一部ショップでRadeon RX 6600 XT大量購入の動き、マイニング向けに注目集める

ツクモパソコン本店のPOP。複数の製品が売り切れに

　AMDのミドルレンジGPU「Radeon RX 6600 XT」を搭載したビデオカードが、マイニング向けに人気のようです。一部ショップで大量に購入する人が複数いたとか。

　8月12日（木）の発売日当日は、各店ともそれほど目立った動きはありませんでしたが、その後に「ワットパフォーマンスが高い」という情報が出てから状況は一変。ツクモパソコン本店など、ビデオカードの購入制限をしていないショップで、20枚以上の大量購入や、2～3枚のまとめ買いが増えているようです。

18日(水)のツクモパソコン本店店頭。在庫が減り、POPやNVIDIA製品で棚を埋めている

12日(木)午後のツクモパソコン本店店頭。各社モデルの在庫があった

　マイニング向けや転売目的のターゲットになったGeForce RTX 3000系は、一時「入荷告知もしてないのに、開店前から行列ができる」「商品を陳列すると客が殺到する」など、入手困難な状況が長く続きましたが、Radeon RX 6600 XTに関しては、今のところ再入荷もあり、「買いたくても買えない」という状況にはなっていません。ちなみに一部ショップでは「言われているほど、マイニング向きではないかもしれない」という話も出ており、この状況が今後も続くのかは不透明です。

18日(水)のツクモeX.パソコン館店頭。在庫は2製品だけ

17日(火)のドスパラ秋葉原本店価格表。品薄が多い

　最近のビデオカード市場は、価格の高止まりとマイニング需要の減少で品薄感が薄れ、購入制限を解除するショップが増えていたのですが、Radeon RX 6600 XTのマイニング人気が続くようなら、購入制限を復活させるショップが増えるのかもしれません。