COMPUTEX AKIBA出張所

「白いゲーム機風」のPCをMSIが展示、ゲーマー向け液晶では「144Hz・FreeSync・湾曲」の強力モデルも

(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI デスクトップPC編)

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが3日(土)まで開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

ゲーマーからの要望で改良されたゲーミングPC・ディスプレイを展示体感型VRのデモ機もアリ

 MSIといえば、台湾のマザーボードベンダーの中でも老舗かつ高い技術力を誇るが、近年は特にゲーミング市場に注力しており、魅力的な製品を次々に発表している。COMPUTEXのブースでも、さまざまな新製品が展示されていたが、ここではその中から、デスクトップPCや液晶ディスプレイの新製品を中心に紹介しよう。

 ゲーマーからのリクエストに応えるかたちで製品化されたゲーミングPCのカラーバリエーションモデルや、大型筐体モデル、日本のゲーマーには没入感を高める提案として用意された27インチの曲面ディスプレイのほか、ジェットコースターを体感できるVRのデモ機なども展示されていた。



ゲーム機風デザインの高性能ゲーミングPCにバリエーションホワイトモデルやレッドモデルが……

「Trident 3 Arctic」。ボディカラーがホワイトになり、搭載可能なGPUがGeForce GTX 1070に強化された

 2017年4月に登場した「Trident 3」は、コンパクトなゲーミングPCとして高い人気を得た。カラーバリエーションはブラックのみだったが、ゲーマーからはホワイトモデルの要望も多く、今回その声に応えるかたちで、ホワイト版の「Trident 3 Arctic」が追加された。

 Trident 3 Arcticは、コンパクトで高性能といったTrident 3の特徴はそのままに、ボディカラーがホワイトに。搭載可能なGPUもGeForce GTX 1070に強化された(Trident 3はGeForce GTX 1060まで)。Trident 3 Arcticは、7月か8月には日本でも発売を予定しているとのこと。また、ブースにはレッドモデルも展示されていた。こちらは女性向けを意識して試作したとのことで、製品化は未定だ。

 Trident 3 Arcticは、VR Ready仕様のPCであり、前面にHDMI出力やUSB 3.0ポートを備えているので、VR用HMDの接続にも便利。ブースでは、Trident 3 Arcticの利用例として、椅子が前後左右に動く、VRシミュレーターのデモを行なっていた。VRシミュレーターの前方の赤いカウルの中にTrident 3 Arcticが内蔵されており、その出力をHTC Viveに接続して、VR映像を楽しむ仕組みとなっていた。

右がオリジナルのTrident 3、左が今回発表されたTrident 3 Arctic
天面
背面
女性向けを意識して試作されたレッドモデルも展示されていた
Trident 3を組み込んだVRデモ機、VRによるジェットコースターを楽しむことができた
椅子などが連動して動く仕組みで、かなりの臨場感であった

【Trident 3 Arcticをどう思いますか?】
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144Hz対応の27型湾曲ディスプレイ「Optix G27C」はゲーマーに最適!

27型湾曲ディスプレイ「Optix G27C」

 湾曲ディスプレイは、ゲーム中の没入感を高めるとしてゲーマーに人気だが、MSIからもゲーミング向けの湾曲ディスプレイ「Optix G27C」が登場した。Optix G27Cは、144Hz対応の27型湾曲ディスプレイであり、その曲面のカーブは人間の目に最も適したR1800となっている。日本では24型ディスプレイが主流だが、より広くて快適なディスプレイ環境を提案すべく、このサイズのモデルを日本でも投入することになったという。

 応答速度は1msと非常に高速で、ティアリングを防ぐAMD FreeSyncにも対応する。また、ブースでは、Optix G27Cを3台並べたデモも行なっていた。湾曲ディスプレイを複数台並べることで、画面に取り囲まれる感覚になり、さらなる没入感を得られる。特にFPSなどに適しているとのことだ。

本体上部
スペック表、色域もsRGB比110%と広い
Optix G27Cを3台並べたデモ、さらなる没入感を得られる

【Optix G27Cをどう思いますか?】
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究極を目指したゲーミングデスクトップPC「Infinite A」

ハイエンドゲーミングデスクトップPC「Infinite A」。フロントの基板パターンにもフルカラーRGB LEDが内蔵されている
デモ機の内部

 MSIのゲーミングデスクトップPCは、VortexシリーズやAegisシリーズなど、高性能かつコンパクトなモデルが中心であったが、性能をとことん追求したデスクトップPCが欲しいというコアなゲーマーの声に応えて、新たに開発されたゲーミングデスクトップPCが「Infinite A」である。

 Infinite Aはいわゆるミドルタワーマシンだが、冷却性能を重視して、ケース内部が3つの部屋(チャンバー)に区切られていることが特徴だ。まず上半分はCPUチャンバーであり、microATXマザーボードが搭載されている。下半分はさらに2つに区切られており、正面から見て左側がビデオカードのためのGPUチャンバー、右側が電源ユニットのためのPSUチャンバーとなっている。CPU、GPU、電源は、PCの3大熱源であるが、それらを別の部屋に配置して区切ることで、他の部品からの熱の影響を受けず、効率のよい冷却と安定動作が実現できる。

 かなり大型のボディで重量もあるのだが、上部にハンドルが用意されており、持ち運びを想定していることもゲーミングデスクトップPCらしい。なお、日本での発売は未定とのことだ。

上面にはハンドルが用意されており、持ち運べるようになっている
前面にVR HMD接続用のHDMI出力やUSB 3.0ポートなどが用意されている

【Infinite Aをどう思いますか?】
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ファンレスの超小型PCや液晶一体型PCなども展示

 また、超小型PCもいくつか展示されていた。「Cubi3」は、アルミニウムケースを採用したファンレスの超小型PCで、Kaby Lake-Uを採用。M.2 SSDと2.5インチHDD/SSDを搭載する。日本での発売も予定しているとのこと。Braswellを搭載する小型PC「Cubi N」やKaby Lake-U搭載で白い筐体の小型PC「Cubi 2」も並べて展示されていた。

 そのほか、液晶一体型PC「PRO 20EX」やゲーミングデスクトップPC「Aegis X3」も展示されていた。Aegis X3に関しては、日本での発売も予定しているとのことだ。

アルミニウムケースを採用したファンレスの超小型PC「Cubi 3」、CPUはaby Lake-U。
左がBraswellの超小型PC「Cubi N」。右がKaby Lake-U搭載の超小型PC「Cubi 2」
液晶一体型PC「PRO 20EX」。日本での発売予定は未定とのこと
Aegisシリーズの新製品「Aegis X3」。M.2スロットを3基搭載し、GeForce GTX 1080を搭載可能

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[制作協力:MSI]