新定番となるか？IBMがドライバ不要のUSB接続メモリキーを発売

　これはPCユーザー用の新しい定番アイテムになるかもしれない。

　それは、IBMから発売された「8MB USBメモリー・キー」。基本的には単なる携帯用のUSB接続フラッシュメモリだが、なんと、これはデバイスドライバなしでWindowsからストレージデバイスとして認識されるという特徴をもつ。サイズも手のひらサイズで小さく、キーホルダーとしても使える構造のため、PCユーザーの必携アイテムとして注目を浴びる可能性が高そうだ。実売価格は4,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　この製品はUSBコネクタ付きの小型スティックに8MBフラッシュメモリを内蔵したもので、構造的には2000年6月に発売されたTrek2000 Internationalの「ThumbDrive」とよく似ている。しかし、両者が決定的に違うのは、IBMの製品では使用するのにデバイスドライバが不要だという点。「ThumbDrive」は専用のデバイスドライバをインストールしたPCでなければ使えないという制約があったが、「8MB USBメモリー・キー」にはそれがない。つまり、常に持ち歩いておけば、急にデータやソフトが必要になったとしても、USB接続のPCさえあるところならどこでも手軽に取り出せ、また逆に書き込むこともできるのだ。

　標準でリング付きキャップがついているため、普段は気軽にキーホルダーとして携帯し、いざ必要になったら取り外して使うということもできる。このキーに常に使うデータや緊急用のツール類を記録して携帯したり、FDの代わりに会社と家のデータ交換用デバイスとして日常的に使うというのもいい。仕事用としても、営業職の人がカタログデータを入れて持ち歩くなど、いろいろな使い方が考えられそう。また、autorun.infファイルとの組み合わせで、複数のPCに対して次々に特定ソフトをインストールするという活用方法もありそうだ。

　ただし、デバイスドライバが不要なのはWindows MeとWindows 2000のみで、Windows 98は対象に入っておらず、また、あくまでもIBMのノートPCであるThinkPad用のオプションとして発売されているため、それ以外のPCでは動作保証はされていないので要注意。

□8MB USBメモリー・キー（日本アイ・ビー・エム）
http://www.jp.ibm.com/pc/option/obi/ob01/19k4513/19k4513a.html

（IBM 8MB USBメモリー・キー）

[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSU]

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