【 2002年11月30日号 】
ATX電源外付けケースに初のキューブ版登場、星野の「EX710C」
EX710CEX710C
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 外付けATX電源ユニットを採用したことで大きな話題を呼んだ先週の星野金属製microATXケース「EX700R」に続き、今週はそのキューブ型ケースモデル「EX710C」が発売となった。カラーはホワイトパールマイカ、シルバーメタリック、ブラックの3種類で、実売価格は36,799円~36,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「EX710C」は同社の外付けATX電源ユニット採用ケースとしては2機種目となる製品。高さ、幅、奥行きが全て同サイズのキューブ型ケースだが、フォームファクタはmicroATX対応となっている。採用する電源ユニットはもちろん同社製の「Varius EX350」だ。ちなみに、既存のmicroATX対応キューブ型ケースとしては、8月に東海理化販売から登場した「CCA320」シリーズがある。

 ただ、microATX対応だけあって本体のサイズは各辺が264mmとかなり長くなっており、キューブ系ケースのイメージとして定着しているコンパクトさはほとんど感じらない。同社のキューブ系自作PCキット「Pandora Quatre」(高さ225mm×幅225mm×奥行き291mm)はもちろん、「EX700R」(高さ280mm×幅206mm×奥行き280mm)よりも一回り以上大きくなった印象だ。

 サイズが大きいだけにドライブベイは5インチ×2、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×3とかなり豊富。電源ユニットも外付けのためケース内部はかなり広々としており、パーツの取り付け作業もスムーズに行えそうだ。

 しかしながら、コンパクトさを若干犠牲にしてドライブベイの豊富さを求めるというのであれば、同社製microATX対応ミニタワーケース「MT-PRO770 MicroMASTER」をチョイスする手もあるわけで(もちろん「Varius EX350」の取り付けにも対応している)、今回の「EX710C」はやはり中途半端な印象は拭えない。多くの人にとっては、「Varius EX350」対応のコンパクトなキューブ系ケースの登場に期待したいところだろう。

□EX710C(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/ex_case/ex710c/
□関連記事
【2002年11月22日】初のATX電源外付けmicroATXケース「EX700R」がデビュー
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【2002年8月10日】microATX対応のアルミ製キューブ系PCケースは静音仕様で大型
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020810/etc_matxcube.html

 (星野金属 EX710C)

[撮影協力:ツクモパソコン本店IITSUKUMO eX.]


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