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SDカードをFD化するハードウェアエミュレーターが発売
ドライバレスでFDD×2台として認識、1枚のSDに複数のFDイメージが格納可能
(2014/7/17 22:55)
(7/18 21:05更新)初回入荷分が売り切れ。
2D、2DD、2HDといったフロッピーディスクを再現できるというハードウェアエミュレータが登場、HxC2001の「HxC Floppy Emulator」が三月兎2号店と三月兎3号店で販売中だ。店頭価格(税抜き)は17,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、初回入荷分はすでに売り切れ。現在は、8月中旬~下旬入荷予定分の予約を受け付けている。
1枚のSDカードに複数のFDイメージが格納可能なアダプタ
この製品は、SDメモリーカードをFD(フロッピーディスク)としてPCに認識させることができるという3.5インチベイ内蔵型のアダプタ。
本体前面には、SDカードスロットや、ステータスなどが表示される液晶パネルなどがあり、一見普通のカードリーダーのようだが、本体後部には本物のFDDと同様の34ピン信号コネクタや4ピン電源コネクタが装備。PCと接続すれば、ドライバなしで2基のFDDとして認識されるという。
細かなレベルでFDが再現できるとされているのも特徴。両面/片面、単密度/倍密度/高密度、トラック数(最大255)、書き込みセクタサイズ(128~8,192バイト)、ビットレート(125~500Kbps他)、ディスク回転数(300rpm/360rpm他)などが指定でき、2D(容量360KB)や2DD(720KB)、2HD(1.44MB)など様々なフォーマットが実現可能とされている。
SDカードの最大対応容量は32GB。1枚のSDカードに複数のFDイメージが格納可能で、32GBのSDカードを使用した場合は、1.44MB FDが8,000枚以上、720KB FDが16,000枚以上格納できるという。
SDカードを介してファームウェアのアップデートも可能とのこと。Webサイトでは、ベータ版ファームウェアのほか、FDイメージの内容が見られるツールなど様々なソフトウェアも公開されている。
付属品は前面の化粧パネル(ホワイトとブラックの2種類)のみ。FDDケーブルなどは付属しない。
なお、同店によれば、PC-98シリーズにも接続可能ということで、三月兎3号店ではPC-9821 V7に接続したデモを行っている。ただし、ケーブルは自作するなどして用意する必要があるとのこと。
[撮影協力:三月兎2号店]