世界初のUSB制御可能な扇風機「一台扇風」が店頭デモスタート
「一台扇風」が従来のUSB卓上扇風機と異なる最大の特徴は、扇風機本体の電源オン/オフや風量調節、自動的に電源をオフにできるタイマー設定といったコントロールが付属の操作アプリケーションを使ってPC側から行なえるようになった点だ。USBポートを電源供給のためにだけ利用していた従来製品から比べると、これは非常に大きな進化といえる。しかも、風量レベルは7段階から選択できるほか、強弱をランダムに変える「ゆらぎ」モードも装備、そしてオフタイマーは5分から10時間まで設定可能(7段階から選択)と、機能そのものは最近の家庭用扇風機とほぼ同等といってもいいくらいだ。
こういった扇風機本体の制御を可能にしたのは、PCに接続するとUSBデバイスとして認識される独自の外付けコントローラ「eTC」で、PC側からの操作によって「eTC」が扇風機への電流を制御し、ファンのオン/オフや回転数などの調節を行なっている。ただし、こうした構造のため残念ながら扇風機本体から電源や風量レベルの操作などを行なうことはできない。そのほか、対応OSがWindows 98SE/Me/2000/XPに限定されている点も覚えておいたほうがよいだろう。
また、「eTC」は扇風機本体と切り離せるセパレートタイプになっているのも特徴のひとつ。8月下旬には単体で発売される予定にもなっていて(予価2,500円前後)、既に発売がスタートしている同社の新型USB卓上扇風機「涼風一直線II」に組み合わせれば、「一台扇風」にグレードアップすることができる。汎用性もあることから、もしかすると今後この「eTC」を使った、制御可能な変り種USB機器が続々と登場してくることになるのかもしれない。
なお、「涼風一直線II」と「一台扇風」の扇風機本体は同一のもので、「eTC」の有無が両者の違いとなっている。また同社によれば、扇風機本体は「涼風一直線」に比べ、風量が体感で10倍、耐久性が15倍とパワーアップしているとのことなので、風量や耐久性の強さだけが欲しいのであれば安価な「涼風一直線II」を選択するのも手だろう。
ちなみに同社によると、1日(木)の段階で操作用アプリケーションにスクリーンセーバーに連動して電源をオン/オフする機能も追加したとのことで、製品発売時にはさらなる機能充実がなされていることも期待できそうだ。
デモを実施しているのはテクノハウス東映とPS/PLAZA WAKAMATSUで、PS/PLAZA WAKAMATSUでは予約も受付中(予価は3,980円)。「涼風一直線II」の実売価格は1,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□一台扇風/涼風一直線II(イーレッツ)
http://www.e-lets.co.jp/product/ryofui2_etc.htm
http://www.e-lets.co.jp/product/ryofui2.htm
http://www.e-lets.co.jp/news/r_ryofui2.htm
□関連記事
【2001年7月7日】世にも珍しいUSB接続デバイス登場、扇風機の「涼風一直線」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010707/etc_usbfan.html
(イーレッツ 一台扇風) | |
(イーレッツ 涼風一直線II) |
[撮影協力:テクノハウス東映とPS/PLAZA WAKAMATSUとBLESS秋葉原本店とコムサテライト1号店]
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