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Alder Lake-N搭載/ACアダプタ駆動のMini-ITXマザー「DTN97-A」

Maxtang「DTN97-A」

 ACアダプタで動くMaxtangのIntel Processor搭載Mini-ITXマザーボード「DTN97-A」の取り扱いをテクノハウス東映が開始した。ACアダプタは付属せず、別途用意する。

 同店は「受発注品」として販売しており、納期は3~4週間後としている。価格は「注文時期によって変わる」「今だと4万円くらい」という。

 また、Intel Core i3-N305 Processorを搭載した「DTN305-A」、Intel Processor N50を搭載した「DTN50-A」の取り寄せも可能とのこと。

Alder Lake-Nを搭載した薄型Mini-ITXマザーボード

 DTN97-Aは開発コード名「Alder Lake-N」のモバイル向けCPUを搭載したMini-ITXマザーボード。電源としてACアダプタを使えるのが特徴で、ATX/SFX電源ベイの無い小型ケースなどに組み込むことができる。

 なお、搭載CPUは製品資料にはIntel Processor N95(4コア、4スレッド、最大周波数3.40GHz、TDP 15W)と記載されているが、テクノハウス東映によると「製品資料の型番は間違いで、正しくはIntel Processor N97(4コア、最大周波数3.6GHz、TDP 12W)を搭載している」とのこと。

製品仕様
Alder Lake-N搭載

 Webサイトのデータシートでは基板タイプはMini-ITXとなっているが、I/Oコネクタ部分や、搭載されているCPUクーラーの高さは低く、薄型のThin Mini-ITXマザーのように見える。基板の寸法については170×170mmとだけ記載されており、高さは不明。

 また、I/OパネルはThin Mini-ITXマザー用ではなく、通常の高さのものが付属している。なお、付属品はこのI/Oパネルのみ。

I/Oコネクタ
付属のI/Oパネル

 ACアダプタについては、同店によればプラグの外径が5.5mm、内径が2.5mmで、電圧が19Vまたは12Vのものが使えるという。エレコムの「ACDC-FU1990BKSW」(19V 4.74A、出力90W)で動作確認が取れたとのこと。

ACアダプタ駆動
テクノハウス東映が動作を確認したACアダプタ(別売り)

 メモリスロットはDDR4 SO-DIMM×1(最大32GB)。拡張カードスロットはPCIe x4×1(PCIe x2信号)。Wi-Fiモジュール用のM.2も装備する。

 映像インターフェイスはHDMI 2.0、DisplayPort、LVDS/eDP。ストレージインターフェイスはM.2×1、SATA×1。データシートではM.2は「SATA SSD/4G」に対応するとされている。また、SATAドライブ用の電源は基板表面の4ピンコネクタで供給するとのこと(変換ケーブル等は別途用意)。

基板裏面
SATAコネクタの隣がSATA電源コネクタ

 上記以外のインターフェイスはRJ45×2(2.5GbE)、USB 3.2×2、USB 2.0×2、3.5mmジャック×2(Line-out、Mic-in)など。基板表面にもUSB Type-A型の「USB Dongle」ポート(USB 2.0)が装備されている。

 なお、同店によると「マニュアルは無いので、自分で調べて使いこなせる人向け」とのこと。

 4/17 17:46更新 搭載CPUに関して、販売店のコメントを追記しました。

[取材協力:テクノハウス東映]