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ABITからRAID機能搭載のPentium 4対応マザー「TH7-RAID」登場
まず一番の特徴は、Pentium 4用マザーボードとして初めてUltra ATA/100対応のIDE-RAID機能をオンボード搭載したこと。これまで発売されたPentium 4用マザーボードは、まったく新しいチップセットを使っているということもあって、どれも特別な機能などは搭載せずに比較的シンプルな設計にしたものが多かったが、後発となったぶんABITはオンボードの機能に差をつけてきた。また、このほかにPOSTコード表示LEDや電源スイッチ、リセットスイッチ、電源LEDをマザーボード上にオンボード搭載しているという特徴もある。
また、CPUクーラー装着用のリテンションキットも独自のものを採用している。ベースとなるプラスチック部品がマザーボードに直接ネジ止めされているため、PCケース側にPentium 4対応のネジ穴がなくても使えるほか、CPUクーラーの固定方式が板バネを使う一般的な方式ではなく、備え付けの金属製レバーで固定する方式になっている。I/Oパネルの配置もユニークで、通常縦に2つ並んでいるUSBコネクタが3つも用意され、サウンドコネクタがゲームポートのない独自のタイプとなっている。
ABIT製品らしく、マザーボードの設定変更機能も充実している。FSBは90~156MHzの範囲で設定が可能で、コア電圧は1.1~1.825Vまで0.025V刻みで任意に設定ができる。CPUのオーバーヒートを防ぐというABITの独自機能CPU THRM-Throttlingも搭載するなど、マニアックな機能が多く、オーバークロックなど自己責任の範囲でいろいろテストするのにはとても向いている製品といえる。
実売価格は29,800円~31,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これを皮切りに、Pentium 4用マザーボードにもさまざまなバリエーションが出てくることが考えられそうだ。
□TH7-RAID(ABIT Computer)
http://www.abit.com.tw/english/product/motherboards/th7.htm
(ABIT TH7-RAID) |
[撮影協力:PCiN秋葉原]
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