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ビットコインって怪しいの?仮想通貨をマイニングしているユーザーに最近の事情を聞いてみた

数年前とはいろいろ違う?PCマイニングの今、8月1日危機の話も text by 藤本健

今回は藤本氏に対談形式でマイナー太郎氏にインタビューを行ってもらった(7月14日に実施)
表示されているレートは2017年7月17日時点のもの

 現在、いろいろなところで話題になっている、ビットコインを代表とする仮想通貨。

 「乗り遅れないように、ちょっと買ってみた」といった人も増えているようだが、不確定要素が多いだけに取引価格も乱高下しており、怪しいものとして見ている読者も多いのでは無いだろうか。

 仮想通貨は投機の部分が注目されがちだが、仮想通貨には、そのシステムを影で支えているマイナー(採掘者)と呼ばれる人たちが存在する。彼らは自宅のパソコンとグラフィックボードを使ってソフトを動かすことで、仮想通貨で利用されているブロックチェーン技術のネットワーク構築に参加し、取引システムを提供している。仮想通貨の取引実現に貢献するとともに、その報酬として仮想通貨を獲得しているのだ。

 でも、実際そんなことをして何の役に立つのか、そもそも儲かるのか、そして将来的にどうなるのか……、分からないことばかりである。そうした中、先日、30枚近いグラフィックボードをフル稼働させてマイニングを行っているというマイナー太郎氏(以下、敬称略)にお会いしたので、さまざまな角度から最近のPCマイニング事情をうかがってみた。

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