COMPUTEX AKIBA出張所

最薄最強のゲーミングノートPCが登場、NVIDIAの新技術「Max-Q」を採用

(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI ゲーミングノートPC編)

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが3日(土)まで開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

超薄型からSLI可能なモデルまでゲーミングノートPCを多数展示

 MSIのゲーミングノートPCは、高性能かつデザイン性に優れていることでゲーマーから高い支持を受けている。今年のCOMPUTEXでは、これまでに無い超薄型かつハイエンドクラスの性能のモデルや、現行モデルを機能強化した後継モデル、RGB LED搭載でメカニカルキーを採用するモデルなど、特徴的な製品が展示されていた。

 これらのほかにもゲームコラボモデルやビジネス向けノートPC、アトラクションなどでの使用を想定した組み込み向けの薄型PCなども展示されており、多くの人が訪れていた。



NVIDIAの最新技術により厚さ17.7mmの超薄型ボディを実現した高性能ゲーミングノートPC

Max-Q採用の超薄型ゲーミングノートPC「GS63VR Stealth Pro」。キーボードのLEDはゾーン毎に発光色を変えられる
GS63VR Stealth Proの側面。厚さは従来の半分以下の17.7mmしかない

 Geforce GTX 1070を搭載しつつ超薄型を実現したゲーミングノートPC「GS63VR Stealth Pro」から紹介しよう。

 上位GPUを搭載する従来のゲーミングノートPCは最厚部40mmを超える製品が多かったが、GS63VR Stealth Proの最厚部は17.7mmと非常にスリム。さらに重量も約1.9kgと軽い。

 その秘密は、NVIDIAが発表したばかりの新技術「Max-Q」を採用していることにある。Max-Qは、超薄型ノートPCのためのPascal世代GPUの新しい設計であり、消費電力を下げるために最適化されている。GS63VR Stealth Proでは、Max-Q技術のGeForce GTX 1070が搭載されており、高性能と薄さを両立させたのだ。

 そのほか、新設計の冷却機構「Cooler Boost TRINITY」を採用。リフレッシュレート120Hz、応答速度3msに対応した高速液晶を搭載するなど、妥協を許さない設計となっている。

側面側、一般的な薄型PCと遜色ない厚みになっている
ディスプレイを閉じたところ。天板はアルミ合金製だ
底面。起毛素材が貼られており、膝の上に置いたときにも熱さを感じにくくなっている
デバイスマネージャーのディスプレイアダプターを開くと、「NVIDIA GeForce GTX 1070 with Max-Q Design」との表記があった
GS63VR Stealth Proの冷却機構「Cooler Boost TRINITY」。超薄型プラットフォーム用に開発され、3つのファンを搭載している

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ゲーミングノートPC上位のGEシリーズ最新モデルが登場!

高性能ゲーミングノートPC「GE63VR Raider」。キーボード1個1個の発光色を変えられることが特徴

 「GE63VR Raider」は、同社のゲーミングノートPCの中でも上位に位置するGEシリーズの最新モデルだ。

 キーボード1個1個の色を独立して変えられるRGBキーボードを搭載するほか、新たに側面のUSB 3.0ポートが赤く発光するギミックが搭載された。

 また、音質にもこだわっており、大型のGIANT SPEAKERを搭載。スピーカーありきの設計になっているという。リフレッシュレート120Hz、応答速度3msという高速液晶を搭載。冷却機構も従来のCooler Boost 4からCooler Boost 5へと強化されている。

GE63VR Raiderの天板。天板にはアルミ合金が使われている
GE63VR Raiderの底面。中央下にドラゴンの刻印がある
GE63VR Raiderの側面。USB 3.0ポートにも赤色発光ギミックが搭載された
GE63VR Raiderの冷却機構「Cooler Boost 5」。2つのファンと7本のヒートパイプから構成されている
兄弟機のGE73VR Raider。基本的な特徴はGE63VR Raiderと同じだが、液晶が17.3型になっている

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メカキー採用のゲーミングノートPC最上位モデル「GT75VR Titan SLI」

ゲーミングノートPCの最上位モデル「GT75VR Titan SLI」。GeForce GTX 1070のSLI構成にも対応する

 「GT75VR Titan SLI」は、17.3型液晶を搭載したゲーミングノートPCの最上位モデルだ。

 GeForce GTX 1070のSLI構成にも対応するほか、有線LANが10Gbps対応に強化されている。また、同社の17.3型液晶モデルとして初めてSteelSeriesのRGB LED搭載メカニカルキーボードを採用。キートップは1個1個独立した色で発光可能で、キータッチも心地よい。

 冷却機構は同社オリジナルの「Cooler Boost TITAN」を採用。2つのファンと10本のヒートパイプ(SLI構成時は12本に増える)により、高い冷却性能を実現。液晶解像度はフルHDと4kを選択できるが、フルHDモデルでは120Hz表示に対応する。

MSIの17.3型液晶モデルとして初めてSteelSeriesのRGB LED搭載メカニカルキーボードを採用
GT75VR Titanの天板。天板にはアルミ合金が使われている
ドラゴンのエンブレムの透明部分はゴリラガラス製とのこと
GT75VR Titanの底面。赤と黒の2色のメッシュが使われている
GT75VR Titanの後面。有線LANは、10Gbps対応である
GE75VR Titanの冷却機構「Cooler Boost TITAN」。2つのファンと10本のヒートパイプから構成されている。SLI構成時はヒートパイプは12本になる

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円柱型だった小型PC「Vortex」が薄型ボディにデザインを一新

ゲーミングデスクトップPC「Vortex G25」。薄型のボディが特徴だ

 ノートPC部門が設計しているコンパクトなゲーミングデスクトップPC「Vortexシリーズ」。従来のVortexシリーズは円筒形ボディが特徴であったが、新製品の「Vortex G25」では筐体を一新。薄型でコンパクトなPCに生まれ変わった。

 ボディはよりコンパクトになったが、GeForce GTX 1070を搭載可能であり、最新のVRゲームも十分楽しめるスペックを誇る。担当者によると、このボディの変更はVRアトラクションなどへの組み込みを意識したものであり、ブースでも実際にVortex G25を組み込んだレースカー風のVRシミュレーターのデモや3画面出力のデモが行なわれていた。

Vortex G25の左側面。メッシュ部分にドラゴンの意匠がある
Vortex G25の前面。前面右のスリットもさまざまな色で光る
Vortex G25による3画面出力のデモ
Vortex G25を搭載したVRシミュレーター
分かりにくいが、奥にVoretex G25が設置されている

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ゲームコラボの特別カラーモデルやビジネス向けノートPCの展示も

 そのほか、ゲームソフト「Ghost Recon」や「World of Tanks」とコラボレーションした特別カラーモデルや、グレーカラーを採用したゲーミングノートPC、シルバーの筐体を採用したコストパフォーマンス重視のビジネス向けノートPCなども展示されていた。

「GP62M World of Tanks Edition」(左)と「GE62VR Camo Squad Limited Edition」(右)
GE62VR Camo Squad Limited Editionの天板
GP62M World of Tanks Editionの天板
ボディ全体にグレーカラーを採用したゲーミングノートPC「GV62」(左)とパームレスト部にグレーカラーを採用したツートンカラーのゲーミングノートPC「GF62」(右)、日本での発売は未定。
GV62の天板、色味はダークグレーが近い
MSIのラインナップの中ではエントリー向けとされている
ビジネス向けノートPCの17.3インチモデル「PE72」(右)と15.6インチモデルの「PE62」(左)、
PE72の天板。天板のみアルミ合金が採用されている
ビジネス向けだが、スペックはゲーミングノートPCといった感じ。
コストパフォーマンス重視の15.6型ビジネス向けノートPC「PL62」
PL62の天板。ボディは樹脂製で、MSIロゴも印刷となっている

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[制作協力:MSI]