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開発中のゲーミングノートの中身をMSIが公開、ハイスペックなエントリーモデル

東京ゲームショウ2019で見かけた気になるアイテム

「GF65 Thin」と仮の型番が与えられたゲーミングノートPCの試作品

 9月12日(木)~15日(日)の期間で開催されている東京ゲームショウ2019だが、今年も多数のPCメーカーが出展しており、新製品の発表や、デモ機の展示などが行われている。その中の一部ではあるが、会場を回って気になったアイテムを紹介しよう。

 MSIのブースでは開発中のゲーミングノートPCの展示も行われていた。分解して中身を公開するという珍しい形式で展示されており、新型クーラーの構造なども見ることができる状態になっていた。

 MSIのGFシリーズはエントリーモデルとされているが、6コアのCore i7-9750Hやデスクトップ用と同等のGeForce RTX 2060を搭載するなど、性能的にはハイスペックなモデルに分類されるものになっている。

 担当者に聞いたところ、筐体デザインやコネクタの構成などはエントリークラスになっているが、性能的にはミドルハイクラスのモデルになるため、価格帯も若干変わってくる見込みとのことだった。

 また、GFシリーズはクーラーがシングルファンのモデルが主流だが、今回の試作品は2ファン構成となっており、ヒートイプの構成やクーラー全体のレイアウトを改良することでGPUの性能がしっかりと発揮できるものになっているという。

 なお、「GF65 Thin」は製品化される予定ではあるが、日本市場には、この試作品をベースに開発されるクリエイターモデルが投入されるかもしれないとのことだった。

 MSIは専門学校との協力にも力を入れており、生徒が作成したゲームのデモも行われていた。しっかりと作りこまれている作品もあり、ゲーム業界で大きな活躍を見せるクリエイターがこうしたところから生まれてくるかもしれない。

 教育関連への取り組みなども気になるユーザーはぜひブースに足を運んでみてもらいたい。