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“世界最速のゲーム&クリエイティブCPU”をうたうCPU「Ryzen 9000」シリーズが7月発売、Ryzen 5000シリーズ新モデルも

 AMDは、AM5プラットフォーム向け次世代CPU「Ryzen 9000」シリーズ、およびAM4プラットフォーム向けCPU「Ryzen 5000」シリーズの追加モデルを発表した。

 いずれも発売は7月予定となっている。

コンシューマー向け最速のゲーム&クリエイティブ性能「Ryzen 9000」シリーズ

 Ryzen 9000シリーズは、最新の「Zen 5」アーキテクチャを採用したデスクトップ向けCPUで、コードネーム“Granite Ridge”として開発されていた製品。

 前世代(Ryzen 7000シリーズ)のZen 4アーキテクチャから平均16%のIPCパフォーマンス向上を実現し、最上位モデルのRyzen 9 9950Xは、競合他社製品に勝る「世界最速のコンシューマー向けデスクトップCPU」であるとしている。

 モデルと主な仕様は以下の通り。

モデルコア/スレッドブースト/ベースクロック合計キャッシュ容量PCIe付属クーラーTDP
Ryzen 9 9950X16/32最大5.7/4.3GHz80MBGen 5なし170W
Ryzen 9 9900X12/24最大5.6/4.4GHz76MBGen 5なし120W
Ryzen 7 9700X8/16最大5.5/3.8GHz40MBGen 5なし65W
Ryzen 5 9600X6/12最大5.4/3.9GHz38MBGen 5なし65W

USB4/Wi-Fi7対応の新チップセット「X870/X870E」

 Ryzen 9000シリーズはSocket AM5を採用しており、既存のAM5マザーボードとの互換性が確保されているが、新たに「AMD X870」および「AMD X870E」チップセットも投入される。

 X870シリーズでは、最大40Gbpsのデータ転送が可能なUSB4を標準で搭載。Wi-Fi 7のほか、AMD EXPOによる、より高速なDDR5メモリの対応もうたわれている。

 いずれもPCIeレーン数は44レーンで、X870EではPCIe 5.0を24レーン(グラフィックス専用16レーンを含む)備える。

 なおAM5については、2027年以降もサポートされるとしている。

Socket AM4の「Ryzen 5000」シリーズにも新モデル投入

 AMDは、Ryzen 5000シリーズの新モデル「Ryzen 9 5900XT」および「Ryzen 7 5800XT」も7月に投入する。

 主な仕様は以下の通り。

モデルコア/スレッドブースト/ベース周波数合計キャッシュPCIe付属クーラーTDP
Ryzen 9 5900XT16/32最大4.8/3.3GHz72MBGen 4なし105W
Ryzen 7 5800XT8/16最大4.8/3.8GHz36MBGen 4Wraith Prism105W