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薄型マザー「Thin Mini-ITX」初のHaswell対応品が発売
ASUSとGIGABYTE
(2013/11/30 21:14)
液晶一体型PCなどに向けた薄型マザーボード規格「Thin Mini-ITX」に対応した初のHaswell対応マザーボードが登場、ASUSの「Q87T/CSM」とGIGABYTEの「GA-Q87TN」が発売された。
いずれも並行輸入品で。実売価格は各19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。保証期間は6ヶ月とされている。電源のACアダプタは別途用意する必要がある。
Q87チップセットを搭載した薄型マザーボード
Thin Mini-ITXは、小型・薄型システム向けのフォームファクタ。基板サイズは通常のMini-ITXと同じ170×170mmだが、ヒートシンクやI/Oパネル部などを含む基板全体の高さが通常より低い20mmに抑えられおり、より薄型のPCケースなどに収めることができる。
Thin Mini-ITXマザーについては、7月にもLGA1155マザーの新製品が発売されているが、Haswellに対応したLGA1150マザーの店頭販売を確認したのはこれが初めて。
いずれの製品も搭載チップセットはIntel Q87 Expressで、ヒートシンクはファンレス。
スロット数は、Q87T/CSMがPCIe x4×1、Mini PCIe x1×2、SO-DIMM×2(DDR3 1600/1333/1066、最大16GB)、GA-Q87TNがPCIe x4×1、Mini PCIe x1×1、SO-DIMM×2(DDR3 1600/1333、最大16GB)。
ただし、どちらの製品も電源のACアダプタは別売りで、動作確認済みのACアダプタの販売は未確認。ショップでは「恐らく従来のThin Mini-ITXマザー向けのACアダプタが使える」と説明している。
なお、IntelによるThin Mini-ITXのデザインガイド(Revision 1.2)では、ACアダプタの電圧は19Vで、DCコネクタのサイズはマザー側が外径7.5mm、内径0.8mm、ACアダプタ側が外径7.4mm、内径5.1mmとされている。