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Ryzen Threadripper PRO 7000 WX対応マザー「Pro WS WRX90E-SAGE SE」がASUSから

すでに186万円のCPUと一緒に購入したユーザーも

「Pro WS WRX90E-SAGE SE」

 AMD WRX90チップセット搭載マザーボードが初登場、ASUSのワークステーション向けモデル「Pro WS WRX90E-SAGE SE」が一部ショップに入荷している。

 販売開始は26日(金)からで、店頭価格は229,779円。ちなみに一部ショップでは「Ryzen Threadripper PRO 7995WX(約186万円)と一緒に予約購入した人もいる」とのこと。

32+3+3+3フェーズの電源ステージや大型VRM冷却機構を備えたワークステーションマザー

 Pro WS WRX90E-SAGE SEは、AMD Ryzen Threadripper PRO 7000 WXプロセッサーに対応したワークステーション向けマザーボード。ソケット形状はAMD Socket sTR5。

 搭載チップセットは「AMD TRX50」の上位となる「AMD WRX90」。AMD TRX50と異なり、対応CPUはRyzen Threadripper PRO 7000 WXのみとなっているほか、同CPUのセキュリティ機能や管理機能をサポートしている。このほか、合計148のPCIeレーン(144レーン使用可能)や最大2TBのメモリ(8チャンネル)、オーバークロックにも対応する。

 EEBフォームファクタ(305×330mm)を採用しており、PCIe 5.0 x16スロットを7基搭載するほか、SlimSASスロットやIntel 10G LAN、USB4ポートを各種2基ずつ搭載している。

 上記以外の主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×8(最大2TB)、Realtek 1Gb Ethernet (Dedicated management LAN for AST2600)×1、MiniDisplayPort入力×2、USB 10Gbps port(Type-A)×6、USB 2.0 port(Type-A)×1など。M.2スロットは4基。

 「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」および「Ryzen Threadripper 7000」は2023年11月に発売されたハイエンドマルチコアCPU。両シリーズとも一部ショップは在庫販売を行っていたが、上位のRyzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズ(価格は約48万円~186万円)はAMD WRX90チップセット搭載マザーボードがなかったため、高額なCPUが不動在庫になり、「売りたくても売れない」(販売店)という状況が長く続いていた。

付属のケーブル
Ryzen Threadripperの価格(ツクモパソコン本店で撮影)

[取材協力:ツクモパソコン本店オリオスペックパソコンショップ アーク]