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Shuttle製NASキットに高速モデルが登場

 高速化や機能強化が図られたShuttle製NASキットの新モデル「KD21」が発売された。実売価格は22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

従来モデル「KD20」の機能強化版

前面カバーを開いた状態
HDDトレイは2.5/3.5"両対応
側面の様子
背面の様子
製品仕様
KD20との性能比較表

 KD21は、2基のSATA-HDDが内蔵可能なGigabit Ethernet対応のNASキット。同社初のNASキットとして2012年9月に登場した「KD20」に続くモデルで、CPUの強化などによりデータ転送速度の向上が図られている。

 同社によれば、搭載CPUがPLX NAS 7821 750MHz→Marvell 88F6707 1GHz、メモリがDDR2 256MB→DDR3 512MBと変更されており、データ転送速度はリード時で75MB/s→100MB/s、ライト時で45MB/s→70MB/sと向上しているという。

 このほか、FTPサーバー機能や、PTPのサポートによるデジタルカメラ接続機能も新たに搭載。前面のUSB 3.0ポートが2基に増えたり、HDDトレイが2.5インチ/3.5インチの両方に対応したりするなど、インターフェイス面も強化されている。

 本体サイズやケースの構造は従来とほぼ同様。サイズは幅90×奥行き225×高さ170mmで、HDDは前面のカバーを開いて着脱できる(ホットスワップ対応)。HDDは4TBモデルにも対応。内蔵した2基のHDDはRAID 0/1、JBOD、Single構成で使用できる。

 主な搭載インターフェイス・機能はUSB 3.0(前面2ポート)、USB 2.0(背面1ポート)、SDカードスロット(前面1基)、DLNAサーバー、iTunesサーバー、FTPサーバー、プリンターサーバー、Apple Time Machine、BTダウンロード。

 付属品はCD-ROM、LANケーブル、ACアダプタ(65W)など。Acronisのバックアップソフト「True Image HD」も付属する。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

Shuttle KD21