6GHz帯対応のバッファロー製Wi-Fiルーター「WNR-5400XE6」が店頭入荷

「WNR-5400XE6」シリーズ

　バッファローのWi-Fi 6Eルーター「WNR-5400XE6」シリーズの店頭販売が始まっている。

　ラインナップは、ルーターのみの「WNR-5400XE6/D」と2台セット（ルーター＋中継機）モデル「WNR-5400XE6/2SD」で、価格は順に22,980円、39,580円。

　なお、ルーターのみ、2台セットモデルとも「特定販売店向け」とされたもので、製品名の末尾が「D」になっているが、仕様は「WNR-5400XE6」「WNR-5400XE6/2S」と同一。

6GHz帯の電波に対応したWi-Fi 6Eルーター

　WNR-5400XE6シリーズは無線LAN規格のWi-Fi 6Eに準拠し、有線・無線通信が可能なネットワークルーター。Wi-Fi 6E機器は従来の2.4GHzと5GHzに加え、6GHz帯の電波に対応しており、総務省の制度改正（9月2日「電波法施行規則等の一部を改正する省令」）を機に日本国内で6GHz帯（5,925～6,425MHz）の無線LANが使用できるようになった。

　制度改正以降にWi-Fi 6Eルーターの国内メーカー品を店頭で確認したのは初めて。同社は、Wi-Fi 6E対応かつ、最大2.5Gbps対応のINTERNETポート（WANポート）を搭載したトライバンドWi-Fiルーターは国内初としている（9月5日（月）時点）。

　無線通信は「トライバンド」対応で、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの帯域を同時に使用し、通信が行なえる。総ストリーム数は12（2.4GHz×2、5GHz×2、6GHz×2）。最高データ転送速度（理論値）は6GHzと5GHzが2,401Mbps、2.4GHzが573Mbps。

　また、複数のルーターや中継機を組み合わせてメッシュネットワークを構築する「Wi-Fi EasyMesh」に対応している。2台セットモデルではそれぞれがルーター（コントローラ）、中継機（エージェント）として使えるように初期設定されており、設置するだけでメッシュネットワークが構築できるとしている。

　ただし、9月5日（月）時点では、Wi-Fi EasyMesh接続時においてコントローラ - エージェント間で6GHz帯は使用できないとのこと（コントローラ - 端末間、エージェント - 端末間の6GHz通信には対応）。同社は、「ルーター - 中継機間を6GHzで接続したい場合は、中継接続で利用してほしい」と案内している。

　外形寸法は幅140×高さ217×奥行き75mm。質量は約610g。有線通信のRJ45ポートは4基で、内訳はWAN×1（2.5Gbps）、LAN×3（1Gbps）。付属品はLANケーブル、ACアダプターなど（2台セットモデルはLANケーブル、ACアダプターが各2個付属）。

[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]