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メモリを温める機能が付いたASUSのOC向けRadeon R9 290Xが登場

水冷/空冷両対応のGeFoece GTX 770も

※(5/23)発売を確認。
MATRIX-R9290X-P-4GD5

 液体窒素冷却などでメモリが冷え過ぎた際に発生する「コールドバグ」への対策機能を備えたASUS製のRadeon R9 290X搭載カード「MATRIX-R9290X-P-4GD5」が発売された。同社のR.O.G.シリーズのモデルで、オーバークロック向けの機能を複数備える点が特徴。店頭価格は税抜85,690円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 同時に、空冷/水冷両対応のクーラーを搭載したR.O.G.シリーズのGeForce GTX 770カード「POSEIDON-GTX770-P-2GD5」も発売されている。店頭価格は税抜57,120円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

メモリを温める機能を備えたOC向けRadeon R9 290X搭載カード

MATRIX-R9290X-P-4GD5
MATRIX-R9290X-P-4GD5
MATRIX-R9290X-P-4GD5

 MATRIX-R9290X-P-4GD5は極冷などでメモリが冷え過ぎた際に発生する「コールドバグ」対策に、メモリを温める機能を搭載したモデル。

 コールドバグは、温度が下がりすぎた際に動作が不安定になったり、動作しなくなったりする状況のことで、今回のモデルには極冷時のメモリ動作不良を防ぐ「Memory Defroster」機能が搭載されている。また、動作モードを液体窒素冷却向け(LN2 Mode)と空冷向け(STD Mode)で切替えられるスイッチも基板上に搭載している。

 このほかにも14フェーズの電源回路をを搭載するほか、高冷却性をうたう同社デザインの「DirectCU II」クーラーを搭載するなど、高品質な設計をウリとする仕様になっている。

 動作クロックはコア1,050MHz/メモリ5,400MHzで、搭載メモリはGDDR5 4GB。出力コネクタはDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1。

水冷/空冷両対応クーラー搭載のPOSEIDON-GTX770-P-2GD5

POSEIDON-GTX770-P-2GD5
POSEIDON-GTX770-P-2GD5

 POSEIDON-GTX770-P-2GD5は、水冷/空冷両対応のクーラー「DirectCU H2O」を搭載したGeForce GTX 770カード。

 同タイプのクーラーを搭載したモデルはGeForce GTX 780搭載品の「POSEIDON-GTX780-P-3GD5」が同社から発売されており、今回発売されたモデルはその下位にあたる製品。

 対応フィッティングはG1/4タイプで、別途ラジエーターやポンプを用意すれば水冷環境での運用が可能。水冷時は、リファレンスデザイン設計のGeForce GTX 770と比較して動作温度が24℃低いとされている。

 動作クロックはコア1,111MHz(ブースト時1,163MHz)/メモリ7,010MHzで、搭載メモリはGDDR5 2GB。出力コネクタはDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館]

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