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DDR2メモリの自作キットが発売、自分でチップをはんだ付け
DDR-400メモリのキットも同時発売
(2014/5/24 19:55)
DIMM自作キットの新製品が約2年ぶりに登場、前回と同じくパソコンショップ アークで販売が始まった。
ラインナップはDDR2-533 2GBモデル「infineon メモリアル Edition」(PC2-4200 CL4、電圧1.8V)と、DDR-400 1GBモデル「Qimonda メモリアル Edition」(PC3200 CL3、電圧2.5V)の2種類で、店頭価格は順に税込2,990円、税込2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。DDR-400 1GBモデルは先着50名にSanMaxのDDR-400 512MBメモリがおまけで付属するという。
このほか、メモリ、基板共に単品販売も行っている。
「ハイパー上級者向け製品」の電子工作キット
これらは、はんだごてなどを使ってメモリモジュールが自作できるという同店オリジナルの電子工作キット。
2012年に登場した前回の製品と同様に、パッケージにはDRAMチップと基板が封入。基板にはコンデンサや抵抗、SPDが実装済みで、基板両面あわせて16個のチップをはんだ付けすればモジュールが完成する。基板は、両モデルがJEDEC準拠の6層タイプという。
前回はエルピーダ製チップを用いたキットのみだったが、今回はInfineonチップのDDR2-533モデル、QimondaチップのDDR-400モデルの2種類が用意。採用チップの型番は、DDR2-533モデルが「HYB18T1G800AF-3.7」、DDR-400モデルが「HYB25D512800CE-5」とされている。
ただ、短い間隔で接点が並ぶチップを表面実装する必要があるなど、電子工作キットとしての難度は高そう。同店もパッケージで「ハイパー上級者向け製品」などとアピールしている。
また、完成したモジュールは実際に使用できるが、同店は「原則としてコレクション、鑑賞、お土産用として開発した製品」「取り付け、使用によって生じた損害は補償しない」などとしているので要注意だ。
[撮影協力:パソコンショップ アーク]