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180mmファン×2でハイエンド構成も余裕で冷えるATXケース「Fractal Design Torrent Compact」

エアフロー特化の「Torrent」がミドルタワーになって扱いやすく text by 坂本はじめ

 Fractal Designの新作ケース「Torrent Compact」は、エアフローを追求したフルタワーケース「Torrent」のデザインを継承したミドルタワーモデルだ。

 その名の通り筐体をフルタワーモデルの「Torrent」からコンパクト化しつつ、強力なエアフローを生み出す180mmファン2基を標準搭載したTorrentシリーズの新モデルがどのようなケースに仕上がっているのかを写真で紹介するとともに、実際にハイエンドゲーミングPCを構築して冷却性をチェックする。

エアフロー重視のミドルタワーケース「Torrent Compact」カラーやサイドパネルの違いでバリエーションは4種

 Fractal DesignのTorrent Compactは、同社のエアフロー特化型ケース「Torrentシリーズ」のミドルタワーケースだ。筐体サイズは222×467×450mm(幅×高さ×奥行)で、搭載可能なマザーボードのフォームファクターはE-ATX(幅274mmまで)、ATX、microATX、Mini-ITX、SSI-CEB。

 Torrent Compactは、シリーズの原点であるフルタワーケース「Torrent」から筐体のデザインと180mmファンを継承しつつ、一回り小さなサイズにコンパクト化されている。Torrentシリーズにはより小型の「Torrent Nano」も存在するが、Mini-ITX専用であるTorrent Nanoよりパーツの収容力に優れており、扱いやすいサイズ感と構成の自由度が高い点が魅力のケース。

Torrentシリーズを並べたところ。手前からTorrent Nano、Torrent Compact、Torrent。
フロントパネルのデザインもTorrentから引き継がれている。左からTorrent Nano、Torrent Compact、Torrent。

 他のTorrentシリーズ同様、Torrent Compactにもバリエーションモデルが用意されており、本体カラーやサイドパネル、標準搭載する180mmファンのRGBイルミネーション対応の有無などの違いで4モデルが存在する。今回試すのは、カラーリングを黒で統一した「Torrent Compact Black TG Dark Tint」だ。

 Torrent Compact Black TG Dark Tintは、外装から内装まで黒で統一した筐体に、ダークスモーク仕様の強化ガラスパネルを両サイドに採用している。

 Torrent Compactはフロントに2基の180mmファンを搭載しており、Torrentシリーズの象徴的なフロントグリルから外気を取り込み、ケース内の空気を背面へと押し出すようなエアフローが構築されている。

前面。Torrentシリーズの象徴とも言える通気性重視のフロントグリルパネルを採用。
背面。多数の通気口が設けられており、前面から取り込んだ空気が背面へと抜けるようになっている。
左側面。マザーボードをはじめとする主要パーツの搭載スペースで、サイドパネルにはダークスモーク仕様の強化ガラスを採用している。
右側面。こちらにもダークスモーク仕様の強化ガラスパネルが採用されている。
天面。マットブラックの脂製カバーで覆われており、通気口は設けられていない。
底面。ダストフィルターを装備しており、その奥には開口部の広いファンステイが見えている。

フロントインターフェイスはType-C×1 + Type-A×2

 Torrent Compactは、天面のフロント側にフロントパネルインターフェイスを備えている。

 搭載インターフェイスは、USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps/1基)、USB 3.2 Gen1 Type-A(5Gbps/2基)、マイク端子、ヘッドホン端子、電源スイッチ、リセットスイッチ。

Torrent Compactのフロントパネルインターフェイス。
USB 3.2 Gen1 Type-C(10Gbps)。
USB 3.2 Gen1 Type-A(5Gbps)。
音声入出力(マイク、ヘッドホン)。
電源スイッチ、リセットスイッチ、電源インジケーターLED。

Torrentから継承されたエアフロー重視のシャーシ設計一回り小さくなったTorrent Compactの内装を確認

 ここからは、サイドパネルなどを取り外してTorrent Compactの内装をチェックしていこう。

 マザーボードをはじめとする主要パーツの搭載スペースとなっている左側面からは、ドライブベイのようなエアフローを妨げる要素が排除されており、フロントファンが作り出す風がCPUやGPUの周辺へとスムーズに流れるよう設計されている。また、高さ174mmまでの大型CPUクーラーの搭載も可能なので、冷却性を重視した空冷環境の構築に適している。

 ケース背面側には拡張スロットが7スロット用意されており、ケース前面に標準の180mmファンを搭載した状態で330mm長までのビデオカードを取り付けることができる。また、Torrent Compactには、ビデオカード用のサポートステイが同梱されており、これを用いることでビデオカードの重量をシャーシで支えることができる。

サイドパネルを取り外した左側面。エアフローを妨げるユニットは排除されている。
拡張スロットは7スロット。標準搭載の180mmファンを搭載したままで330mmまでのビデオカードが利用可能。
Torrent Compactに付属しているビデオカード用のサポートステイ。
サポートステイを用いれば、重量級のビデオカードをシャーシで支えることができる。

 ケースの右側面は主に配線スペースとなっている。各所にケーブルマネージメント用のストラップや結束バンド用の固定ポイントが設けられており、シャーシとサイドパネルの間には20mmの空間が確保されている。スペース的にはやや狭い方なので、ストラップや結束バンドでしっかりケーブルを固定するのがケーブリングのポイントになるだろう。

 また、右側面の底面側には2.5インチSSD搭載用のドライブベイが3基用意されている他、前面側には9基の冷却ファンを接続できるファンコントロールハブ「Nexus 9P Slim」が標準搭載されている。Nexus 9P Slimは、最大で9基のファンに電力とPWM信号を供給することで制御を行うユニットで、合計36Wまでの電力を扱える。

右側面の内装。ケーブルマネージメント用にストラップや結束バンド固定ポイントが設けられている。シャーシとサイドパネルまでの空間は20mm。
右側面の底面側には、2.5インチSSD用のドライブベイが3基配置されている。
ファンコントロールハブ「Nexus 9P Slim」。9基の冷却ファンに電力とPWM信号を分配できる。
Nexus 9P Slimの利用には、電源入力用のSATA電源コネクタと、PWM信号供給用の4ピンファンコネクタの接続が必要。

 天板はケース背面側にスライドさせることで取り外し可能で、外すことで電源の搭載スペースにアクセスできる。搭載可能な電源ユニットのフォームファクターはATXで、最大長は210mm。

 電源ユニットの搭載方向は電源ユニットの搭載スペースはケース内部側に通気口が設けられており、電源ユニットはケース内の空気を吸い込む形で設置する形となる。なお、この電源搭載スペースの左側面側には、アドレッサブルRGB LEDを搭載したライティングバーが配置されており、マザーボードなどに3ピンコネクタで接続すればLEDイルミネーションが楽しめる。

天板を取り外すと電源ユニット用のスペースにアクセスできる。
最大で210mm長のATX電源ユニットを搭載できる。
電源ユニット搭載スペースは、ケース内部側に通気口が設けられているほか、LEDを備えたライティングバーが配置されている。
ライティングバーはアドレッサブルRGB LED用の3ピンコネクタを用いることで利用できる。

 天板部分には、着脱可能なストレージベイが1基搭載されている。これは、「3.5インチHDD+2.5インチSSD」または「2.5インチSSD×2台」を搭載できるもので、電源ユニットの長さに応じて搭載ポジションを変更できるのだが、ポジションによっては搭載できるドライブに制限が生じる。

 電源ユニット寄りに配置した場合、電源ユニットのスペースは174mmに限定されるが、表面に3.5/2.5インチドライブ、裏面に2.5インチSSDを取り付けられる。一方、ケースのフロント側に取り付けた場合、電源ユニットの搭載スペースは224mmが確保できるが、ドライブベイは裏面に2.5インチSSDを搭載できなくなる。

天板部分に配置するドライブベイ。表面に3.5インチHDDまたは2.5インチSSDを1台、裏面に2.5インチSSDを1台搭載できる。
電源寄りに配置した場合。電源ユニットの搭載スペースが174mmに限定されるが、ドライブベイは表裏にドライブを搭載できる。
フロント寄りに配置した場合、電源ユニットの搭載スペースは224mmが確保できるが、ドライブベイは裏面にドライブを搭載できなくなる。

2基の180mmファンで前面から背面へのエアフローを構築

 Torrent Compactは、全てのバリエーションでフロントに38mm厚の180mmファンを2基搭載している。今回用意したTorrent Compact Black TG Dark Tintをはじめ、RGB LEDイルミネーション非対応モデルは「Dynamic X2 GP-18 PWM」を搭載しており、RGB LED搭載モデルには「Prisma AL-18 ARGB PWM」が採用されている。いずれもファンスピードは300~1,200rpm。

 フロントパネルには着脱可能なダストフィルターが装備されており、フロントに配置されたケースファンがホコリなどのゴミを吸い込むのを効率的に防いでいる。また、フロントのファンステイ関しては、標準の180mmファン×2基構成のほか、同梱のファンブラケットを用いることで140mmファン×2基、または120mmファン×3基を搭載することができる。

フロントのファンステイ。標準で38mm厚の180mmファンを2基搭載している。
フロントパネルの内側には、着脱可能なダストフィルターを装備。
フロント用の140mm/120mmファン固定用ブラケット。ケースへの取り付け位置によって搭載できるファンサイズが選択できる。
140mm/120mmファン用ブラケットを取り付けたところ。写真では140mmファンが搭載可能なポジションに取り付けている。

 ケース面にもファンステイが設けられており、180mmファンまたは140mmファンを2基、あるいは120mmファンを3基まで搭載できる。

 ただし、底面のファンステイに取り付けた冷却ファンは、他のパーツとの間に物理的な干渉が生じる。例えば180mmファンを2基搭載すると、拡張スロットが2基埋まってしまうほか、搭載できるマザーボードのサイズがmicroATX以下に制限され、フロントのファンステイとの干渉が生じる場合がある。140mm以下のファンであればマザーボードの制限は生じないが、拡張スロットは1スロット埋まってしまう。

 搭載可能なファンサイズや制限については、Fractal Designのウェブサイトで公開されているマニュアルに記載されているので、底面のファンステイを利用したいのであれば事前に確認することをおすすめする。

底面のファンステイ。180mm/140mmファンを2基、または120mmファンを3基まで搭載できる。
底面のダストフィルターはフロントパネル側から引き抜く形で着脱できる。
底面に180mmファン2基を搭載したところ。搭載可能なマザーボードがmicroATX以下に制限される。
底面に180mmファン2基を搭載するとフロントのファンステイとのクリアランスが無くなる。前面と底面に180mmファンを4基搭載するような構成は不可能だ。
底面に38mm厚の180mmファンを取り付けると、拡張スロットが2スロット使用できなくなる。
底面に25mm厚の140mmファン(別売り)を取り付けた場合。マザーボードに制限は生じないが、最下段の拡張スロットと干渉する。

 ケースの背面には、120mmファンや同サイズの水冷ラジエーターを搭載できるファンステイが設けられている。こちらはダストフィルター非搭載で、基本的には背面排気方向での利用が想定されている。

 このようにTorrent Compactには、ケース前面以外にもファンステイが用意されているが、基本的にはフロントファンによるエアフローでケース内を換気することが前提の設計となっている。

ケース背面のファンステイ。120mmファンや同サイズのラジエーターを1基搭載できる。
背面のファンステイはダストフィルター非搭載。

Torrent CompactでハイエンドゲーミングPCを構築ベンチマークやゲーム時の温度測定で冷却性能をチェック

Torrent CompactにCore i7-12700KとGeForce RTX 3090を搭載した実験PC。

 ここからは、Torrent Compactを使ってハイエンドゲーミングPCを構築。高性能なCPUとGPUから生じた熱をしっかり処理できる能力がTorrent Compactにあるのかを確認していこう。

 Torrent Compactに組み込んだのは、MTP 190Wの12コア20スレッドCPU「Core i7-12700K」と、電力リミットが370Wに設定されたOC版GeForce RTX 3090「MSI GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」。今回はこの高性能かつ高発熱な構成で、CPUの冷却に空冷CPUクーラーである「Noctua NH-U12A chromax.black」を採用。ケース内温度の影響を受けやすい空冷CPUクーラーをしっかり機能させられるだけの換気能力がTorrent Compactにあるのかに注目だ。

NoctuaのCPUクーラー「NH-U12A chromax.black」を使った空冷構成で、Core i7-12700K + OC版GeForce RTX 3090にMSIのMAG Z690 TOMAHAWK WIFIを組み込んだハイエンド仕様にしている。
ケース内のパーツは黒色で統一している。ここではRGB LEDイルミネーションを点灯させているが、あえてオフにしてみるのも良いだろう。
ケースファンは前面の180mmファン×2基のみを使用。Torrent Compactの換気能力をチェックする。
右側面はサイドパネルとの空間が20mmで、太目のケーブルはなるべく被らないように配線した方が良いだろう。
サイドパネルは通常スクリューレス固定だが、天板側にサイドパネル固定用のネジ穴が設けられており、ここをねじ止めすることでパネルをしっかり固定することもできる。
テストPCにおけるケースファンの動作設定。フルスピードよりも実用的な緩めの速度に設定している。

CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」でCPU性能と動作温度をチェック

 まずは、CPUの3DCGレンダリング性能を計測するベンチマークソフト「CINEBENCH R23」で、Core i7-12700Kのパフォーマンスを測定してみた。

 最低実行時間=10分で実行した際のベンチマークスコアは、Multi Coreが「22,714」で、Single Coreは「1,926」。Core i7-12700Kでは常に最大限のブースト動作を維持できていなければ到達できないレベルのスコアであり、Torrent Compactで構築したテストPCが、Core i7-12700Kを十分に冷却できていることが伺える結果だ。

 CPUの冷え具合を確かめるべく、最低実行時間を30分に延長して「Multi Core」テストを実行したさいのモニタリングデータをまとめたものが以下のグラフだ。

 テスト実行中のCPU温度は平均79.4℃、最高82℃で、サーマルスロットリングが作動する100℃までには十分な余裕が確保されていることが分かる。

 推移グラフをみると、CPU温度は開始5分程度で80℃前後に到達して以降ほぼ横ばいで推移している。この時、CPUクーラーのファンスピードも1,900rpm前後でほぼ一定であることから、CPUクーラー周辺の温度、すなわちケース内温度がほとんど変化していないことが伺える。

 ケースファンは400rpm程度というかなりの低速回転だが、Core i7-12700Kの排熱によるケース内温度の上昇を防げるほどの換気能力を発揮しているようだ。

CPU/GPU温度
動作クロック
ファンスピード

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークでスコアと動作状況をチェック

 以下のスクリーンショットは、ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークを4K解像度(3,840×2,160ドット)かつ最高品質設定で実行したさいのもの。スコアは「17,342」で、最高評価の「非常に快適」を獲得している。

 スコア取得時と同じ条件でテストを約30分間ループ実行し、取得したCPUやGPUのモニタリングデータをまとめたものが以下のグラフだ。

 テスト実行中のCPU温度は平均43.5℃、最高55℃。GPU温度は平均75.9℃、最高78.1℃だった。どちらもサーマルスロットリングが発生する温度には達していない。

 推移グラフをみてみると、負荷が一定ではないCPUの温度とファンスピードは負荷に応じて変化しているが、ほぼ100%の負荷がかかり続けるGPUについては、温度とファンスピードがほぼ横ばいとなっている。これは、CINEBENCH R23でのCPUがそうであったように、ビデオカード周辺の気温が一定に保たれているということを示すデータだ。

 ケースファンはファン制御設定に基づいて平均829rpmまでファンスピードが上昇しているものの、フルスピードである1,200rpmまで回転数を上げるまでもなく、フル稼働状態のGeForce RTX 3090の排熱を換気できている。

CPU/GPU温度
動作クロック
ファンスピード

ゲーム中もしっかり冷却、4Kで「Battlefield 2042」をプレイしても常時ブースト動作

Battlefield 2042。

 バトルフィールドシリーズの「Battlefield 2042」をプレイして、フレームレートや動作温度などを確認してみた。テスト時の画面解像度は4Kで、グラフィックプリセットは「最高」にしている。

 プレイ中のCPUは使用率20%前後で温度は50℃弱ほど。一方、GPUについては使用率がほぼ100%に張り付くフル稼働状態で、温度は75~78℃程度という70℃台後半だった。また、GPUクロックは1,850~1,900MHz前後で、ブーストクロックの1,785MHzを大きく上回る高クロック動作を維持していることから、十分に冷却できている状態であることが分かる。

プレイ中のCPU温度は50℃弱で、GPU温度は70℃台後半。GPUの使用率は100%に張り付いており、1,850~1,900MHz程度の高クロックで動作していた。

4K/レイトレーシング:ウルトラ設定の「Cyberpunk 2077」でも余裕の動作温度

Cyberpunk 2077。ベンチマークモードの実行結果は55.80fpsだった。

 2月15日に大型アップデート「パッチ1.5」の配信がスタートした「Cyberpunk 2077」では、画面解像度を4K、グラフィックプリセットを「レイトレーシング:ウルトラ」に設定して、新たに追加されたベンチマークモードや街中でCPUとGPUの温度を確認してみた。

 Cyberpunk 2077実行中のCPU温度は50~60℃、GPU温度は70~75℃ほどだった。かなりGPU負荷の高いグラフィック設定なだけあって、GPU使用率はほぼ100%に張り付いており、1,800~1,830MHz程度のGPUクロックで動作していた。Battlefield 2042よりもGPUクロックは低めになってはいるが、ブーストクロックの1,785MHzを超える動作は維持できている。

Cyberpunk 2077実行中のCPU温度は50~60℃、GPU温度は70~75℃ほど。サーマルスロットリングを回避してブースト動作の維持が可能な動作温度だ。

標準ファンだけでハイエンドパーツを余裕で冷やせるミドルタワーケースファン追加で超冷却のmicroATXマシンを目指してみるのもアリ

 Fractal Designがエアフロー重視で設計したTorrentシリーズのケースらしく、Torrent Compactも標準ファンだけでハイエンドパーツを楽に冷やせるほどの換気能力を備えていた。フルタワーのTorrentが大きすぎると感じていたユーザーにとっては、ミドルタワーケースというTorrent Compactのサイズ感は魅力的だろう。

 コンパクトさの代償として、底面にファンを追加しようとした場合は拡張スロットや搭載可能なマザーボードのサイズに制限が生じることもあるが、標準ファンでも十分に冷やせるケースなのでそれほど心配はない。むしろ、ATXマザーボード向けのミドルタワーケースという視点を変えて、microATXマザーボードを使うことでファンステイをフル活用した超冷却マシンの構築を目指してみるのも面白い。

[制作協力:Fractal Design]