GeForce FX 5200搭載カードのファンレスモデル登場

	【 2003年4月5日号】
	GeForce FX 5200搭載カードのファンレスモデル登場

　PROLINK、SPARKLE、玄人志向に続いて、今週はGeForce FX 5200搭載ビデオカードとしてASUSの「V9520MAGIC/T/N/128M/A」「V9520/TD/N/128M」やノーブランドの「FX5200/128MB」が発売となった。実売価格は「V9520MAGIC/T/N/128M/A」が11,499円、「V9520/TD/N/128M」が14,979円、「FX5200/128MB」が13,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　注目はやはりGeForce FX 5200搭載ビデオカードとしては初めてファンレスを実現したASUSの「V9520MAGIC/T/N/128M/A」とノーブランドの「FX5200/128MB」だろう。独自にファンレス仕様に改造したというGeForce FX 5200搭載カードが先週Stormで展示された（販売予定なし）のは記憶に新しいが、これを見てファンレスモデルがぜひ欲しいと思ったユーザーには両者の発売はまさに朗報といえる。
　まず、先に発売されたASUS製品「V9520MAGIC/T/N/128M/A」は、同時発売のファン付きモデル「V9520/TD/N/128M」とは異なる基板デザインの製品で、出力コネクタの構成も「V9520MAGIC/T/N/128M/A」はVGA、S端子、コンポジットビデオの3つ、「V9520/TD/N/128M」がVGA、DVI、ビデオの3つといった具合に異なるもの。「V9520MAGIC/T/N/128M/A」にはDVIコネクタがないものの、「V9520/TD/N/128M」より価格が抑えられている。
　ビデオメモリは2製品ともDDRタイプを128MB搭載している。なお、ASUSの販売代理店のユーエーシーが公表している仕様では、両製品とも動作クロックはコア250MHz、メモリ400MHzとされているが、販売中の「V9520MAGIC/T/N/128M/A」にはメモリチップとして333MHzが定格動作のInfineon製DDR333対応品「HYB25D256160BT-6」が搭載されているのが確認できている（「VV9520/TD/N/128M」はSamsung製DDR400対応品の「K4D28163HD-TC50」）。400MHzにオーバークロックして動作させているのか、ファンレスを実現するために動作クロックを落としているのか現時点では不明だ。また、ほかの製品が16bit幅のメモリチップを8個搭載しているのに対し、「V9520MAGIC/T/N/128M/A」は4個しか搭載されておらず、データ幅も128bitではなく64bitに落とされているようだ。こうした点は、パフォーマンスを気にするユーザーなら一応覚えておいたほうがよいだろう。
　一方、ノーブランドの「FX5200/128MB」は、先週発売された各社の製品をそのままファンレス化したような構成が特徴。DVIコネクタを搭載している点やデータ幅16bitのメモリチップ「K4D28163HD-TC50」(DDR400対応)を8個搭載している点も各社のファン付きモデルと同様で、パフォーマンスという点では期待がもてそうだ。
□ASUSTeK Computer
http://www.asus.com.tw/
□V9520 Magic/V9520/TD（ユーエーシー）
http://www.uac.co.jp/news/daily/030401/v9520.html
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【2003年3月29日】GeForce FX 5200でファンレス動作のデモがスタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030329/etc.html#flgf

　（ASUS V9520シリーズ）

[撮影協力:TSUKUMO eX.とクレバリー1号店]

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