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ビデオカードはこう作ってた!ZOTACの工場をがっつり見てきた【解説動画付き】
text by 関根 慎一
2016年11月29日 06:40
少し前に記事を掲載した、ZOTACの創業10周年記念イベントでは、新製品の発表やeスポーツの大会などが実施されたが、その一環として、別途プレスを対象とした工場ツアーも実施された。
中国・深セン市内にあるPC Partnerの工場は、ZOTACが取り扱う各種製品の製造拠点だ。今回の工場ツアーでは、ビデオカードの「GeForce GTX 1060」とミニPC「ZOTAC ZBOX nano」の製造組立ラインを見学する機会を得たので、本記事では一連の組立工程を紹介したい。
組立ラインでは、基板に部品を取り付け、動作チェックを経て梱包し、出荷できるところまでを一貫して行なっている。きわめて精密な作業や、人体に有害な薬品などを用いる工程は自動化しているが、基本は人の目と手で逐一チェックを重ねながら製造を進めている。
今回見学した2ラインではいずれもラインの途中でサンプルを取り出し、動作チェックを行なっている箇所もあった。しかしハードウェア部分の実装に関わるところは、全数を目視で確認しているよう。
これらの模様は注釈付きの動画2本にまとめたので、気になる方は是非見て欲しい。
また、最終的に組み上げた製品の一部は環境テストや動作耐久テストにかけられるサンプルとして取り出される。今回は実際に別室でテストが行なわれている様子も見ることができた。
【ビデオカードの製造工程(動画/12分55秒)】
【ZBOXの組み立て工程(動画/3分8秒)】