パワレポ連動企画

SSDのお悩みズバっと解決!!

【SSDの買い方指南(11)】

DOS/V POWER REPORT 10月号

 このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。

 第十一回目の今回は、SSDに関する様々な悩みを解決するお役立ちアイテムを紹介する。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。


- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -


お悩み1:SSDを取り付ける2.5インチベイがない

 SSDを導入したいけど、PCケースに2.5インチドライブを装着できるベイがない、もしくは空きがない。そんな場合もお役立ちアイテムで切り抜けることができる。

PCケースの12cm角ファン用スペースにSSDを2台搭載できる
-親和産業 SS-N120BPMT

親和産業 SS-N120BPMT
実売価格:1,000円前後
薄いスチール板の組み合わせで、HDDの使用は想定されていないようだ

PCケースのケースファン増設用スペースに2台のSSDを搭載できるユニット。12cm角ファン取り付け用のネジ穴を利用して固定する。

【Specification】
対応ドライブ:2.5インチSSD×2、本体サイズ(W×D×H):120×120×30mm(実測)

拡張カードスペースにSSDを固定できる
-親和産業 SS-NMTPCI

親和産業 SS-NMTPCI
実売価格:800円前後
スロット自体は使わないので、好きな位置に取り付けできる

拡張カードの形状をしたSSD増設用アイテム。1枚分の拡張カード固定部にSSDを1台固定できる。搭載するスロットの位置や種類は選ばない。

【Specification】
対応ドライブ:2.5インチSSD×1、本体サイズ(W×D×H):80×108×20mm(実測)

3.5インチベイにSSDを2台搭載できる
-オウルテック OWL-BRKT06

オウルテック OWL-BRKT06
実売価格:1,000円前後
写真では上に1台しか搭載していないが、上下で2台のSSDを搭載できる

3.5インチベイにSSDを2台搭載できるようにするユニット。3.5インチベイを有効利用したい人は要注目のアイテムだ。

【Specification】
対応ベイ:3.5インチ、対応ドライブ:2.5インチSSD/HDD×2、本体サイズ(W×D×H):115×78×20mm(実測)

5インチスリムベイに2.5インチSSDを1台搭載
-サンコー 光学ドライブをSSDやHDDにできちゃうキット(DRBYHK25)

サンコー 光学ドライブをSSDやHDDにできちゃうキット(DRBYHK25)
実売価格:2,500円前後

5インチスリムベイにSSDを搭載できるようにするユニット。取り外したスリム光学ドライブをUSB接続できるようにする外付けドライブケースも付属している。

【Specification】
対応ベイ:5インチスリム、対応ドライブ:2.5インチSSD/HDD×1、本体サイズ(W×D×H):122×127×12mm(実測)、重量:49g

5インチスリム搭載ベイにSSDを1台搭載できる
付属のドライブケースにはUSBケーブルの巻き取り方式が採用されており便利。本体と組み合わせれば写真のようにSSDをUSB接続することもできる

5インチベイ2段にSSDを10台搭載
-アユート ProjectM PM-SSD10MTV2

アユート ProjectM PM-SSD10MTV2
実売価格:5,000円前後
スチール板を上からかぶせて固定し、SSDのぐらつきを抑える構造を採用

5インチベイ2段分のスペースに、何と10台の2.5インチSSDを搭載できるユニット。SSDを冷却するためのファンも取り付けることができる。

【Specification】
対応ベイ:5インチ×2、対応ドライブ:2.5インチSSD×10、オプションファン:6cm角×2/7/8cm角×1、本体サイズ(W×D×H):144×162×84mm(実測)

お悩み2:Serial ATA 3.0ポートが足りない

 現在では、Serial ATA 3.0ポートを持たないマザーボードはほとんど見かけなくなったが、Intel B85/H81チップセット搭載マザーボードなど、Serial ATA 3.0ポートとSerial ATA 2.5ポートの両方を搭載するマザーボードはまだ多い。そういったマザーボードを使用していてSerial ATA 3.0ポートが足りなくなったときにぜひ活用したいのが、Serial ATA 3.0拡張カードだ。

 下のテスト結果は、最新のSSDを使用して、Serial ATA 3.0拡張カードに接続した場合とマザーボードのSerial ATA 2.5ポートに接続した場合の性能を比較したものだが、この結果を見ても分かるとおりその差は歴然としている。

CrystalDiskMark 3.0.3(1,000MB、5回)の結果

【検証環境】

CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK B85M-G(Intel B85)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、検証用SSD:CFD販売 SSD S6TNHG6Q CSSD-S6T256NHG6Q(Serial ATA 3.0、MLC、256GB)、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版

低コストでSerial ATA 3.0ポートを増設
-エアリア TWIN TURBO HYBRID TYPE.B

エアリア TWIN TURBO HYBRID TYPE.B
実売価格:2,500円前後

Serial ATA 3.0ポートを2基増設できるPCI Express x1接続の拡張カード。内部ポートと外部ポート(eSATA)をそれぞれ2基ずつ搭載しているが、同時に利用できるのは2ポートまで。基板上のジャンパで有効にするポートを設定できる。

【Specification】
対応スロット:PCI Express 2.0 x1、インターフェース:Serial ATA 3.0×2、eSATA(Serial ATA 3.0)×2(同時利用できるのは2ポート)、コントローラ:ASMedia 1061、サイズ(W×D):70×60mm

ポートマルチプライヤーに対応したSerial ATA 3.0拡張カード
-アユート Project M PCIX2-4PSATA3

アユート Project M PCIX2-4PSATA3
実売価格:6,000円前後

ポートマルチプライヤー対応のSerial ATA 3.0拡張カード。PCI Express 2.0 x2接続でSerial ATA 3.0ポートを4基追加できる。ブラケットが付属しており、Low Profileにしか対応しないPCケースでも使用できる。

【Specification】
対応スロット:PCI Express x2、インターフェース:Serial ATA 3.0×4、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):非公開

PCI Express x4接続で同時転送時の速度低下を抑制
-エアリア TTH QUATTRO

エアリア TTH QUATTRO
実売価格:6,000円前後

Serial ATA 3.0ポートを4基増設できる拡張カード。ポートを同時に利用した際に帯域が不足しないようにPCI Express x4接続が採用されている。内部の4基、eSATAの2基は基板上のジャンパで切り換えて使用可能。

【Specification】
対応スロット:PCI Express x4、インターフェー:Serial ATA 3.0×4・eSATA(Serial ATA 3.0)×2(同時利用できるのは4ポート)、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):90×69mm

入手性のよいSerial ATA 3.0拡張カード
-玄人志向 SATA3-PCIE-I2

玄人志向 SATA3-PCIE-I2
実売価格:3,000円前後

Serial ATA 3.0ポートを2基増設できるPCI Express x1接続の拡張カード。コントローラはMarvell 88SE9128。玄人志向の製品なので、入手性がよい。ブラケットが付属しており、Low Profileにも対応する。

【Specification】
対応スロット:PCI Express x1、インターフェース:Serial ATA 3.0×2、コントローラ:Marvell 88SE9128、サイズ(W×D):66×54mm

お悩み3:M.2 SSDを活用したい

 Intel 9シリーズチップセットでM.2 SSDが正式にサポートされたが、最新マザーボードのすべてがM.2に対応しているわけではない。また、マザーボードに搭載されているM.2スロットのほとんどはPCI Express x2接続で、最新のPCI Express x4接続のSSDの性能を活かし切ることはできない。ここでは最新のM.2 SSDなどを活かすことができるアイテムを紹介しよう。

PCI Express x4接続の高速M.2 SSDの性能を活かす
-Bplus Technology M2P4A V1.0

Bplus Technology M2P4A V1.0
実売価格:8,000円前後

M2P4A V1.0は、M.2 SSDをPCI Express x4スロット接続で利用するためのアダプタカードだ。PCI Express接続に対応したSocket3 M.2 SSDを搭載できる。注目はPCI Express x4接続である点。Z97/H97マザーボードに搭載されているM.2スロットの多くはPCI Express x2接続のため、下記のテスト結果のとおり、PCI Express x4接続の高速M.2 SSDの性能を十分に活かし切れない。しかし本カードを使用すれば、最大20Gbpsの実力を発揮できる。

【Specification】
対応スロット:PCI Express 2.0 x4、インターフェース:M.2(KeyM、Type 2230/2242/2260/2280)×1、サイズ(W×D):120×120mm(実測)

CrystalDiskMark 3.0.3(1,000MB、5回)の結果
今回検証に使用したASUSTeK Z97-PROでは、M.2 SSD(Samsung Electronics XP941)を起動ドライブにできた

【検証環境】

CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK Z97-PRO(Intel Z97)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、検証用SSD:Samsung Electronics XP941 MZHPU512HCGL(M.2[PCI Express 2.0 x4]、MLC、512GB)、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版

内部Serial ATA接続のM.2 SSDを2台搭載できる
-Bplus Technology M2PS

Bplus Technology M2PS
実売価格:7,000円前後

KeyBもしくはKeyB/Mの内部Serial ATA接続のM.2 SSD 2台をマザーボード上のSerial ATAポートに接続できるようにするアダプタ。PCI Express x1スロットに搭載し、電源はここから供給する。

【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0×2、インターフェース:M.2(KeyB、KeyB/M、Type 2230/2242/2260/2280/22110、Socket 2)×2、サイズ(W×D):非公開

Serial ATA接続のM.2 SSDを2.5インチSSD形状に変換
-Bplus Technology SSDM2 Enclosure V1.3

Bplus Technology SSDM2 Enclosure V1.3
実売価格:10,000円前後

KeyBもしくはKeyB/MのSerial ATA接続のM.2 SSDを2.5インチSSD形状に変換するアダプタ。自作市場では旧世代製品となりつつあるSocket2 SSDを最新環境で利用できるお役立ちアイテムだ。

【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0、インターフェース:M.2(KeyB、KeyB/M、Type 2230/2242/2260)×1、サイズ(W×D×H):70×100×8mm

M.2 SSDをUSB 3.0ストレージとして使う
-Bplus Technology U3M2M/U3M2B

Bplus Technology U3M2M/U3M2B
実売価格:15,000円前後/9,000円前後

M.2 SSDをUSB 3.0ストレージ化できるケース。小型、軽量で持ち運びやすいのが特徴。PCI Express接続M.2 SSD向けのU3M2MとSerial ATA接続M.2 SSD向けのU3M2Bの2モデルが用意されている。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:M.2(Key M、Key B/M、Type 2240/2260/2280)×1、サイズ(W×D×H):37.5×98.5×10mm、重量:23.5g(M.2 SSD 非搭載時)

お悩み4:mSATA SSDを活用したい

 Intel 8シリーズチップセット世代のマザーボードでは、多くの製品がmSATAをサポートしていたが、M.2やSATA Expressといった高速ストレージインターフェースのサポートが目玉となっているIntel 9シリーズチップセット搭載マザーボードでは、mSATAをサポートする製品はほとんどなくなっている。そんな状況の今、mSATA SSDを持て余している人もいるのではないだろうか。ここでは、mSATA SSDを再利用できる便利アイテムを紹介しよう。

mSATAスロット2基とSerial ATA 3.0ポートを増設できる
-エアリア TTH LIMOUSINE

エアリア TTH LIMOUSINE
実売価格:6,000円前後

mSATAスロット2基を増設できる拡張カード。RAID 0/1/10に対応。OSの起動にも対応しているので、2台のmSATA SSDでRAID 0を構築して高速ストレージシステムを作ることができる。mSATA SSDを最新環境で活用したい人に最適なアイテムだ。HyperDuo機能を搭載しており、HDDと組み合わせてmSATAをキャッシュにすることで、高速かつ大容量のストレージを実現することもできる。なお、Serial ATA 3.0ポートも4基装備するが、mSATAスロット2基と合わせて同時利用できるのは4基まで。

【Specification】
対応スロット:PCI Express x4、インターフェース:mSATA(Serial ATA 3.0)×2、Serial ATA 3.0×4(同時利用できるのは4ポート)、コントローラ:Marvell 88SE9230、サイズ(W×D):160×969mm、重量:64g

mSATAスロットを2基搭載。RAID 0/1/10に対応。起動ドライブとして使用することができる
mSATAスロット2基を使用した場合、使用できるSerial ATA 3.0ポートは2基まで

mSATA SSDを2.5インチSSD化
-アユート ProjectM PM-MSATA257

アユート ProjectM PM-MSATA257
実売価格:2,000円前後

mSATA SSDを2.5インチSSD化するアルミケース。本製品を利用すればmSATAスロットがないマザーボードでもmSATA SSDを使うことができる。当然ながらネジ穴も2.5インチSSDと同じなので、2.5インチシャドーベイに搭載できる。

【Specification】
対応インターフェース:Serial ATA 3.0、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):70×101×7mm、重量:60g

mSATA SSDをUSB 3.0ストレージに
-アユート ProjectM PM-MSATAU3-BK

アユート ProjectM PM-MSATAU3-BK
実売価格:2,000円前後

mSATA SSDをUSB 3.0接続の外付けストレージにできるケース。2.5インチHDDの半分以下のコンパクトサイズなので、持ち運びに便利な高速USBストレージを作ることができる。Windows 8/8.1環境で高速転送を行なうUASPにも対応。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):44×77×8.5mm、重量:22g

mSATAをIDE接続ドライブに変換
-アユート ProjectM MSATA2IDE25

アユート ProjectM MSATA2IDE25
実売価格:2,500円前後

mSATAを2.5インチIDEコネクタ(44ピン、5V駆動)に接続できるようにする変換基板。古いノートPCなどのHDDをSSD化することができる。換装についての保証や相性保証はないので上級者向けだ。

【Specification】
対応インターフェース:2.5インチIDE(44ピン、5V駆動)、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):57×45×7mm、重量:非公開

mSATAを1.8インチZIF接続
-アユート ProjectM MSATA2ZIF

アユート ProjectM MSATA2ZIF
実売価格:2,500円前後

mSATAを1.8インチZIF接続するための変換基板。ZIF接続のHDDを搭載した古いノートPCをSSD化することができる。こちらも、換装についての保証や相性保証はないので上級者向けだ。

【Specification】
対応インターフェース:1.8インチZIF/LIF、インターフェース:mSATA×1、サイズ(W×D×H):35×63×6mm、重量:非公開

お悩み5:余ったSSDを活用したい

 余ったSSDは、2.5インチに対応した外付けドライブを利用してポータブルドライブにするのが、一番簡単かつ有効な活用法だ。その外付けドライブケースだが、SSDの性能を活かすならUSB 3.0対応が必須なのは言うまでもないが、Windows 8/8.1環境で使用するのであれば、Windows 8からサポートされているUASP(USB Attached SCSI Protocol)対応のものを選びたい。

 UASPはUSB接続を使って高速転送を行なう仕組で、下のテスト結果のとおり、Windows8/8.1環境下においては、対応
製品と非対応製品では性能が大きく変わってくる。

CrystalDiskMark 3.0.3(1,000MB、5回)の結果。Windows 8/8.1で使用するならUASP対応は必須

【検証環境】

CPU:Intel Core i7-4770K(3.5GHz)、マザーボード:ASUSTeK Z97-PRO(Intel Z97)、メモリ:Micron Technology Crucial BALLISTIX BLT2K8G3D1608ET3LX0(PC3L-12800 DDR3L SDRAM 8GB×2)、システムSSD:Micron Technology Crucial m4 CT128M4SSD2(Serial ATA 3.0、MLC、128GB)、UASP対応2.5インチ外付けケース:オウルテック OWL-EGP25S/U3、UASP非対応2.5インチ外付けケース:玄人志向 GW2.5TL-U3、OS:Windows 8.1 Pro 64bit版

UASP対応2.5インチSSD/HDDケース
-ノバック 2.5”SATA はい~るKIT USB3.0 UASP+

ノバック 2.5”SATA はい~るKIT USB3.0 UASP+
実売価格:2,000円前後
UASPモードで動作している場合は、USB接続SCSI(UAS)マスストレージデバイスとして認識される

7mm厚、9.5mm厚の2.5インチSSD/HDDに対応したUSB 3.0接続ドライブケース。UASPに対応しており、Windows 8/8.1環境では、最新SSDの性能を十分に発揮させることができる。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):75×129×13mm、重量:約64g

ドライバーレスで簡単組み立て
-オウルテック OWL-EGP25S/U3

オウルテック OWL-EGP25S/U3
実売価格:1,500円前後

ドライバーレスで、3ステップ、5秒でドライブを搭載できることがウリの2.5インチSSD/HDDケース。手軽さを重視する人にオススメの製品。未使用時に自動停止するECOモード機能も搭載している。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):76×127×16mm、重量:約70g

放熱性の高いアルミボディを採用
-オウルテック 黒角MINI OWL-ESL25S/U3

オウルテック 黒角MINI OWL-ESL25S/U3
実売価格:1,500円前後

7mm厚、9.5mm厚のSSD/HDD、12.5mm厚のHDD、12.8mm厚のSSDと幅広いドライブに対応した2.5インチSSD/HDDケース。放熱性の高いアルミボディを採用している点も魅力。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):79×124×17mm、重量:約65g

USBの接続状況が分かるLEDを搭載
-センチュリー シンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G

センチュリー シンプルBOX2.5 USB3.0 SATA6G
実売価格:2,000円前後

工具不要で組み立てられるセンチュリーのドライブケース「シンプルBOX」シリーズの2.5インチSSD/HDD対応モデル。USBの接続状況(USB 3.0かUSB 2.0か)を知らせるLEDを搭載する。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):74×120×13mm、重量:約42g

玄人志向のUASP対応モデル
-玄人志向 GW2.5UASP-SUP3

玄人志向 GW2.5UASP-SUP3
実売価格:2,000円前後

玄人志向のUASP対応2.5インチSSD/HDDケース。厚さ10mmまでの2.5インチSSD/HDDに対応する。同じようなパッケージでUASP非対応のモデル(GW2.5TL-U3)も併売されているので注意したい。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):180×136×42mm、重量:約65g

アルミ製コンパクトケース
-MARSHAL MAL251UASPS

MARSHAL MAL251UASPS
実売価格:2,000円前後

質感の高いアルミを採用したコンパクトサイズの2.5インチ外付けケース。7mm厚、9.5mm厚の2.5インチSSD/HDDに対応。ブラックとレッドも用意されている。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):74×120×13mm、重量:約42g

UASPに対応したクレイドル
-センチュリー 裸族のお立ち台スーパーコンボ SATA6G

センチュリー 裸族のお立ち台スーパーコンボ SATA6G
実売価格:11,000円前後

ドライブの交換を簡単に行なうことができる2.5/3.5インチドライブ対応クレイドルのUASP対応モデル。USB 3.0接続のほかに、eSATA、IEEE1394/b接続にも対応している。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、eSATA、IEEE1394/b、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):134×94×68mm、重量:約600g

番外編1:ちょい接続なら変換アダプタが便利

 たまにPCに接続するという用途で、転送速度にもこだわらないというのであれば、SATA-USB 3.0変換アダプタを利用する手もある。2.5インチドライブ以外でも使える汎用性の高さも魅力だ。

光学ドライブも接続可能
-サンワサプライ USB-CVIDE3

サンワサプライ USB-CVIDE3
実売価格:2,500円前後

2.5/3.5インチSerial ATAドライブをUSB 3.0接続に変換するアダプタ。光学ドライブにも対応している。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):67×40×15mm、重量:約70g

Serial ATA/IDEどちらも使える
-サンワサプライ USB-CVIDE5

サンワサプライ USB-CVIDE5
実売価格:4,500円前後

2.5/3.5インチSerial ATA/IDEドライブをUSB 3.0接続に変換するアダプタ。こちらも光学ドライブに対応している。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×1、3.5インチUltra ATA×1、2.5/3.5インチUltra ATA×1、本体サイズ(W×D×H):72×40×15mm、重量:約184g

番外編2:プラスαの機能を搭載したSSD対応外付けケース

 単にPCに接続できるだけではツマラナイ。何か役立つプラスα機能を搭載した外付けケースが欲しい。そういう人のために、ここでは一味違う機能を搭載したSSD対応外付けケースを紹介しよう。

SSDをWi-Fiモバイルストレージにできる
-センチュリー どこで~もWi-Fi BOX CDWF25U3

センチュリー どこで~もWi-Fi BOX CDWF25U3
実売価格:7,500円前後

無線LAN機能を持つUSB 3.0接続2.5インチSSD/HDDケース。バッテリを内蔵しており単体駆動も可能。本製品を利用すればSSDを無線接続のモバイルストレージにすることができる。ドライブ内のデータにはPCだけでなくAndroid/iOS端末からもアクセスでき、専用アプリでドライブ内の映像や音楽の再生、ビジネス文書、PDFファイルなどの閲覧、ファイルの受け渡しを行なうことができる。USB 3.0の転送速度を高速化するUASPには対応していない。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、無線LAN:IEEE802.11b/g/n、同時アクセス可能数:最大5台、本体サイズ(W×D×H):82×139×29mm、重量:約65g

iOSからのアクセス

PCレスでクローニングを行なえる
-センチュリー 裸族のお立ち台DJ クローンプラスSATA6G

センチュリー 裸族のお立ち台DJ クローンプラスSATA6G
実売価格:8,000円前後

PCレスでクローニングが行なえるUSB 3.0、eSATA接続対応のクレイドル。3.5インチHDDおよび2.5インチSSD/HDDに対応。クローニングは本体のボタンを押すだけで実行できる。USB 3.0の転送速度を高速化するUASPにも対応している。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、eSATA、インターフェース:2.5/3.5インチSerial ATA×2、本体サイズ(W×D×H):148×72×132mm、重量:約550g

3.5インチHDDのデータをSSDに丸ごとコピーすることができる
クローニングは、モード切り換えボタンでコピーモードにして、スタートボタンを押すだけで開始できる

大切なデータを安全に持ち運べる
-ZALMAN Tech ZM-VE400

ZALMAN Tech ZM-VE400
実売価格:8,000円前後
暗号化したディスクをPCに接続するとパスワードの入力を求められる

AES 256bitの暗号化機能を備えた2.5インチSSD/HDD対応ケース。暗号化したデータは本機を介してパスワードを入力しなければアクセスできなくなる。パスワードの設定などは本体のタッチパネルキーで行なう。

【Specification】
対応インターフェース:USB 3.0、インターフェース:2.5インチSerial ATA×1、本体サイズ(W×D×H):80.8×146×14mm、重量:約91g


古いPCでも、SSDを導入すればWindows 8.1を十分動かすことができる

2006年のCore 2 Duo E6600マシン
【CFD販売 CSSD-S6T256NHG6Q】
実売価格:15,000円前後
東芝製NANDメモリとコントローラを採用

 Windows Vista世代など7、8年前のマシンではWindows 8.1はまともに動かないと思っている人も多いようだが、システムドライブをSSDにすれば十分動かすことができる。

 下のテスト結果は、2006年作成のCore 2 Duo E6600搭載マシンのSSD換装前後の性能を比較したものだが、ストレージ性能が大幅に向上したことで、システムの総合性能も大幅に改善していることが分かる。PCMark 7の3,101というスコアは現行のBay Trail-D搭載システムに近いスコアで、Windows 8.1を実用レベルで動かす能力があることを示している。

2006年のCore 2 Duo E6600マシン
カテゴリ製品名
CPUIntel Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
マザーボードASUSTeK Computer P5K(Intel P35)
メモリノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2
ビデオカードNVIDIA GeForce 8800 GTリファレンスカード
HDDSeagate Technology Barracuda 7200.11 ST3500320AS
(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
テスト結果

さらなる高速化を目指すならスイッチチップ搭載のSerial ATA 3.0カードを導入

【玄人志向 SATA3+USB3.0-PCIE2】
実売価格:5,500円前後
Serial ATA 3.0ポート2基とUSB 3.0ポート2基を追加できるPCI Express x4接続の拡張カード。PCI Expressのレーン数を増やすスイッチチップを搭載している。OSのブートにも対応

Core 2 Duo対応のマザーボードは基本的にSerial ATA 2.5にしか対応していないので、Serial ATA 3.0対応の最新SSDの性能をフルに発揮できていない。その対応策としてはSerial ATA 3.0カードを導入するという手がある。ただし気を付けなければならないのは、マザーボードがサポートしているPCI ExpressがGen 1なので帯域が2.5GT/sしかなく、PCI Express 2.0 x1接続のSerial ATA 3.0カードを導入しても性能を発揮させることはできないこと。右で紹介しているようなPCI Expressのレーン数を増やすスイッチチップを搭載したモデルを選択する必要がある。

テスト結果

[Text by 滝 伸次]



DOS/V POWER REPORT 10月号は8月29日(金)発売】

★巻頭特集「損しないSSDの買い方」はもちろん、売れ筋電源を計12モデル比較する「電源オールスターバトル」、ドライブ用お役立ちアイテム 20選、髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載

★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
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★ 電子版は割安な税別926円
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(AKIBA PC Hotline!編集部)