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携帯ゲーム機っぽいWindows PC「GPD WIN」が展示デモ中、ドスパラ

クラムシェル型でキーボードやジョイパッドを装備

 コンパクトなクラムシェル型のゲーム向けPC「GPD WIN」のサンプルがドスパラパーツ館で展示中だ。ただし、製品の販売予定は無いとしている。

QWERTYキーボードやジョイスティックを備えた5.5型サイズのWindows PC

本体外観
キーボード部
背面
底面
デバイスマネージャー
縦画面表示にも対応
ドラクエベンチの結果
店頭POP

 GPD WINはWindows 10 Homeを搭載した超小型PC。5.5インチタッチディスプレイ(1,280×720ドット)とQWERTYキーボードを備えた、クラムシェル型の筐体を採用しており、ルックスは携帯ゲーム機風だ。

 メーカーは中国lekaicn。クラウドファンディングの「Indiegogo」で4月から資金を募っていた製品で、最終的に目標金額の535%となる約72万ドルを集めたという。

 本体の下側(キーボード部)には、十字ボタンや2つのジョイスティック、A/B/X/Yボタンなどが装備。側面にはL1/L2/R1/R2ボタンなどがある。使用スタイルも実際の携帯ゲーム機と同様で、本体を両手で持ち、左右の親指でジョイスティックなどを操作する。

 また、ジョイスティックの近くにあるスライドスイッチで、操作モードを「Dinput」「Mouse」「Xinput」の3つに設定可能。Mouseモードでは、ジョイスティックでマウスカーソルとホイールボタンを操作したり、L/Rボタンで左右クリックを行なったりできる。

 ゲーム機能については、エミュレータとPCゲームをサポートするといい、製品情報ページではStermやアーケードゲーム、PSP、ニンテンドーDSなどのゲームがプレイ可能とされている。プレイ可能ゲームには「Galgame(ギャルゲーム)」もあり、18禁ゲームや同人ゲームのタイトルが記載されている。

 本体サイズは、閉じた状態で155×96×23.5mm。重量は365g。主な仕様はAtom x7-Z8700、メモリ4GB、ストレージ64GB、無線LAN(IEEE 802.11a/ac/b/g/n)、Bluetooth 4.1、Mini HDMI、USB 3.0(Type-A/C各1基)、microSDカードスロット(最大128GB)、バッテリー容量6,700mAh。消費電力は11W、待機時消費電力は0.3W。

 付属品はUSB Type-Cケーブル、ACアダプタ(5V/2.5A)、日本語マニュアル。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]