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小型PCとカメラがセットになった「OpenVINOスターターキット」が登場
2020年3月24日 08:10
小型PCとカメラがセットになった岡谷エレクトロニクスの「OpenVINOスターターキット」が登場、ツクモパソコン本店IIが動作デモと受注販売を開始した。
OpenVINOスターターキットはIntelが提供しているツールキット「OpenVINO」を活用するための完成システム。OpenVINOは開発者・データ研究者向けの支援キットで、ディープラーニング推論処理を最適化し、アプリケーションに必要なスペックのハードウェアを構成できる。
スターターキットは、メモリ・ストレージが組み込み済みの小型PCと、USB接続カメラとで構成。PCにはOSのUbuntuとOpenVINOもインストール済みで、またデスクトップ画面に日本語クイックスタートガイドとサンプルアプリへのショートカットを配置するなど、すぐに使い始められるように工夫されている。
ラインナップは、上位の「DP-NUC8I5-8G256G-C」と下位の「DP-UPSX7AI-CAM」の2モデル。
上位モデルの「DP-NUC8I5-8G256G-C」では、Core i5-8259Uを搭載したIntel NUC「NUC8i5BEK」と、Intel製深度カメラ「RealSense Depth Camera D435」が採用されている。
下位モデルの「DP-UPSX7AI-CAM」では、Atom x7-E3950を搭載したAAEON製PC「UPS-GWS01X7-0464-AI」と、エレコム製Webカメラ「UCAM-C750FBBK」が採用。PCには推論アクセラレータの「UP AI Core X」(Intel Movidius Myriad X 2485)も組み込まれている。
[取材協力:ツクモパソコン本店II]