COMPUTEX AKIBA出張所

GAMDIASが4面ガラスのPCケースや水冷クーラーを投入、光るゲーミングチェアも

本格的に日本市場へ進出(COMPUTEX AKIBA出張所 / GAMDIAS編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2018」が、6月5日~6月9日(現地時間)の日程で台湾で開催された。

 詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

ゲーミングデバイスメーカーからPC関連機器総合メーカーへ

 GAMDIASは、2012年に設立された台湾のPC関連機器メーカーであり、高性能かつデザイン性にも優れたゲーミングデバイスに定評がある。日本では、ゲーミングマウスやゲーミングキーボードなどのゲーミングデバイスが先行して流通しているが、GAMDIASは、PCケースから電源ユニット、水冷クーラーユニット、ファンなどのパーツの製造開発も手がけており、日本でも今年から販売が行われる予定だ。

 今回のCOMPUTEXのブースでは、新型PCケースのほか、RGB LED搭載の電源や水冷クーラーユニット、ファンなどが多数展示されていたが、どの製品もRGB LEDによる美しいイルミネーション機能が搭載で、「光り物押し!」といった様相を見せていた。さらに、光るゲーミングチェアといったユニークな製品の展示や、スマホやタブレットから同社の製品をコントロールするソリューションのデモなども行われていた。

 それでは今後日本でも販売が予定されているモデルを中心に、GAMDIASの新製品をチェックしていこう。



4面ガラス採用のゲーミングPC向けミドルタワーケース「TALOS M1」が登場

ゲーミングPC向けミドルタワーケース「TALOS M1」。上面と前面、左右サイドパネルの4面にガラスを採用。E-ATXマザーボードの搭載も可能。前面と上面の縁にはフルカラーLEDストリップが搭載されている
TALOS M1の上面。展示品には水冷ユニットのラジエーターが装着されていた。上面もガラスなので、中のRGB LEDファンが美しく映える。奥に向かって斜めに切り欠きがあるので、エアフローに関する心配はない

 まず紹介したいのが、4面ガラスを採用した贅沢なゲーミングPC向けミドルタワーケース「TALOS M1」。上面、前面、左右サイドパネルに強化ガラスを採用し、内部のイルミネーションパーツを最大限に生かすことができる。

 サイズは475×215×450mm(高さ×幅×奥行き)で、重量は8.2kg。E-ATXマザーボードの搭載も可能だ。電源ユニットは付属していないが、フロントの3連RGB LEDファンは標準搭載。また、前面と上面の縁にはフルカラーLEDストリップが搭載されており、美しく点灯する。

 フロントの上下には、光る「GAMDIAS」ロゴのユニットとフロントI/Oユニットが装着されているが、この位置を逆にすることも可能だ。また、フロントI/Oユニットには、フロントの3連RGB LEDファンとフルカラーLEDストリップの発光色や発光パターンを変更するためのボタンが用意されている。

 TALOS E1は、TALOS M1の弟分にあたるミドルタワーケースで、前面と左サイドパネルの2面がガラスで、フルカラーLEDストリップも省略されているが、フロントの3連RGB LEDファンは標準搭載である。サイズは450×210×220mm(高さ×幅×奥行き)とTALOS M1より25mm低く、利用できるマザーボードはATXまでとなっている。

 両製品とも日本での販売開始は7月~8月の予定であり、価格は未定とのことだ。

フロントI/Oユニットは、上部の「GAMDIAS」ロゴと位置を交換することも可能。また、電源スイッチの左にあるボタンで、フロントの3連RGB LEDファンとサイドラインに配置されているフルカラーLEDストリップの発光色や発光パターンを変更できる
TALOS M1の両サイドパネルにはヒンジが搭載されているので、このように簡単に開くことができる
こちらは、弟分にあたる「TALOS E1」。前面と左サイドパネルの2面がガラスで、フルカラーLEDストリップも省略されている。高さも450mmと、TALOS M1より25mm低く、利用できるマザーボードはATXまでとなっている

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RGB LED搭載の水冷クーラーとファンが多数登場、イルミネーションはリモコンで一括管理も可能

RGB LED搭載の水冷クーラーユニット「CHIONE P1A」。ラジエーターには120mmの3連RGB LEDファンが装着されており、水冷ヘッド部分にもRGB LEDが搭載されている
RGB LED搭載の水冷クーラーユニット「CHIONE M1A」。CHIONE P1Aの弟分にあたり、ラジエーターのサイズが小さくなり、ファンの数も2連となっているが、RGB LEDにより美しく光るのは同じだ

 GAMDIASは、水冷クーラーユニットやファンにも注力しており、ブースでは水冷クーラーユニットが3製品、ファンが3製品展示されていた。水冷クーラーユニットは、ラジエーターファンの周囲の円筒状のカバーにRGB LEDが内蔵されているほか、水冷ヘッドにもRGB LEDが内蔵されているなど、目立つことにこだわった設計だ。

 水冷クーラーユニットとしては、「CHIONE P1A」、「CHIONE M1A」、「CHIONE E1A」の3モデルが展示されていた。水冷ヘッド部分は全モデル共通で、違いはラジエーターの大きさと120mmのRGB LEDファンの数となる。上位のP1Aは、大型ラジエーターと3連RGB LEDファン、中位のM1Aは、中型ラジエーターと2連RGB LEDファン、下位のE1Aは、小型ラジエーターとシングルRGB LEDファンが採用されている。

 このRGB LEDファンはファン単体でも販売されるほか、セット販売のパッケージも用意される。「AEOLUS M1 1205R」は、120mmのRGB LEDファンを5個セットにした製品であり、ケースファンやラジエーターファンなどにお勧めだ。また、「AEOLUS M 1403R」は、140mmのRGB LEDファンを3個セットにした製品で、「AELOUS M1 1204R」は、120MMのRGB LEDファンを4個セットにした製品だ。

 またこれらのファンは、ユーティリティーソフトでの制御のほか、付属のカード型リモコンを使って発色や発光パターンを自由に変更することができる。

RGB LED搭載の水冷クーラーユニット「CHIONE E1A」。CHIONEシリーズの最下位モデルであり、RGB LEDファンは1個でラジエーターも小さい
CHIONEシリーズ共通の水冷ヘッド
「AEOLUS M1 1205R」は、120mmのRGB LEDファンを5個セットにした製品だ、セット以外にも単体販売も予定されている

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もちろん電源だって光りまくる!RGB LEDファン搭載電源ユニットが6製品登場

出力1200Wの大容量電源ユニット「CYCLOPS X1-1200W」。80PLUS PLATINUM認証を取得。ケーブルはモジュラータイプであり、必要に応じて着脱できる
電源スイッチの上にあるボタンを押すことで、電源ユニット内のRGB LEDファンの発光色や発光パターンを変えることができる

 GAMDIASは電源ユニットにも力を入れており、今回のブースでも全部で6製品が展示されていた。すべてRGB LEDファン搭載で、美しく光るのがGAMDIASらしい。

 最上位となる「CYCLOPS X1-1200W」は、80PLUS PLATINUM認証を取得した出力1200Wの高効率電源ユニットであり、100%日本製の電解コンデンサーを採用するなど、品質にこだわっている。ケーブルはモジュラータイプで、必要に応じて着脱可能だ。なお、GAMDIASのRGB LEDファン搭載電源ユニットは、電源スイッチの上にあるボタンを押すことで、発光色や発光パターンを自由に変えることができる。

 「ASTRAPE P1-850W」、「ASTRAPE P1-750W」、「ASTRAPE P1-650W」も80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニットであり、容量はそれぞれ850W、750W、650Wである。ケーブルはモジュラータイプで、不要なケーブルは取り外せる。100%日本製の電解コンデンサーを採用している点も、最上位のCYCLOPS X1-1200Wと同じだ。

 「ASTRAPE M1-750W」と「ASTRAPE M1-650W」は、80PLUS BRONZE認証を取得した電源ユニットで、容量はそれぞれ750W、650Wで、ケーブルは直付けタイプである。なお、こちらは100%日本製電解コンデンサーではなく、廉価版として位置づけられるモデルだ。

出力850Wの電源ユニット「ASTRAPE P1-850W」。80PLUS GOLD認証を取得。こちらもケーブルはモジュラータイプで、不要なケーブルは取り外せる
左が出力650Wの電源ユニット「ASTRAPE P1-650W」。右が出力750Wの電源ユニット「ASTRAPE P1-750W」。どちらも80PLUS GOLD認証取得で、ケーブルはモジュラータイプである
左が出力650Wの電源ユニット「ASTRAPE M1-650W」。右が出力750Wの電源ユニット「ASTRAPE M1-750W」。どちらも80PLUS BRONZE認証取得で、ケーブルは直付けタイプである

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RGB LEDで背面が光るゲーミングチェアも登場予定、

ゲーミングチェア「ACHILESS E3-L」。メインの素材としては人工皮革が使われている。背面にRGB STREAMING LIGHTINGと名付けられた光るパーツを装備している。耐荷重は150kgである
ACHILESS E3-Lの背面。背面の背もたれの上部には穴が2つ空いているが、その周囲を取り囲むような形で、RGB STREAMING LIGHTINGが装備されている

 ブースには、ユニークなゲーミングチェアも展示されていた。「ACHILESS E3-L」は、背面にRGB STREAMING LIGHTINGと名付けられたRGB LEDを内蔵した光るパーツを装備しており、モバイルバッテリーかPCとUSBケーブルで接続することで、電源が供給され点灯する。

 高さ調整機能やリクライニング機能など、チェアとしての基本的な機能もしっかりしており、耐荷重も150kgと余裕がある。そのほかにも、デザインや機能が異なるゲーミングチェアのラインナップが展示されていた。

モバイルバッテリーを繋ぐか、PCとUSBケーブルで接続することで、RGB STREAMING LIGHTINGが点灯する
ゲーミングチェア「ACHILESS E2-L」。リクライニング機能はここまで倒せる。耐荷重は200kgと大きい。
ゲーミングチェア「ACHILESS P1-L」。フットレストも備えている

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スマホからデバイスを制御できるユーティリティも開発中、ゲーミングデバイスも展示

 そのほか、同社のRGB LEDを制御するための専用ユーティリティ「HERA」および現在開発中のモバイル版「HERA」のデモ、有線/無線両対応のゲーミングマウス「HADES P1 RGB」、無線給電対応マウスパッド、ゲーミングキーボードなどが展示されていた。

専用ユーティリティ「HERA」によって、ゲーミングチェアやゲーミングデバイスの発光色や発光パターンを変えることができる
現在開発中のタブレット/スマートフォン用「HERA」。PC版と同様に、同社のRGB LED搭載製品のすべてに対応する
HERAでは、5バンドのイコライザー機能があり、ゲーミングヘッドセット「HEPHAESTUS」の音質を自由にカスタマイズできる
無線/有線両対応のゲーミングマウス「HADES P1 RGB」と無線給電対応のマウスパッド「NYX P2」。HADES P1 RGBの内蔵バッテリーを無線給電で充電できる
ゲーミングキーボード。上から「ARES P1」、「POSEIDON M1」、「HERMES M2」。POSEIDON M1は、キーボードとマウス、ヘッドセットがセットになっている
ゲーミングヘッドセット。左が「EROS M1」、右が「HEBE E1」。HEBE E1には、RGB LEDが搭載されており、美しく光る

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[制作協力:GAMDIAS]