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AMDの新型GPU「Radeon RX 6600 XT」がデビュー、最安モデルは54,780円
2021年8月12日 11:00
AMDの新たなミドルレンジGPU「Radeon RX 6600 XT」を搭載したビデオカードが各社から発売された。12日(木)の販売解禁時点で店頭には、ASRock、ASUS、BIOSTAR、GIGABYTE、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の各モデルが入荷している。店頭価格は54,780~67,800円前後。最安モデルは玄人志向の「RD-RX6600XT/E8GB/DF」。
Radeon RX 6600 XT 製品一覧
- ASRockのRadeon RX 6600 XTは「Phantom Gaming」など3製品
- ASUSのRadeon RX 6600 XTは2製品、ROG STRIXもデュアルファン仕様
- BIOSTARのRadeon RX 6600 XTはデュアルファン仕様、長さ235mm
- GIGABYTEのRadeon RX 6600 XTは3製品、いずれも3連ファン仕様
- MSIの「Radeon RX 6600 XT GAMING X 8G」が発売
- PowerColorのRadeon RX 6600 XTは計2製品、長さ220mmの「Hellhound」など
- SAPPHIREのRadeon RX 6600 XTはNITRO+とPULSEの2種類
- 玄人志向のRadeon RX 6600 XTは最安クラス、カード長は200mm
フルHD解像度での性能を求めるゲーマー向けビデオカード、搭載メモリはGDDR6 8GB
Radeon RX 6600 XTはRDNA 2アーキテクチャを採用したPCゲーム向けのGPUで、3月に登場したRadeon RX 6700 XTの下位モデル。RX 6700 XTが1440p解像度でゲームをプレイすることをターゲットとしていたのに対し、RX 6600 XTはそれより低い1080p向きとされている。
AMDはRX 6600 XTについて、1080pゲームでの性能を求めるゲーマーに理想的なアップグレードとアピール。NVIDIAのGeForce GTX 1060を「旧世代の競合製品」と位置付け、その最大2.5倍の性能を一部のゲームタイトルで実現したとしている。
各タイトルでの性能については、1080p解像度でグラフィックスを最高設定にした場合、「Assassins Creed Valhalla」で92fps、「Apex Legends」で186fps、「Valorant」で553fpsといったフレームレートが出るという。
GPU仕様はベースクロック1,968MHz、ゲームクロック2,359MHz、最高ブーストクロック2,589MHz、演算ユニット32基、Ray Accelerator 32基、レンダー出力ユニット64基、ストリーミングプロセッサ2,048基、テクスチャーユニット128基。
搭載メモリはGDDR6(最大8GB)で、メモリ速度は16Gbps、インターフェイスは128bit、最大帯域幅は256GB/s。GPUダイには低レイテンシーのInfinity Cache(32MB)が搭載される。電源仕様・要件はカード電力160W、推奨電源容量500W、補助電源端子8ピン×1。
[取材協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アークとドスパラ秋葉原本店]