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静音PC「サイコム」のこだわりは凄かった、ビデオカードクーラーまで作ってしまった理由を聞く
“究極静音”をうたう「Silent Master」、実際の性能も実機でチェック text by 石川ひさよし/坂本はじめ
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- サイコム
2023年11月24日 00:00
サイコムは、数あるBTOパソコンメーカーの中でもとりわけユニークな会社だ。静音PCで知られており、BTO PCの購入を検討したことがある人には認知度が高いメーカーではないだろうか。
豊富なカスタマイズメニューなどBTO PCの定番的な部分も抑えつつ、他には無いユニークなラインナップの取り扱いもある同社だが、PCの静音化で個人では対応が難しい“ビデオカードの静音化”に手を入れた新モデルが投入されたので、担当者にインタビューを行った。
同社の静音へのこだわりはかなりのもので、理想の静音を目指すためオリジナルのビデオカードクーラーを搭載する「Silent Master Graphics」作ってしまうほど。今回はその静音ビデオカードを搭載するBTO PC「Silent-Master NEO」の検証も合わせて行ったので、静音性へのこだわりと合わせPCの実力もチェックしてもらいたい。
個性的なモデルで業界に存在感を示すサイコム他社には無い品揃えがブランド力のポイント
――サイコムは創業何年になりますか?
[サイコム]1999年5月31日創業ですので来年で25周年を迎えます。社長が「これからはインターネットの利用者が増えるとともにPCがどんどん普及する時代だろう」と、パーツ販売やメモリの輸入からはじまり、PCを組み立てはじめたという流れです。
――BTOパソコンメーカーとして規模はどのくらいしょうか?
[サイコム]従業員は30人ほどの規模で製造しています。性能や搭載パーツにこだわったモデルが多いので、高価格帯のラインナップが売れ筋となっているのが弊社の特徴です。長く使うことを主題とした「Premium Line」シリーズ、静音特化の「Silent-Master」シリーズ、ビデオカードも水冷にした「G-Master Hydro」シリーズをはじめ、他社にはない品揃えという点をご評価いただいています。特徴を打ち出せないと生き残っていけない時代なんです。
[サイコム]お客様の多くはリピーターで、コアな方向のモデルを得意としているのがサイコムですが、はじめての方にもサイコムのPCを知っていただくべく、比較的価格を抑えた「G-Master Velox」シリーズなども投入しています。
実はこの「G-Master Velox」シリーズもなかなか静音性能は高いんですよ。このモデルを気に入ってもらえた方には、リピート時により静音性能が高い「Silent-Master」シリーズを選んでいただけることも多いです。
「Silent-Master」は無響室&専門技師により計測された「裏付けある」静音PC
――サイコム=静かなPCという認識ですが、ラインナップの中でもとくに人気の「Silent-Master」シリーズが生まれた経緯を教えていただけますか?
[サイコム]静音PCというジャンルは古くからありますが、静かさの根拠ってありますか?主観による部分が大きく、基準があって無いような分野なんですよね。
騒音計を使うにせよその精度はどこまで信用できるのか、計測方法も独自でやっていたらバラバラで数値の比較ができません。静音を自称すれば静音PCになってしまうわけで、一時期は多数のメーカーが静音をウリにして販売していました。
静音PCだらけになると、何が本当に静かなのかユーザー側から見るとわからなくなってしまいます。PCを選ぶ際、ユーザーに求められている情報は何なのか……。サイコムが本気で静音PCを作るなら、根拠のある数値で静かさをアピールしたいと考えました。ちゃんとした技師がいて無響室もある公的機関で計測してもらい、そのデータを公表してユーザーに判断してもらおうとなり、この取り組みをずっと続けています。製品サイトには計測風景や得られた騒音値を公表していますのでぜひご覧ください。
Noctuaと意気投合して静音PCのメーカーとして確固たる地位にCOMPUTEX会場で話したことがきっかけで取り扱いがスタート
――「Silent-Master」シリーズではNoctuaのファンが採用されていますよね、静音へのこだわりから採用されているのでしょうか?
[サイコム]もともと、8~9年ほど前に代表から静音PCをラインナップに加えたいとの話があり、わかりやすく静音のイメージをユーザーに伝えるには水冷PCが良いのではないかと生まれたのが「Aqua-Master」シリーズです。
そして、その発展形としてAsetekのオールインワン水冷クーラーをCPUにもGPUにも使った、デュアル水冷の「G-Master Hydro」シリーズが生まれ、現在もご好評いただいています。しかし、似たようなモデルが他社からも登場してくる中でそろそろ次の一手を……と考えていました。
[サイコム]サイコムのPCには豊富なBTOオプションがありますが、お客さんも「ワンランク上」のパーツを選ばれる傾向にあります。ビデオカードならOEMモデルではなくメーカー製の上級グレード、たとえばASUSの製品であればROG Strixシリーズ、MSIならGamingシリーズといった具合です。
「ワンランク上」が求められるなら、「ワンランク上」のパーツで特徴を出そうと。ちょうどCOMPUTEXに出かけた際、Noctuaの代表と直接話しをする機会を得たのです。Noctuaのファンは、当時は日本の大手代理店が取り扱っておらず、日本に入ってくるルートも特殊でした。価格は高価でしたが、冷却性能や静音性能は素晴らしく、是非使いたいと考えていたのです。
Noctuaにサイコムがどんな取り組みをしているのか、どんな部分にこだわりを持っていて、なぜNoctuaの製品を取り扱いたいのかをその時は説明しました。当時、サイコムは静音にこだわるコアなユーザーをメインターゲットにしていたこともあり、Noctuaも違いが判るコアユーザーをターゲットにしていたので、その部分で意気投合して直接取引を行えることになりました。かなりの熱量を感じてもらえたようで、その後とてつもない量の検証機材がNoctuaから届き、熱意が届いたんだと実感しましたね(笑)。
[サイコム]当時、サイコムではAntecのPCケース「P100」を使っていました。そのままでもある程度静音ではあったのですが、NoctuaのCPUクーラー、吸気・排気のファンを組み込んだら見事に超静PCが出来上がったのです。こうして「Silent-Master」シリーズはATXモデルからスタートし、途中、ケースを変更しながら現在に続いています。
次の一手「Noctuaファンのオリジナルビデオカード」誕生秘話
――最新モデルで用いられているNoctuaファンのオリジナルビデオカード「Silent Master Graphics」シリーズはどのように生まれましたか?
[サイコム]Noctua製のCPUクーラー、吸気・排気ファンを採用することで静かなPCを作ることに成功しましたが、同様の競合製品も登場してきました。そろそろ差別化のために次の一手を考えていたのですが、CPUクーラーや吸気/排気ファンの動作音は解決したとなると、残された動作音が大きいパーツはビデオカードです。
もちろん、各メーカーから販売されているビデオカードでも、よいグレードのモデルを選べば静かです。あたりまえですがそれらは各メーカーのハイエンドモデルなど、高価格帯のモデルがほとんどです。そうなると導入コストの負担がかなり大きくなるので、オリジナルビデオカードは静音性能重視のユーザーが納得できるコストと性能を目指して開発しました。
――「高いものはよいもの」を代替するってけっこうわがままですよね?
[サイコム]何も考えず作るだけなら簡単だと思いますが、自分で使いたいと思う・欲しいと思うビデオカードを作りました。私自身も静音には強いこだわりがあり、静音好きなユーザーから見て欲しいと思う製品を作ることを第一条件に開発しました。
Noctuaのファンを組み合わせるにしても、ちょうどよい最適なファンサイズ、ファンの数、厚みの組み合わせを求めてひたすら検証しました。ファンによっては電圧が低すぎて回らなかったり……試行錯誤の日々でした。そしてようやく最適な組み合わせが見つかり、長尾製作所にカバーを作成してもらい、プロトタイプで音響計測をしたのですが、GeForce RTX 4070に1,200rpmファンを組み合わせたモデルは本当に驚くほど静かに仕上がりました。
――静音をうたうファンは各社から登場する時代になりましたが、Noctuaはやはり違いますか?
[サイコム]違いますね。Noctuaの製品にはオーラというか独特なものを感じます。本当によく冷えますし、静かさという点では水冷クーラーをくってしまうくらいです。
――数年前からASUSがNoctuaファン搭載ビデオカードをリリースしていますよね。そちらについてはどうでしょう?
[サイコム]もちろんサイコムのBTOカスタマイズではさまざまなメーカーのビデオカードを取り揃えていますから、弊社でも数本扱いました。製品化には至りませんでしたが、GeForce RTX 30シリーズでNoctuaのファンを組み合わせたモデルは弊社でも試作していたのですが、先にASUSから完成度の高いモデルが発売されたので、BTO PCにはASUSのカードを採用しました。
ASUSのカードを搭載したモデルはかなり高価でしたが、即売り切れました。そして人気はあるものの再入荷分のカードがなかなか来ない……。性能や静音性は非常に良いのですが、製造数が少なく市場で取り合いになっていたので、定番の商品として取り扱うには難しい物でした。
オリジナルビデオカードは、OEMモデルをベースに、ファンを取り払って換装してと……サイコム側で製造数などのコントロールもできるので、お客様のニーズに安定して応えることができます。「Silent Master Graphics」シリーズは、現在GeForce RTX 4070搭載モデルと、より小型のファンを搭載するGeForce RTX 4060 Ti搭載モデル(ビデオメモリ8GB版と16GB版)で展開しています。
静音PCの「Silent-Master」シリーズ専用と思われがちですが、ゲーミングモデルの「G-Master」シリーズやその他のシリーズでもカスタマイズでこれを搭載することが可能です。
――サイコムが製造するとなるとビデオカードのサポートはどのようになるのでしょうか?
[サイコム]ファンを交換していますからビデオカードメーカーのサポートはなくなり、当然サイコムとしてサポートすることになります。不良などがあればその分自社の負担になりますし、ブランドの価値も落ちてしまいます。そういった面もあるので、管理体制やサポートにもかなり力は入れています。
――最後に「Silent-Master」シリーズはどのような方に選んでいただきたいですか?
[サイコム]静音を望む方ならだれでも。ゲーマーやクリエイターはもちろんですし、配信者の方はとくに音に対してシビアなのでオススメです。PCがうるさいと配信中にファンノイズを拾ってしまいますからね。
静音PCという点では、冒頭のとおり「G-Master Velox」シリーズも静かですし、「G-Master Hydro」シリーズもあります。「G-Master Hydro」シリーズはオリジナル水冷ビデオカードですが、こちらは長時間「安定して」高クロックを維持し続ける必要がある用途にオススメです。たとえばゲーム開発者などは、一定のクロックで動作し続けて熱でパフォーマンスダウンが起きないPCが必要になるので、そういった業務用途などでも安心して使えるモデルを目指しています。
水冷、そして今回の空冷と、オリジナルビデオカードは時間こそかかりましたが実現できて本当によかったと思っています。静音というニーズはニッチですが絶対に無くならないものなんですよ。だから「Silent-Master」シリーズがあり、「Silent Master Graphics」シリーズが生まれたわけです。他社がやらないことをやる、それがサイコムです。
究極の静音を目指したミニタワーPC「Silent-Master NEO Z790 Mini/D4」
ここからはサイコムが「究極の静音」を目標に開発したBTO PC「Silent Master」シリーズのなかから、「Silent-Master NEO Z790 Mini/D4」の検証を行っていく。
Intelの最新鋭CPU「Core i5-14600K」を採用するほか、前述のオリジナルビデオカードクーラー「Silent Master Graphics」シリーズを採用した「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」を搭載。標準構成価格は税込み276,240円で、今回レビューに使用しているケースカラーホワイト/メインメモリ32GBのカスタマイズモデルは、税込み286,530円となっている。
搭載パーツの中で特に注目される存在が、「究極静音空冷ビデオカード」をうたう「Silent Master Graphics」シリーズだ。
オリジナルクーラーは、PC向けの冷却機器メーカーとして名高い「Noctua」製の冷却ファンを、日本の「長尾製作所」製ファンカバーに組み込んで搭載したもの。サイコムの製品サイトでも実測値が紹介されているが、静音性と冷却性を高いレベルで両立したモデルとなっている。
今回のPCに搭載されているのは「Silent Master Graphics」シリーズのGeForce RTX 4060 Ti 8GB採用モデル。冷却ファンにNoctuaの90mmファン「NF-A9x14 PWM」を2基搭載した厚さ2.2スロット相当のGPUクーラーを搭載。シンプルで質実剛健なデザインを採用したというサイコムの言に違わず、華美な装飾を排した堅牢で精悍な作りのビデオカードだ。
こだわりの超静音ビデオカードが目を引くSilent-Master NEO Z790 Mini/D4だが、ケースファンやCPUクーラーにもNoctua製品を採用して冷却システムを構築している。
Core i5-14600Kを冷却するCPUクーラーには120mmファン搭載サイドフロー「NH-U12S」を採用。ケースファンもNoctua製品で統一されており、フロントの吸気に140mmファンの「NF-A14 FLX」、リアの排気に120mmファン「NF-S12A」を搭載している。
また、ケースのCoolerMaster Silencio S400も遮音性を高める素材を採用した静音重視のケースだ。フロントのドアパネルやサイドパネルの内側には防音材が貼り付けられており、ケース内で発生する動作音が外に伝わりにくいようデザインされている。
静音性以外の要素にも目を向けると、ATX規格のタワー型ケースに比べれば幾分小さな筐体サイズや、フロントドアパネル内に光学ドライブを搭載している点など、コンパクトで汎用性の高いPCという魅力も見えてくる。
当然、サイコムのBTO PCだけあって組み立ての品質も高い。独自の検証に裏打ちされたパーツ選定と、高い組立て品質によって構築されたSilent-Master NEO Z790 Mini/D4は、静音PCとして相当に完成度の高い一台である。
究極の静音PCはどれほどのパフォーマンスを発揮するのかSilent-Master NEO Z790 Mini/D4の性能をチェック
ここからは、Silent-Master NEO Z790 Mini/D4のパフォーマンスをベンチマークテストやクリエイター向けアプリでチェックする。
実施したテストは、3DCGベンチマークの「Cinebench 2024」、重量級ゲームの「サイバーパンク2077」、Adobe PhotoshopのRAW現像プラグイン「Adobe Photoshop Camera Raw」。
Cinema 4Dで知られるMaxonが提供する「Cinebench」は、GPUとCPUで3DCGレンダリング性能を計測できるベンチマークテストだ。
今回、標準設定の「最低実行時間10分」でテストを実行した結果、Silent-Master NEO Z790 Mini/D4は、GPUテストで「11,501pts」、CPU(Multi Core)で「1,256pts」、CPU(Single Core)で「122pts」を記録した。
GeForce RTX 4060 TiとCore i5-14600Kのパフォーマンスとしては上々の結果だ。CPUのCore i5-14600Kは電力リミットがPL1=125W、PL2=160Wに設定されているが、かなりのMulti Coreでもかなり高い性能を発揮している。
サイバーパンク2077は、CPUとGPUの両方に高い負荷のかかる重量級のオープンワールドゲーム。
今回は、GeForce RTX 4060 TiでサポートされたDLSS 3をフル活用して、グラフィック設定「レイトレーシング:ウルトラ」をベースに超解像を「自動」、フレーム生成を「オン」に設定してベンチマークモードをフルHD/1080pとWQHD/1440pで実行してみた。
テストの結果、平均フレームレートはフルHD/1080pで119.74fps、WQHD/1440pで89.76fpsを記録。Silent-Master NEO Z790 Mini/D4はゲーミングPCという訳では無いが、高負荷ゲームを十分にプレイできる実力も備えていることが分かる。
Adobe Photoshop Camera Rawは、デジタル一眼カメラなどで撮影したRAW形式の写真を現像する機能を提供するPhotoshopのプラグイン。
今回は、RAWファイルに対して「AIノイズ除去」を適用してDNG形式のファイルに変換(強化)する処理を実行。その処理時間をRAWファイル20枚の場合と100枚の場合で計測してみた。なお、この処理は主にGPUを使用して行われる。
テストの結果、RAWファイル20枚での処理時間は「3分14秒」で、100枚での処理時間は「16分35秒」だった。
この処理時間をRAWファイル1枚あたりの処理時間に換算すると、20枚が「約9.72秒」、100枚が「9.95秒」となっており、枚数が増えても1枚あたりの処理時間がほとんど変わっていないことが分かる。
この結果は、処理時間が15分を超えるほど長くなってもGPUが一定の性能を発揮し続けていることの証左だ。サイコムのオリジナルビデオカードクーラーは、長時間負荷がかかり続けてもGeForce RTX 4060 Tiをしっかり冷やせて性能が落ちないということでもある。
高負荷の状態でも静かな動作音究極の静音を目指したPCの動作音を騒音計でチェック
続いて、Silent-Master NEO Z790 Mini/D4の動作音を騒音計で計測した。
今回は、基本的に先に紹介した性能テスト実行中の騒音値の計測するのだが、サイバーパンク2077についてはWQHD/1440p解像度でゲームを約30分実行した時、Adobe Photoshop Camera Rawについては100枚処理の終盤に計測を行った。
また、騒音計はPCを机上に置いた時を想定して、本体右斜め前方に約40cm離れた位置に配置した。PCの電源をオフにした環境での騒音値は30.8dBA。
計測の結果、PCに負荷を掛けずに放置したアイドル時の32.7dBAが最小で、重量級ゲームのサイバーパンク2077実行中の37.6dBAが最大だった。
どの条件でも騒音値は40dBAを下回っており、実際に聞こえてくる動作音もかなり小さく抑えられているように感じられた。特に、サイバーパンク2077実行中は高負荷がかかり続けるため冷却的には厳しいシチュエーションのはずだが、十分に静かだと言えるレベルの動作音に抑えられていたのは印象的だった。
静かなだけじゃない、動作温度面もしっかりとチューニングされたSilent-Master NEO
騒音値を計測した際のCPU温度とGPU温度について、モニタリングソフトのHWiNFO64 Proで計測した結果が以下のグラフだ。
それぞれの最大温度は、CPUがCinebench 2024「CPU(Multi Core)」実行中の平均77.0℃/最大89℃、GPUはサイバーパンク2077実行中の平均73.8℃/最大76.3℃だった。
いずれのテストでも温度リミット(CPU=100℃/GPU=83℃)を下回っているためサーマルスロットリングは作動していない。
約30分間に渡って高負荷をかけ続けたサイバーパンク2077でもしっかり冷却できており、推移グラフではCPUもGPUも終始一貫したブーストクロックで動作している様子から、Silent-Master NEO Z790 Mini/D4の空冷システムがただ静かなだけでなく、最新パーツの発熱をしっかり処理できるように構築されたものであることが分かる。
「静かに冷やす」を見事に実現したサイコムの超静音PC
サイコムが究極の静音を目指して構築したBTO PC、そのひとつであるSilent-Master NEO Z790 Mini/D4は、オリジナルGPUクーラーの優れた冷却性と静音性によって、Adobe Camera Rawやサイバーパンク2077のような超高GPU負荷環境においてもハイレベルな静音動作を実現していた。
単に静かなだけでなく、最新パーツの性能を引き出せる冷却性も兼ね備えたSilent-Master NEO Z790 Mini/D4の空冷システムは、「静かに冷やす」という理想的な冷却システムだ。これをBTO PCで実現できたのは、サイコムの静音PCに対するこだわりのなせる業なのだろう。
性能が高いに越したことは無いのと同じように、動作音についても静かであることに越したことは無い。独自の検証に裏打ちされたサイコムの静音BTO PCは、静かでありながらも高い性能が得られる完成度の高いPCだ。特にクリエイティブやゲームでGPU負荷の高い処理を行う機会が多いユーザーにとっては、高い快適性を得られる有力な選択肢となるだろう。
また、現在「サイコム 冬の特大キャンペーン 2023」が2024年1月8日(月)まで行われており、同社のゲーミングPC「G-Master」と静音PCの「Silent Master」が割引販売されている。PC購入の際は是非こちらもチェックしてもらいたい。