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初代ファミコンを使った「携帯FC作成キット」が店頭入荷、すでに売り切れ
2024年2月5日 10:05
ファミリーコンピュータ本体を携帯ゲーム機に作りかえるためのパーツセット「携帯FC作成キット」が、家電のケンちゃんに少量入荷。
LITTLE SOUNDの同人ハードで、本体ケースのカラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色。ファミコン本体の基板や液晶パネルなど一部パーツは別途用意する必要がある。店頭価格は8,500円。
なお、今回は2回目の入荷で、初回は昨年末に通販限定で販売。今回はごく少数だけ店頭販売も行ったが、5日(月)時点ですでに売り切れ。次回入荷は未定で、「作者さんがケースを3Dプリンタで出力しているため、入荷に時間がかかっている」(同店)とのこと。同店では展示デモを実施中。
前期型ファミコン本体を使った携帯ゲーム機自作キット
携帯FCは3.5インチ液晶パネル、カセット用スロット、十字ボタン、Aボタン、Bボタンなどを装備した携帯型ゲーム機。「前期型ファミコン本体」を作りかえたというもので、ファミコン本体からスロット、ボタン、ICなどを取り外して作成するという。
セット内容は本体ケース、裏蓋、スペーサ、抵抗、コンデンサ、ピンヘッダ、ピンソケットなど。他に用意するものは前期型ファミコン本体、バッテリー、液晶パネル、線材、テープ類。また、半田ゴテ、半田を除去する物(半田吸い取り機等)、ドライバー、ニッパーなどの道具が必要とのこと。
前期型ファミコン本体の特徴については、カセットの差込口が鉄板で覆われていないといい、「手前のシールにFFマークが無い物も基本的には前期型」「基本的にはHVC-CPU-07と書かれている基板が対象になります」とも説明されている。また、四角ボタンの物はボタンが流用できないといい、後期型やAVファミコンは基板の大きさが違うため対応しないという。
携帯型のファミコン本体は、すでに複数の互換機が発売されているが、今回の端末は初代ファミコンがベースのため、「互換機で発生するゲームの動作問題が起こらない」(家電のケンちゃん)とのこと。
[取材協力:家電のケンちゃん]