IDE HDDの外付けも可能な新HDD切替え機「Winux2000」
「Winux2000」の基本機能は従来製品と同じで、プライマリIDEポートからWinux経由で最大4台のIDE HDDを接続し、1台をデータ用HDDとして固定、あと残り最大3台をブート用HDDとして切替えられる。同時使用できるのはデータ用HDDとブート用HDDの計2台で、切替えスイッチ付きのWinux本体は標準で5インチベイに内蔵することができる。対応OSはWindows 95/98/NT/2000/Linux/Solaris/MS-DOSなど。
最大の特長であるIDE HDDの外付け化は、オプションのHDD外付けボックスとケーブルを別途購入することで実現できる。構造的にはシンプルそのもので、延長ケーブルを使ってマザーボード上のIDEポートと外に設置したWinux本体を接続し、そこからさらに各外付けボックスへつなぐというかたちになる。Winux本体と外付けボックスは積み上げて設置することができ、見た目はSCSI接続による外付けHDDそのもの。ただし、この構造からすると、IDEの規格で規定されているケーブル長を超えるのではないかという疑問も湧くが、パッケージを見る限り、製品のケーブル長は記されておらず、ほかに関連した説明も見つからない。このあたりは、メーカー側の保証とサポートを信じるしかなさそうだ。
価格は本体が8,800円~9,800円、外付けボックスが1,980円~2,480円、外付けケーブルが3,180円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。既存の環境を確実に残しつつ、Windows 2000を使用してみたいという人は、こうした“HDD切替え機”を使う手もある。
【'99/5/1】5インチベイ設置のHDD切り替えツールはいかが
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990501/etc.html#winux
□Winux2000(アルファ・オメガソフト)
http://www.alphaomega.co.jp/multi/winux/index.html
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
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