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SSI-CEB対応でコンパクト設計のPCケースが発売
“煙突構造”を採用、SilverStone製
(2014/9/12 22:05)
SSI-CEBにも対応した奥行き427mmのSilverStone製タワーケース「Fortress FT05」が発売された。同社のRavenと同様の“煙突効果”も実現されている。
今回発売されたのは本体カラーがブラックとシルバーで、側面窓付き/窓無しの計4モデル。店頭価格は側面窓付きが税込28,000円前後、側面窓無しが税込27,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
SSI-CEB対応ケースとしては奥行きが短め、光学ドライブは薄型スロットイン式に対応
Fortress FT05は、本体サイズが幅221×高さ483×奥行き427mmのタワー型PCケース。対応マザーボードはSSI-CEB、ATX、microATXで、SSI-CEB対応ケースとしては奥行きが短く、省スペース性が高いのが特長だ。
ちなみに、同社の「Raven」の小型モデルである「Raven 5」(幅242×高さ529×奥行き498mm)もSSI-CEB対応だが、Fortress FT05はそれよりも小型。
ただし、5インチオープンベイは備えておらず、光学ドライブは薄型のスロットインタイプのみに対応している。
マザーボードは、Raven 5などと同様に90度回転させて搭載。拡張スロットが上面に位置するというユニークなレイアウトだ。この構造は“煙突効果”を狙ったもので、「ビデオカードなどの熱を上昇気流により上面から排出する」(国内代理店のマスタードシード)という。
底面には排出を促す2基の180mmファン(同社製Air Penetrator)が装備。ケース内部を正圧に保つ効果もあり、これにより外部からのホコリなどの流入を防ぐという。ファン回転数は3段階(600/900/1,200rpm)に切り替えが可能。
ドライブベイ数はスロットイン光学ドライブ×1(9.5mm/12.7mm厚対応)、3.5インチシャドウ×2、2.5インチシャドウ×2。内蔵可能な各パーツのサイズは、ビデオカードが長さ約314mmまで、CPUクーラーが高さ162mmまで、ATX電源が奥行き160mm(推奨)とされている。
[撮影協力:ドスパラパーツ館]