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タッチ操作で仕事はより快適に、ノートPCをタッチ対応にする「AirBar」を活用!
取り付け取り外しも持ち運びも簡単、プレゼンでも活躍 text by 久保勇
2020年12月18日 00:01
通常の液晶ディスプレイをタッチ操作可能にするUSB接続センサー「AirBar」。以前にもレビューを行っていますが、今回はビジネス用途でどれくらい活用できるのかに絞ってチェックしてみたいと思います。
「AirBar」は、ちょっとしたタッチ操作であれば快適に使うことができる精度はあり、ノートPCであとからタッチ操作への対応が必要になったという人には、救済アイテムになったりもします。ブラウザのスクロールや画像の拡大縮小など、プライベート用途でも活躍しますが、ビジネス用途でもタッチ操作は活用できるはず。
今年はテレワークなども広まり、自宅の仕事環境を快適にしたり、PCを買い替えた人も多いかと思いますが、さらに仕事を快適にするアイテムになるのかといった点でも見てもらえれば幸いです。
ディスプレイに付けてタッチパネル化、USB接続のセンサーバー
「AirBar」はディスプレイの下部ベゼルに固定して使用するUSB接続センサーバー。メーカーはNeonodeで、国内では代理店のテックウインドから販売されています。
製品は13.3インチ用、14インチ用、15.6インチ用の3モデルがラインナップされており、税込1万円前後で販売されています。今回のレビューでは14インチ用モデルを使用しています。
対応OSはWindows 10で、接続コネクタはUSB Type-A。重量は13.3/14インチ用モデルが50g、15.6インチ用モデルが55gと軽量。厚さは5mmで、収納用のケースも付属しており、取り付け取り外しや持ち運びも簡単です。
AirBarの取り付けは簡単、シールを剥がしてはるだけ
「AirBar」の取り付けはかなり簡単で、本体裏面側の固定用金属プレートに貼ってあるシートを剥がし、ノートPCに張り付けるだけ。金属シートと「AirBar」は磁石でくっつく仕組みになっており、着脱はかなり簡単。
また、ドライバなどはインストール不要で、PCに固定しUSBケーブルを接続するだけですぐ使えるようになる手軽さもポイントです。
ビジネス用途でも色々活用できるAirBarプレゼンにメモ書き、手袋をしたままでも操作可能
ここからは「AirBar」の活用例を紹介します。実際に使ってみてビジネス用途で役立ちそうなポイントは6つ。特に他人に画面を見せながら操作したり、手袋などをしたままでも操作可能な点などは、「AirBar」ならではの良さが出る使い方と言えます。
人に見せながらPC操作するならタッチ操作が超快適!
180度ディスプレイが開けるノートPCを使用しているときに、対面の相手に画面を反転させて見せることがあるかと思いますが、タッチパッドが画面とは逆入力となるため操作がかなり難解になります。操作性の問題から、画面を180度開いた状態で相手に見せるのは有効だとわかっているものの、使っていないという人もいるのではないでしょうか。
「AirBar」であれば、画面の表示が反転してもタッチした場所が反応するので、相手に画面を見せながら操作するといった用途でかなり活躍します。
画面を反転表示しても「AirBar」の入力はおかしくなったりすることはないので、打ち合わせやプレゼンテーションの際に使うとかなり便利。180度ディスプレイが開けるノートPCを持っている人は活用の幅が大きく広がるので、「AirBar」の導入はおすすめです。
ボタン的な操作やスクロールなどは直接タッチが速い、効率アップ
直接タッチとマウスカーソルの操作にはそれぞれ得手不得手がありますが、スクロールバーの操作や、ボタンの操作などは直接触ってしまった方が手っ取り早かったりします。
特にタッチパッドをメインに使うノートPCであれば、タッチ操作が併用できれば作業をより快適にできるシーンも増えます。
例えば、ブラウザなどであれば、スクロールは狙ったところで止めたり、素早く操作することもタッチ操作なら簡単で、アイコンをクリックしたしするのもタッチ操作の方が楽だったりします。人に画面を見せながら操作する際もタッチ操作だと狙った通りに操作できます。
タッチパッドのちょっと操作しずらいなと思う部分を補うのに「AirBar」はなかなか良いアイテムです。
資料画像の拡大縮小など確認はタッチ操作が格段に便利!
「タッチ操作は便利」とある意味一番わかりやすいのが拡大縮小の表示切替。操作も直感的で、細かい部分を確認したりするのにつかわれる頻度も高い機能です。
データが記載された画像資料などは文字が小さいことも多く、拡大して確認したくなることも多々あるかと思いますが、タッチ操作であれば瞬時に行えるので作業効率があがります。
また、地図のような拡大したり縮小したりする機会の多い資料を扱う際もタッチ操作ができると負担が減るので、スマホのように簡単に拡大縮小できればと思うことが多い人は、「AirBar」を導入すると恩恵が受けられるはずです。
ちょっとした指示の書入れや線を入れるのはタッチが便利
仕事で修正部分の指示やメモ書きをいれたいときなどもタッチ操作ができると便利です。特に画像などの変更や調整のメモを入れる際はタッチで線が書き入れられると快適かつわかりやすくできます。
もちろんタッチパッドでも可能ですが、特定の部分を線で囲ったり、わかりやすく線を入れたりといった作業は直接タッチしてしまった方が効率が良く、早く済みます。書き入れる文字数が多い場合はキーボードを併用した方が効率が良いので、適材適所で使うのがおすすめです。
ノングレア液晶でもタッチ操作可能にできるAirBar
基本的にタッチ操作対応のノートPCは光沢タイプ(グレア)の液晶ディスプレイが搭載されています。光沢タイプの液晶は輝度や彩度が高く見えるので綺麗ではあるのですが、反射がきついのでビジネス用途では避けられることが多かったりします。
光沢を抑えたノングレアタイプの液晶ディスプレイでタッチ操作対応のモデルはほぼなく、いいとこどりの製品はなかなかないのですが、「AirBar」であればノングレア液晶でタッチ操作対応の環境が作り出せます。
ノングレア液晶かつタッチ操作可能な環境を求めている人には、「AirBar」はかなり有力なアップグレードアイテムになるはず。こうした痒い所に手が届く用途に活用できる点も、「AirBar」の魅力の一つです。
後付けタッチセンサーで仕事をより快適に、導入も簡単な「AirBar」
今回ビジネス用途を想定して「AirBar」の活用方法を考えてみましたが、思っていたよりも多くの場面で活躍し、使用環境によっては導入効果も大きいアイテムです。取り付け取り外しも簡単で軽いので、持ち運びしやすいのもこの製品のメリット。
特に、他人にPCの画面を見せながら使うことが多い人や、拡大縮小を多用する人、手袋などをしたまま操作がしたい人にはおすすめ。仕事をもう少し快適に行いたいという人は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、期間限定でASUS公式サイトにてExpertBook P2451FA購入者向けに「AirBar」のプレゼントが行われています。180度ディスプレイが開けるノートPCと「AirBar」の組み合わせは相性が良いので、PCの買い替えを検討している人はチェックしてみてください。
[制作協力:テックウインド株式会社]