X299搭載マザーボードはLEDイルミネーションで魅せるゲーム向けを中心に5モデルが登場
X299搭載ゲーミングマザーボードの最上位モデル「X299 AORUS Gaming 9」 M.2スロットを3基備えており、すべてに冷却用のサーマルガード(ヒートシンク)が装着されている。 X299搭載マザーボードは、ゲーミング向けの「AORUS」シリーズが4モデル、一般向けの「Ultra Durable」シリーズが1モデルの、合計5モデルが展示されていた。AORUSシリーズのゲーミングマザーボードは、上位から順に「X299 AORUS Gaming 9」「X299 AORUS Gaming 7」「X299 AORUS Ultra Gaming」「X299 AORUS Gaming 3」となるが、日本では、最上位のX299 AORUS Gaming 9とエントリーモデルのX299 AORUS Gaming 3のみが販売される予定だ。
今回発表されたX299 AORUS Gamingシリーズのウリが、「RGB Fusion with Digital LEDs」「Smart Fan 5」「Fan Stop」の3つの機能だ。RGB Fusion with Digital LEDsは、従来対応していたアナログのLEDストリップに加えて、デジタル制御のLEDストリップもサポートし、ストリップ全体を同一色に点灯させるだけでなく、ストリップを光が走っていくような表現や、LED1つ1つの色を変えるような表現を可能にするものだ。Smart Fan 5は、最大9つの温度センサーによって、最大8個のファンを自動制御する機能である。Fan Stopは、低負荷時に自動的にファンを止める機能であり、静音性を向上させることができる。
最上位のX299 AORUS Gaming 9は、3基のM.2スロット全てに冷却用のサーマルガードが装着されているほか、補強用の金属製バックプレートも備えている。また、M.2スロットを増設するためのPCI Expressカードも付属する。
X299 AORUS Gaming 7は、X299搭載ゲーミングマザーボードの上位モデルであり、Gaming 9と比べると、金属製バックプレートが省略されているほか、M.2スロット増設用PCI Expressカードも付属しない。
X299 AORUS Ultra Gamingは、X299搭載ゲーミングマザーボードのミドルレンジモデルであり、ESS製DACなどが省略されているが、全てのPCI Expressスロットが金属によって補強されているなど、しっかりした作りが魅力だ。
X299 AORUS Gaming 3は、X299搭載ゲーミングマザーボードの中でもエントリーとして位置づけられる製品で、M.2スロットは2基で、PCI Expressスロットの補強も2スロットのみになっているが、基本機能は十分だ。
一般向けのマザーボード「Ultra Durable」シリーズでも、X299搭載製品「X299 UD4」が登場した。こちらは、コストパフォーマンスを重視した製品で、M.2スロットは2基となっている。X299 UD4は、日本での発売も予定しており、価格も他のX299搭載マザーボードに比べるとかなり安くなるということなので、できるだけ安くSkylake-X/Kaby Lake-X搭載PCを作りたいという人には朗報であろう。
X299 AORUS Gaming 9のI/Oパネル部分にもLEDが搭載されており、発光する さらに、M.2スロット増設用PCI Expressカード「GC-PCIEx4 M.2」(単体でも販売予定)とSLI HBブリッジが付属する X299搭載ゲーミングマザーボードの上位モデル「X299 AORUS Gaming 7」。金属製バックプレートが省略されているほか、M.2スロット増設用PCI Expressカードも付属しない X299搭載ゲーミングマザーボードのミドルレンジモデル「X299 AORUS Ultra Gaming」。Gaming 7に搭載されているESS製DACが省略されている X299搭載ゲーミングマザーボードのエントリーモデル「X299 AORUS Gaming 3」。M.2スロットは2基で、PCI Expressスロットの補強も2スロットのみになっている コストパフォーマンスを重視したX299搭載のエントリーマザーボード「X299 UD4」。M.2スロットは2基用意されている GIGABYTE製X299搭載マザーボードの主な強化点 【GIGABYTE製X299マザーボードをどう思いますか?】
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10GB/s越えのストレージも構築可能に?X299の新機能Intel VROCによる超高速RAIDのデモ
VROCによるSSD 4基のRAID 0のベンチマーク結果。上がIntel SSD 750×4のスコアで、実測9.2GB/s超え X299チップセットでは、これまでのコンシューマー向けチップセットではサポートされていなかった、Intel VROC(Virtual RAID on CPU)と呼ばれる仮想RAID機能を新たにサポートしている。
なお、VROCの利用には、Intelがオプションとして販売するVROCキーをマザーボードのコネクタに装着する必要があり、今回展示されていたGIGABYTE製のX299製マザーボードにはVROC対応のピンが設けられている。
ブースでは、PCI Express対応のIntel SSD 750を4基使ってRAID 0を構築するデモを行なっていた。ブートドライブとして使うことも可能とのことで、デモでは9GB/sを超えるシーケンシャルリード速度を叩きだしていた。
VROCキーの販売方法や価格などは不明だが、4K/8K映像編集などの用途では、高速なストレージが何よりも求められる。そうした用途にも新しいX299搭載マザーボードは、魅力的な製品になるだろう。
デモ機に搭載されていたPCI Express対応のIntel SSD 750(400GB)×4基 VROCを利用するには、インテルがオプションとして販売するVROCキー(青い紙の輪がついている部品)をマザーボードのコネクタに装着する必要がある 【VROCによる超高速ストレージ機能をどう思いますか?】
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GeForce GTX 1060搭載で小型ゲーミングPC「BRIX Gaming」がさらに強化
小型ゲーミングPC「BRIX Gaming」シリーズの新製品「BNi7HG6-1060」、GeForce GTX 1060を搭載 小型かつ高性能なゲーミングPCとして人気の「BRIX Gaming」シリーズの新製品「BNi7HG6-1060」も展示されていた。
BNi7HG6-1060の容積はわずか2.6Lだが、GeForce GTX 1060を搭載していることが特徴だ。2.5インチベイを2つから1つに減らして冷却機構を強化することで、筐体サイズはそのままでGeForce GTX 1060の搭載を可能にした。
側面前方には、Mini DP出力×2とHDMI出力×2が用意されており、VR用HMDを接続するのに便利だ。担当者は、「VRを存分に楽しめる小型PCとして個人ユーザーにお勧めだが、開発者やクリエイターにも持ち運びできる開発機材として競争力のある製品だ」と語っていた。
BNi7HG6-1060は、日本でも2017年夏に発売予定で、Core i7搭載で価格は12万円程度になるとのことだ。
BNiHG6-1060の前面。「BRIX VR」のロゴがある 側面前方に、Mini DP出力×2とHDMI出力×2が用意されており、VR用HMDを接続するのに便利 VRマシーンとしてはかなり小型で、手軽に持ち運べる。 【BNi7HG6-1060をどう思いますか?】
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