の結果、DLSS超解像をクオリティに設定していれば、16GB版GeForce RTX 5060 Tiはフレーム生成無しでも60fps以上の平均フレームレートを実現することができた。これは十分快適にプレイできるパフォーマンスだと言えるだろう。
マルチフレーム生成有効時は120Hzを優に超える平均フレームレートに達しており、高速なリフレッシュレートを実現するゲーミングモニターを使用している場合は、マルチフレーム生成を有効化すれば非常に滑らかな映像でForza Horizon 6を楽しむことができる。
今回のテストついでにプレイしてみた印象としては、6倍フレーム生成を適用している状況でも操作感にそれほど違和感は無かったが、過剰なフレーム生成で操作感を損なうことを避けたいのであれば、ダイナミックマルチフレーム生成を利用すると良いだろう。
高画質設定では大容量VRAMを必要とするForza Horizon 6
GPU性能的には最新のミドルレンジであるGeForce RTX 5060 Tiでも十分快適にプレイできるForza Horizon 6だが、VRAMやシステムメモリはどの程度必要なのだろうか。
上のスクリーンショットは、Forza Horizon 6のベンチマーク完了時に表示されるリザルト画面で、システム構成部分をみると「ビデオメモリ(VRAM)」と「システムメモリ」の使用量が表示されている。
今回使用したGeForce RTX 5060 Tiは16GBのVRAMを備えているが、使用量に対する分母は14.92GBと表示されており、どうやらVRAMについてはゲーム以外の使用量を省いた容量となっているようだ。一方、システムメモリ側は使用量と搭載量ともにゲーム以外を含む容量表記となっている。
あくまで目安程度の数字ではあるが、今回平均フレームレートを計測した条件でVRAMとシステムメモリの使用量がどうなっていたのかグラフにまとめてみた。


VRAMの使用量については、画面解像度よりも適用したグラフィック設定の影響が大きいようで、High+RTなら7GB弱、Ultra+RTでは9GB前後、Extreme+RTでは10GB前後となっている。ゲーム以外でも1GB程度のVRAMが必要となることを考えると、VRAM容量が8GBのビデオカードはHigh+RTあたりのグラフィック設定が限界になりそうだ。
一方、システムメモリの使用量については、High+RTでは14GB前後だったが、それ以外のグラフィック設定では16GBを超過した。システムメモリの使用量すべてをForza Horizon 6が占有している訳ではないが、高画質でプレイすることを望むのであれば、システムメモリの容量を24GB以上確保しておいた方が安心できそうだ。
WQHD解像度までは16GB版GeForce RTX 5060 Tiで快適に動作DLSS 4.5のフレーム生成利用で200fps以上で遊ぶことも可能
ミドルレンジGPUである16GB版GeForce RTX 5060 Tiを使ってForza Horizon 6を動作させてみた結果、DLSS 4を活用することでフルHD解像度はもちろんWQHD解像度でも高画質設定で快適にプレイすることが可能だった。
今回の設定では、フレーム生成無効時でも快適に操作できるだけのフレームレートを実現しているため、4倍/6倍のマルチフレーム生成時でも操作感の低下を特に感じることなく滑らかな映像表現を楽しむことができた。高速駆動かつ可変リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターを所有しているなら使ってみる価値はあるだろう。






