【 2000年5月13日号 】

ペンギンに続け?犬と猫の形をしたPCケースが登場

犬猫型PCケース犬猫型PCケース
犬猫型PCケース犬猫型PCケース
犬猫型PCケース犬猫型PCケース
犬猫型PCケース犬猫型PCケース

 ペンギン型ケースの登場で一躍脚光を浴びたキャラクター系PCケースに、新たな注目株が現れた。今度は身近な犬と猫をモチーフにした製品で、ペンギン型ケース以上にインパクトと愛嬌のあるデザインを採用しているのが大きな特徴だ。

 まず、犬の形をしているのが「Doggie」という名のケース。中身は一般的なミドルタワーのATXケースだが、外見はその色といい形といい、とてもPC用ケースとは思えないほど大胆にデフォルメされている。フロントパネルの成型はアニメ調の犬が立ち上がっているようなデザインで、両耳がケースの天板から飛び出すように設置され、そのすぐ下に可愛らしい小さな目、さらにその下には白い台形の丘状スペースを設けて鼻から顎までを形成している。5インチドライブベイはちょうど口にあたり、標準のドライブベイ用カバーには縦型の太い筋があるため、一見すると、いたずらに白い歯を見せて笑っているような表情にも見える。

 さらに、5インチドライブベイの下には半球状の突起で両前足が形成され、そこに挟まれるように電源ボタン付きの首輪が配置されている。それより下は大きな白い腹になっており、その最上部にFDD用のメディア挿入口があるほか、ヘソにあたる部分に小さなリセットスイッチが設けられている。サイドパネルや天板も含め、PCケース用の色としてはまずあり得ない明るい茶色で全面塗装されているため、さながら見た目は犬の縫いぐるか犬型ロボットのよう。似ているキャラクターを挙げるとすれば、チキチキチマシン猛レースのケンケンといったところか。

 猫型ケースの名は「Kitten(Kitty)」。基本デザインはDoggieと同じだが、耳の形はピラミッド型にとがっていたり、鼻の両側にヒゲがあるなど細かいところは猫型に変えられている。色が全体的に銀色で塗装されているため、デフォルトではネズミにも見えてしまうが、この製品にはストライプ柄のシールがあり、これを額や頬、手などの部分に貼り付けることで完全に猫へと変身する。ちょうど見た目はアメリカンショートヘアのようだ。

 両製品の販売をいち早く始めたのは、ペンギン型ケースも最初に販売したZOA秋葉原本店。250W電源付きで、価格はいずれも13,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。13日(土)の時点ではすでに在庫切れとなっていたものの、近日中に大量入荷する予定というから、しばらく時間を置けば簡単に入手はできそうだ。また、同店では予約も受け付けている。なお、店内のこれらケースの前には「ねこうります!」「大きくなりません」「エサはいりません※要電源」「今週のビックリドッキリメカ!」と書かれた貼り紙があるなど、売る側もかなり楽しんでいる様子が伺える。

 ショップではメーカー名の表示はしていないが、おそらく韓国のSungminというケースーメーカーの製品ではないかと見られる。Web上に製品情報があるほか、1999年11月にはCOMDEX/Japan '99で同社がほぼ同型の製品を出品しており、まず間違いはなさそう。ちなみに、同社はこのCOMDEX/Japan '99の会場でDoggieとKitten(Kitty)のほか、ネズミ型の「Mouse」、クマ型の「Bear」も出品していた。今回の2製品の評判次第では、次はネズミとクマが発売される可能性もありそうだ。

 さて、選ぶならあなたは犬と猫のどちら?

【1999/7/24】ペンギン型のケースはLinuxユーザー向け?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990724/etc_penguin.html
□Doggie&Kitty(Sungmin)
http://www.sungmin.co.kr/kd.html
□COMDEX/Japan'99開幕(PC Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/991109/comdexj.htm

[撮影協力:ZOA秋葉原本店]


[前の記事]: 不具合発表でMTH搭載のi820マザーボードが姿消す
[次の記事]: カラフルなPCIスロットを搭載したAthlon対応マザーボード

[ Back ]戻る