3Lサイズの小型PC、でもビデオカードを搭載可能……そして9画面出力をデモ!
小型筐体にPCI Express x16カードが搭載できる「XH110G」 「XH110G」は、3Lサイズの小型PCながらPCI Express x16カードを搭載できる製品だ。
デモではVisionTekのRadeon搭載ビデオカードを使い、9画面マルチディスプレイ出力を行っていた。もちろんビデオカードに限らずストレージやキャプチャなどの拡張カードを用いることもできる。搭載できるカードについては厚みが1スロットであることや、カードの消費電力が最大75Wまでといった制限があるが、オフィスの事務用から製作・製造現場など、用途の幅が広がる製品だ。チップセットはIntel H110で、CPUはKaby LakeとSkylakeがサポートされている。
こうした小型PC運用する際に、排熱処理がネックになる場合があるが、そこにShuttleが小型PC専門として長年培ってきた冷却設計のノウハウが活かされている。その一例として、XH110Gでは2.5インチSerial ATAストレージを発熱パーツの密集する表面ではなく、マザーボード裏面に配置している。着脱の手間も少なく、その点でも効果的だろう。
ストレージはSATA 2.5インチのほかM.2も搭載。メモリはDDR4 SO-DIMM×2 VisionTekのRadeon搭載ビデオカードを使って9画面出力を行っていた 底面に2.5インチベイ(最大9.5mm厚まで)をレイアウトし、CPUやビデオカード(搭載する場合)の熱から遠ざけている また、このバリエーションとなる製品が「XH270」。ケースは「XH110G」と同じだが、こちらは拡張カードではなく、その部分に2.5インチSerial ATAストレージを4台搭載でき、RAIDにも対応する。
XH110Gと同じ筐体を使い、拡張カードの代わりに2.5インチSATAストレージ×4基が搭載できる「XH270」。専用のコネクタで4台のHDDが接続されているのが確認できる。 【XH110Gをどう思いますか?】
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「Kaby Lake+Radeon RX460」構成で1L級の小型PCをデモ小型でも4画面出力OK
さらに小さくスリムな製品でGPUを使いたい、というニーズに応える製品が「DKA1GU」だ。
こちらの製品は1Lサイズの筐体にKaby Lake世代のCPUとAMD Radeon RX 460を搭載し、4画面出力に対応している。天板部に設けられた2つの円形の通気口を覗くと、左右で異なるファン構造であることが分かるが、CPUとGPUということらしい。
このサイズの製品は、単体GPUを搭載せず、CPUもAtomを使ったものが目立つが、それとは一線を画した性能を、というコンセプトの製品だ。
1Lサイズの筐体でGPUを搭載し、映像出力数を強化した「DKA1GU」 目を凝らしてみると、右は小型の通常ファン、左はブロアータイプが使われているのが分かる 【DKA1GUをどう思いますか?】
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その自販機、もしかしたらShuttle入り?写真プリント機や空港の自販機まで………
前面に機器制御用のCOMポートを搭載した「XC60J」 最初に述べたとおり、Shuttle製品は組み込み用途での採用が増えている。ブースにはShuttleロゴの自動販売機や、写真プリント機などが並んでいるが、すべてが実際に採用されている製品だそうだ。
中に搭載されているのは3L筐体の小型PC「XC60J」で、機器の制御のためにCOMポートを前面に3基、合計8基(うち1基はRS422/485)搭載している。
Shuttleブース内には自動販売機やプリント端末などが並んでおり、実際に使用することができる. 中を覗くと、そこにはShuttleのPCが搭載されている。また、業界では知られていることだが、台湾の桃園国際空港の自動販売機にShuttleのPCが搭載されている。旅行で台湾を訪れる際は要チェックだ。 ブース内の店舗を模したメニュー表示もShuttleのPCで制御されている。 【Shuttleの業務用モデルをどう思いますか?】
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コンシューマー向けにZ270搭載製品が展示、謎の小型PCも!
写真右側がSZ270R9。左の小型PCも気になる存在……。その横ではVR体験デモも開催されていた コンシューマー向けの製品としては「SZ270R9」が展示されていた。
同社のベアボーンPCはシンプルなフロントパネルが特徴だったが、このモデルは明らかにゲームを意識したフロントパネルが採用されている。チップセットはIntel Z270で、TDP95WまでのKaby LakeとSkylakeに対応している。
主な仕様は2スロット厚までに対応するPCI Express x16拡張スロット、PCI Express x4スロット、M.2(2280対応×2、2230対応×1)、3.5インチベイ×4、DDR4メモリスロット×4、500W 80PLUS Silver電源など。
その隣にはさらに小型のゲーム向けモデルも展示されていたのだが、判ったのは「THE SMALLEST VR READY GAMING PC」であることのみ。詳細は残念ながら不明だった。
見るからにゲーミング向けといったデザインの「SZ270R9」
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[制作協力:Shuttle]