【 2001年12月28日号 】

パフォーマンス改善版のApollo P4X266Aを搭載した単体マザーがデビュー

NUVIA-LNUVIA-L
NUVIA-LNUVIA-L

 3週間ほど前からサンプル展示が行なわれていたVIA製最新Pentium 4用チップセットApollo P4X266Aを搭載したRIOWORKSのSocket 478マザーボード「NUVIA-L」の製品版がついに登場した。このマザーボードを採用した同社の自作PCキット「B-P4X266A」は先日すでに発売になっていたが、マザーボードが単体で発売されるのはこれが初めて。

 実売価格は24,979円~25,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、これまでサンプル展示の際や自作PCキットの仕様ではマザーボードの型番が「NUVIA」と記されていたが、単体製品では「NUVIA-L」と改められているので要注意。

 Apollo P4X266Aは、前モデルのApollo P4X266からメモリパフォーマンスの改善が図られたほか、オプションコントローラチップのVPX-64と組み合わせることで64bit PCIスロットも使用可能になるという特徴を持ったチップセット(ただし、今回登場した製品は64bit PCIスロット非搭載の廉価モデル)。チップセット自体はマイナーバージョンアップ版ということもあり真新しさには欠けるが、前モデルのApollo P4X266がi845 Bステップ版チップセットと同等のメモリ性能を持っていたこともあり、そのパフォーマンス改善版となればおのずと期待も集まろうというもの。

 「NUVIA-L」は、DDR SDRAM対応Pentium 4マザーボードとしてはi845 Bステップ版やSiS645を搭載した他製品に比べ若干値が張るものの、DDR SDRAM対応DIMMスロットを4本備えるほか、10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイスを標準で搭載するなど機能的には充実しており、かなり魅力的な製品と言える。特に容量とスピードの点でメモリ環境をハイスペックにしたいと考えている人にとっては注目のマザーボードとなりそうだ。また、NorthwoodコアのPentium 4にも対応しているというから、同時に出回り始めたNorthwoodコアの新型Pentium 4と組み合わせて利用するのもいいかもしれない。

□Apollo P4X266A(VIA Technologies)
http://www.viatech.com/en/apollo/P4X266a.jsp
□VPX-64(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/Digital%20Library/pr_vpx.jsp
【2001/12/8】VPX-64対応Apollo P4X266Aチップセット搭載マザーの展示開始
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011208/etc_p4x266a.html
【2001/12/22】Apollo P4X266A搭載マザー採用の自作PCキット発売、RIOWORKSから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011222/etc.html#p4x266a

 (RIOWORKS NUVIA-L)

[撮影協力:ツクモParts王国T-ZONE. PC DIY SHOP]


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