KingstonからPC1066-32規格のRIMMが発売に、256MBと128MB

　パワーユーザー待望のPC1066規格対応Direct RDRAM RIMMが再び出回りはじめた。PC1066規格のDRDRAM RIMMは先々週にもTranscendの製品が一部ショップで販売されたが、入荷量が非常に少量だったため、このとき入手できたのはほんの一部のユーザーだけだった。それに対して今回は複数ショップで販売が確認されるなど比較的入手しやすい状態にあり、実質的な製品デビューは今週といってもよいかもしれない。

　販売されているのはKingstonの「KVR1066X16-8/256」と「KVR1066X16-4/128」という容量256MBと128MBの製品で、実売価格は8,980円～21,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。モジュールの表面がヒートスプレッダで覆われているためメモリチップのメーカーは不明だが、この製品に関する同社のプレスリリースでは、256Mに関しては32ns（PC1066-32）のアクセス速度を持ちECCは非搭載であると記されている（128MBは不明）。現時点でPC1066規格のDRDRAM RIMMには、PC1066-32とPC1066-35という2種類が存在することが分かっているが、今回の製品がPC1066-35より高速なPC1066-32タイプというのはパフォーマンスを重視するユーザーとしては嬉しいところだろう。

　ただし、現在PC1066規格対応のマザーボードで動作検証済みのメモリチップとされているのはSAMSUNG製のものが圧倒的に多いという点には注意が必要だ。今回の製品はもちろんスペック的にはPC1066規格だが、具体的なメモリチップのメーカーと型番は不明で、既存のマザーボードで使えるかどうかは実際に試してみないと分からないというのが実情。こうした相性に関するリスクがあることも一応頭に入れておいたほうがよいだろう。

　とはいうものの、FSB 533MHz版Pentium 4とi850Eチップセットに組み合わせることで、現状最も高いパフォーマンスが狙えるとされるPC1066-32タイプのDRDRAM RIMMは、パワーユーザーとしては狙い目の製品であることは間違いないだろう。

□ニュースリリース（Kingston Technology）
http://www.kingston.com/press/2002/memory/prm0205b.asp
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（RIMM）

[撮影協力:BLESS秋葉原本店と高速電脳とサトームセン パソコン館 PC isLand]

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