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「Intel Z390」搭載マザーが各社から登場、第9世代Coreプロセッサに対応

写真はMSI「MEG Z390 ACE」

 Intelの最新CPU「第9世代Coreプロセッサ」に対応する「Intel Z390」チップセットがデビュー、同チップセットを搭載したLGA1151マザーが各社から発売された。10月9日(火)の時点で新CPUは未発売だが、第8世代のCPUを搭載することができる(各社モデルの詳細は別記事を参照のこと。ASUSASRockGIGABYTEMSI)。

既存のIntel 300シリーズチップセットとの互換性あり

 Intel Z390は2017年11月に搭載マザーボードが発売されたIntel Z370の後継チップセット。開発コード名「Coffee Lake Refresh-S」こと第9世代のデスクトップPC向けCPUに対応しており、またインターフェイスの強化も図られている。

 CPUの対応ソケットは従来どおりLGA1151。Intel Z390は既存のIntel 300シリーズチップセットとの互換性があるため、今回発売されたマザーにCore i7-8700Kなどの第8世代CPUを流用することができ、その反対にCoffee Lake Refresh-SとIntel Z370マザーとを組み合わせることもできる。なお、同じCPUソケットを採用するIntel 200/100シリーズ搭載マザーとの互換性は無い。

Intel Z390搭載
CPUソケットはLGA1151
第9世代Coreシリーズ対応

 インターフェイスの強化については、チップセットにIEEE 802.11ac準拠の無線LANやBluetooth、USB 3.1 Gen2(10Gbps)が統合された。従来のIntel H370/B360などでもこれらは統合されていたが、Intel Z370には無かった。11ac無線LANはチャンネル幅160MHz、2x2ストリームで最高1,733Mbpsに対応する。USB 3.1 Gen2ポートは6基まで構成可能。

 CPUとの接続にDMI 3.0を採用する点や、PCIe 3.0のレーン数(24レーン)、SATA 6Gbpsのポート数(6ポート)などはIntel Z370と同様。HDDなどのストレージを高速化するOptaneメモリーもサポートされる。

ASUS製品
ASRock製品
GIGABYTE製品
MSI製品

 なお、基本的にマザーメーカーは、これまでのIntel Z370マザーのラインナップをIntel Z390マザーに置き換える方針で、Intel Z370マザーは終息となる。ただし、一部例外もあり、GIGABYTEはIntel Z370マザーのmicroATXモデルである「Z370M DS3H」の販売を継続するとしている。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ツクモパソコン本店]