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Intel Z490搭載マザーの予約スタート、CPUソケットは新型の「LGA1200」
各社合計で40製品以上
2020年5月7日 00:00
Intelの最新チップセット「Z490」を搭載したマザーボードの予約受け付けが一部ショップで始まっている。CPUソケットは新型の「LGA1200」。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店では、ASRock、ASUS、BIOSTAR、GIGABYTE、MSIの各モデルの店頭予約を開始しているほか、ツクモはネットショップで予約を受け付けている。ラインナップは各社合計で40製品以上。
発売日は5月20日（水）22時（一部モデルは5月末）。なお、各ショップともCPUの予約受け付けは行っていない。
新型のCPUソケット「LGA1200」を採用したマザーボード、「Comet Lake-S」向け
Intel Z490は、「Comet Lake-S」と呼ばれる第10世代のデスクトップPC向けIntel Coreプロセッサに対応したチップセット。
Comet Lake-SではCPUソケットに新型のLGA1200が採用。前世代のCoffee Lake-SまでのLGA1151とは異なるもので、新・旧世代でのCPU、マザーボードの互換性は無くなった。ラインナップはCore i9/i7/i5/i3のほかPentium Gold、Celeron Gで、最上位のCore i9では10コア/20スレッドが実現されている。
CPUにビデオカード用のPCIe 3.0インターフェイスとメモリインターフェイスを内蔵し、CPUとチップセットとをDMI 3.0で接続するという構造は従来通り。メモリはDDR4-2933（2チャンネル）まで対応する。
Z490チップセットの大きな特徴としては、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1が新たにサポートされた点がある。このほか、PCIe 3.0やSATA 6Gb/s、USB 3.2 Gen2などのインターフェイスが内蔵される。
一方で、PCIe 3.0より広帯域のPCIe 4.0は未サポート。この点は、PCIe 4.0をサポートする第3世代RyzenやX570チップセットを既に投入しているAMDが、リードを維持する形となった。
なお、独自にPCIe 4.0をサポートするマザーもある。ASRock製品の「Z490 Taichi」などは、ベースクロックジェネレーターを別に搭載することで、PCIe 4.0対応の拡張カードスロットやM.2 SSDソケットを実現しており、PCIe 4.0をサポートする次世代CPUにも対応できるという。
[撮影協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]
