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自作PC/デスクトップPCの拡張性をもっと活用できる!!使うと便利な“拡張カード”13選

Thunderboltからレガシーデバイス向けまで、今も選択肢はバラエティ豊か text by 石川 ひさよし

本稿では、Amazon.co.jpや楽天で購入できるオススメ製品をテーマ別にまとめてお届けします。PCパーツからガジェット、生活に役立つ便利グッズまで、季節や世間の話題などを見ながら幅広く紹介するので、製品探しや買い物の参考にしてみてください。

 デスクトップPCの“拡張性の高さ”の理由のひとつとして挙げられる「PCI Express接続の拡張カード」。近年ではビデオカード以外で拡張カードを挿す機会はずいぶんと減ってしまったものの、マザーボードには今もビデオカード以外の拡張カードを組み込めるPCI Expressスロットが用意されています。

 最近存在自体をちょっと忘れがちなPCI Express拡張カードですが、今はどのような製品があるのでしょうか? 気になったので一度まとめてみよう、というのが今回の趣旨です。今どきはUSBなどで手軽に増設できる機能がたくさんありますが、拡張カードでPC内に内蔵することでスッキリスマートにPCをパワーアップできる場合もあります。この機会にチェックしてみましょう。

USBを増やせる拡張カード

 拡張と言っても、今どきはカードよりもUSBを使うことが多いかもしれません。USBポートを増やしたい、ちょい古PCで高速規格のUSBを使いたい、といったときに便利なのがUSB拡張カードです。最近では、Thunderbolt/USB4の増設カードも登場しています。

 ASUS「ThunderboltEX 5」は、Thunderbolt 5増設カードです。帯域幅は最大120Gbps、8K/60Hz(DSC)の映像出力、130W(トータル)までの給電に対応しています。Thunderbolt/USB4対応のType-C×2、映像入力用Mini DisplayPort×3をバックパネルに搭載するほか、カード上にUSB 2.0ヘッダー、Thunderboltヘッダー、6ピンのPCI Express補助電源端子を備える。マザーボード側の専用Thunderboltヘッダーに接続する必要があるので、マザーボードのサポートリストも必ず確認しましょう。

 ASRock「Thunderbolt 4 AIC R2.0」は、Thunderbolt 4を増設するためのカードです。最大40Gbpsの帯域、5K/60Hzの映像、最大27Wの給電に対応しています。Thunderbolt対応のType-C×2、映像入力用Mini DisplayPort×2をバックパネルに装備し、カード上に内部接続用のThunderboltヘッダーとUSB 2.0ヘッダーを搭載しています。補助電源は不要ですが、マザーボード側の対応が必須な点は前述のASUS製カードと同様です。

 SilverStone「SST-ECU07」は、USB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2x2)を増設するためのPCI Express 3.0 x4カード。バックパネルのブラケット部にUSBポートはなく、内部増設用としてヘッダーのみを搭載するタイプです。フロントパネルにUSB 20Gbpsのポートを備える最近のPCケースで古めのマザーボードを使いたいときのUSB強化用として役立ちます。

 玄人志向「USB3.2C-P2-PCIE3」は、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)を増設するためのPCI Express 3.0 x4カードです。ブラケットにはType-C×2、カード側に補助電源としてSerial ATA電源端子を備えています。給電機能は5V×3A(2ポート使用時は合計4A)に対応し、USB PDはサポートしていません。同社からはこのほか、Type-A×2の「USB3.1A-P2-PCIE3」、Type-A×1&Type-C×1の「USB3.1AC-P2-PCIE3」もリリースされています。

拡張カードの王道!オーディオ&ビジュアルの強化

 オーディオ/ビジュアル関連の機能強化は、昔から拡張カードの定番です。現在はどちらもUSB接続製品が主流ですが、拡張カード型には拡張カード型のメリットがあり、PCI Expressバス直結で安定性が高く低遅延、PC背面側に配線を集約できるのでばらつきにくい、本体内蔵できるのでUSB外付けタイプよりも省スペースでスマート、といったポイントが特徴です。

 AVerMedia「LIVE GAMER 4K 2.1 GC575」は4K対応のPCI Express 3.0 x4キャプチャーカードです。HDMI 2.1対応の入力、出力端子を各1基備え、4K/144Hzの録画およびパススルー、WQHD/240Hz・フルHD/360Hzのパススルーなどに対応した、ハイパフォーマンスな製品です。映像入力から表示までの遅延の短さ、安定性を特徴としています。

 AVerMedia「LIVE STREAMER ULTRA HD GC571」は、エントリークラスのPCI Express 3.0 x1キャプチャーカードです。4K/30Hz、WQHD/60Hz、フルHD/120Hzの録画、4K/60Hz、WQHD/120Hz、フルHD/240Hzのパススルーなどに対応しています。VRR(可変フレームレート)に対応するほか、Switch 2動作確認済みとされています。

 サウンドカードの王道、Creative「Sound Blaster AE-X」です。DACにはESS SABREクラスのチップを採用し、130dBのSNRを実現。32bit/384kHzの高音質再生に対応しています。最大350mW(32Ω時)ヘッドホンアンプも内蔵。対応スロットはPCI Express x1です。搭載端子は、3.5mmマイク/ライン入力、ヘッドホン出力(最大32bit/384kHz)、RCAライン出力(左/右)、同軸デジタル出力、光デジタル入力、フロントパネル用ヘッダー(ヘッドホン、最大32bit/192kHz)。

最新インターフェースを追加してより速く便利に

 前述したUSB/Thunderboltもそうでしたが、拡張カードの魅力は“最新のインターフェースに後付けで対応できる/増やせる”ことです。別記事で高速有線LANを紹介したので、本稿ではWi-FiとM.2にフォーカスして紹介しましょう。

 MSI「HERALD BE9400 WiFi 7 PCIe Card」は、Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4に対応したPCI Express x1カードです。2.4GHz/5GHz/6GHzのトライバンド、6GHzでは320MHz幅が利用でき、転送速度は最大5,764Mbps、MLOにも対応しています。アンテナは台座にマグネットが取り付けられており、金属製のPCケースなどに貼り付けられる仕様です。

 ASUS「HYPER M.2 X16 GEN 4 Card」は、M.2×4基を備えるカードです。対応スロットはPCI Express 4.0 x16/x8で、最大256Gbpsの転送速度に対応しています。M.2スロットはPCI Express 4.0 x4対応で、Serial ATAのM.2 SSDには対応していません。高性能ですが、PCIe Bifurcation(PCIe分岐)という機能を使用するため、組み合わせるマザーボード/CPU/チップセットによって使用可能なM.2スロット総数の制限があるなど、使いこなすには知識や設定が必要です。SSD冷却用の小径ファンも搭載しています。

 もっと手軽にM.2を増やしたい、現在主流のNVMe SSDはもちろん昔買ったSerial ATAのM.2 SSDも有効活用したい、という人には、NVMe SSDにもSerial ATA SSDにも対応するM.2増設カード、玄人志向「M.2NVST-PCIE」が挙げられます。カード自身のインターフェースはPCI Express 4.0 x4で、カード上にある2基のM.2スロットは上段がSerial ATA対応、下段がPCI Express 4.0 x4に対応。Serial ATA側を利用する際は、カード後部にあるSerial ATAポートとマザーボード上のSerial ATAポートを接続する必要があります。

レガシーインターフェースをWindows 11世代のPCでも!

 高速インターフェースの増設は拡張カードの魅力のひとつですが、現在のPCには搭載されなくなった古い(レガシー)インターフェースを追加できるのも拡張カードの重要な役割です。PCの用途や業務内容によっては、代用の利かないレガシー機器を使う必要に迫られる場合もあります。そんなときには拡張カードでフォローできないか調べてみましょう。

 レガシー扱いはまだ早いようにも思いますが、以前よりもポート数が削減されてきたSerial ATA。これを増設するカードがエアリア「SD-PE4SA-6L」です。接続スロットはPCI Express x4で、Serial ATA 3.0ポート×6基を備えています。

 最近でも計測器分野では見かける機会もあるシリアルポート。エアリア「SD-PE99-2SL3」はRS-232Cを2ポート増設できるPCI Express x1カードです。通信速度は最大128,000bpsに対応しています。

 昔のハンディカムなどで採用されていたIEEE1394(i.Link)。玄人志向「IEEE1394B-PCIE」は、IEEE1394b(バイリンガル)を2ポート、IEEE1394a(6ピン)を1ポート増設できるカードです。電源としてペリフェラル4ピン接続が必要です。

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