COMPUTEX AKIBA出張所

CORSAIRは“魅せる”mircoATXケースの新モデルや、RGB LEDで高クロックな新型DDR4メモリを発表

新型アプリで製品を一括管理(COMPUTEX AKIBA出張所 / CORSAIR編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」が、6月5日~6月9日(現地時間)の日程で台湾で開催されている。

 詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

LEDイルミネーションがさらに充実、“魅せる”PCケースやRGB LED搭載製品を多数展示

 CORSAIRはCOMPUTEX会場からほど近いGrand Hyatt Taipeiの1室で製品の展示会を行った。

 会場は入り口の最も目立つ場所にLEDイルミネーションのデモスペースを用意、多数のファンを壁面に設置したり、多数のLEDイルミネーション対応機器を組み込んだPCを展示するなど、力の入れようがうかがえた。

 ゲーミングデバイスはワイヤレス対応モデルに力を入れており、リビング風のスペースを用意し、実際にワイヤレスモデルを家庭で使用した場合のメリットなどを体験することもできた。

 それでは注目製品を中心に展示会の様子をお届けしよう。



魅せるmicroATXにデュアルチャンバーモデルが登場、PC内を美しく魅せられる「Crystal 280X」

デュアルチャンバー式microATXケースの「280X」。
カラーはホワイトとブラックを用意。

 以前、国内発表会でインタビューをした際、「CORSAIRはコンパクトPC向けケースを忘れていないよ」というメッセージをいただいたこともあったが、その答えの一つだろうか。「Crystal 280X」と「Crystal 280X RGB」が発表された。

 microATX向けのPCケースで、キーワードは3面強化ガラスパネルとセパレート式。電源ケーブルの配線など、あまり見せたくない部分はマザーボードベース裏のスペースに収納し、PCケース内をスッキリ見せることができる。カラーバリエーションとして、ホワイトモデルとブラックモデルを用意している。

 microATXケースとして見ると、多少幅広(280mm)ではあるが高さが抑えられる。省スペース志向の製品ではないが、机の上に置く場合でも高さ(351mm)が抑えられているぶん圧迫感が和らぎ、かつガラスパネルを採用しているため、モダンな空間を演出したいようなニーズに最適だ。

前面、左側面のほか天板部もガラスパネル
前面には12cm角ファン×2基を、天板部には240サイズのラジエータを搭載できる。
サブチャンバー部分の前方上部にフロントインターフェースを配置

【Crystal 280X/280X RGBについてどう思いますか?】
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フルカラーRGBかつ高クロックなDDR4メモリ「VENGEANCE RGB PRO」

フルRGB発光に対応した「VENGEANCE RGB PRO」
発光部分の面積も大きめ。

 VENGEANCE RGBメモリモジュールの上位モデルとして投入されるのが「VENGEANCE RGB PRO」。10個のRGB LEDを搭載し、モジュールのトップ部分のほぼすべての範囲で発光させられるのは同社初だとか。CORSAIR「iCUE」ソフトウェアにでは、思いのままの色、発光パターンを、モジュール単位で制御できる。

 実際の製品では、容量8GBモデルを中心に、2/4/8枚キットが用意される。最初に登場するのはDDR4-2666~4000。より高クロックのモデルは7月以降投入される予定だ。

 VENGEANCE RGBよりも高クロックで動作させるために基板設計も見直ししているとのことで、デモンストレーションではDDR4-4700を実演、そしてDDR-4700モデルも販売予定としている。

複雑な発光パターンを実現できる
Mini-ITXマザーボードで動作していたデモ機
デモ機のCPUZ情報ではDDR4-4700動作だった

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CORSAIRのデイバイスを一括管理できる「iCUE」、イルミネーションから音質まで自由にカスタム

各機器から得られる様々な情報はグループ化したり自由に配置したりと思いのまま
アプリケーションのウィンドウを最大化した際でもかぶることがない、デスクトップガジェット的に表示することも可能

 CORSAIR Linkを含め、現在、CORSAIR製品の管理、監視、制御は統合管理ソフトウェア「iCUE」へと移行している。そしてその最新版がデモされていた。キーワードは、「可能性は無限大」。

 iCUEはその登場時から着々と進化しており、とくにUI(ユーザーインターフェース)とLED RGB制御機能は大きく進化している。もちろん、ファン回転数などの制御やサウンドデバイスの制御なども可能だ。UIでは、CPU温度や電源・水冷キットなどのセンサー搭載製品からの温度、動作クロックなどのステータス情報を柔軟に表示でき、グループ化、デスクトップガジェットのように取り扱うことが可能になっている。

 また、LEDの制御では例えば右にPCを、そしてマウスパッド&マウス、キーボードといった順にレイアウトした際、PCからキーボードまで、それぞれが一繋がりに流れるようなイルミネーションを制御するようなこともできる。シチュエーションに対しても制御できるため、ゲーム中はゲームに合わせてLED照明を制御、動画プレーヤー再生時にはLED照明を落とすといった動作も可能だ。ほか、キーボードのうち特定のキーのみLEDを有効/無効としたり、複数のLEDを搭載するLLシリーズのようなファンでも特定のLEDに絞り込んで制御することができたりする。

 筆者も当初はゲーミングPCのLEDをハデすぎると感じていたのだが、ここまで制御できるようになると逆に面白く感じるようになってきた。百聞は一見にしかず、iCUEを試してみてはいかがだろうか。

RGB LED制御も見やすいUIで、最初から登録済みのプリセット&ユーザーによる自由なカスタマイズができる
プロファイル機能によって、シーンに合わせて切り替えることもできるので、大量のファン、大量のCORSAIR製品を揃えても簡単に制御できる
様々なCORSAIR製品に対応している。電源では、電圧や消費電力の取得、ファンの回転制御など、ヘッドホンではイコライザー機能などもiCUEから制御できる。ヘッドセットスタンドのようにちょっとしたアクセサリまで対応する徹底ぶり

【iCUEをどう思いますか?】
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LEDイルミネーションにはガラスPCケース、マザーが2枚入る超大型ケース「Obsidian 1000D」も展示

超大型ケース「Obsidian 1000D」。
2台のマザーを収納できる

 PCケースでは、そのほかに「Obsidian 500D」、「Obsidian 1000D」も展示されていた。

 ATXミドルタワーのObsidian 500Dは、すでに発売済みのモデルだが、展示されていたのはLLシリーズファンを標準搭載したバリエーションモデルの「Obsidian 500D RGB」。LLシリーズの、2重のRGB LEDリングによるキレイな演出を、購入時から楽しむことができる。

 「Obsidian 1000D」は、昨年時にはコンセプトとして展示されていた製品で、フルタワー超クラスの超大型PCケースだ。内部にはATXマザーボードとともにMini-ITXマザーを搭載することができ、1つのケースで2つのPCを搭載できる。幅307mm、高さ697mmの前面は、その部分だけで12cm角ファンを8基搭載でき、693mmある奥行きで420mmラジエータ(14cm角×3面の長さ)に対応するという。

「Obsidian 1000D」の内部、Mini-ITXマザーボード側は底面付近に平置きする
「Obsidian 500D RGB」。
既存の500DにRGBファンを標準装備させたバリエーションモデルだ

【Obsidian 1000D/500Dをどう思いますか?】
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モデルルーム風環境でのワイヤレスデバイス体験のほか、小型電源の新モデル展示なども実施

 上記の製品のほか、リビングを再現した環境でのワイヤレスゲーミングデバイスの体験デモや、80PLUS Platinum認証の600W SFX電源などの展示なども行われていた。

キーボード、マウス、GAMING LAPBOARDによる「UNPLUG AND PLAY」のデモ。リビングでくつろぎながらゲームする最適な製品として展示
こちらはゲーミングチェアがある環境を再現したエリア、限られたスペースでの実際の使い心地を確認できる。
大量のRGB LEDファンを用いたオブジェも
SFX電源「SF」シリーズの新モデル。フルモジュラータイプで80PLUS Platinum認証。容量は600Wと450Wが展示されていた。
VENGEANCEシリーズの電源新製品。80PLUS SILVER認証でセミモジュラー。CXシリーズの上あたりのポジションに相当する
個性的な形状のPCケース「SPEC-OMEGA RGB」
最新ヘッドセットHS70、HS70 SEはワイヤレスモデル。頭頂部に合わせてフィットするデザイン
K95 PLATINUMなどハイエンドキーボードのデモも
水冷クーラーの最新モデルも展示されていた

そのほか、展示品に関してのご意見:

メーカーへのご意見:


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[制作協力:CORSAIR]