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【パッケージ】 | 【Pentium XE 840】 |
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【スペック(1)】 | 【スペック(2)】 |
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【CPUクーラー】 | 【実売価格は約12万円】 |
Intelのデュアルコア採用のデスクトップ向けCPUの本命であるPentium Extreme Edition(Pentium XE)がついにアキバに登場した。
第1弾として登場したのは840(3.20GHz)のリテールパッケージ品で、実売価格は115,280円~123,900円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
先に発売されたPentium Dとは違い、コア毎にHyper-Threading Technology(HT)を搭載しているため、OS上からは計4つのCPUとして認識されるアドバンテージがある。
●計4つのCPUに見える
Pentium XEは同じくデュアルコアCPUで先週発売されたPentium Dの上位にあたるモデルで、Pentium DにはないHTを搭載しているのが特徴。コア毎にHTが搭載されており、HT使用時には4つの論理CPUによるマルチスレッド処理が可能となる。
ただし、対応するチップセットはi955Xのみで、i945シリーズ搭載マザーボードは非対応となる点に要注意だ。また、OSに関しても、4 CPUまでをサポートするOSでなければHTを有効にして動作させることはできない。
●エンコードに最適?
主なスペックはFSB 800MHz、2次キャッシュ容量2MB(1コア当たり1MB)、最大動作電圧1.4V。LGA775に対応するほかEM64T、セキュリティ機能のExecute Disable Bitを搭載するのはPentium Dと同じだ。S-Specは「SL8FK」。
実売価格が約12万円と、おいそれとは購入できなそうなPentium XEだが、1個のCPUで4つの論理CPUが使用できるというハイスペックは他製品にはないもの。ゲームではさほどメリットはなさそうだが、ビデオや音楽データのエンコードなどでは威力を発揮しそうだ。
Pentium DとPentium XEが出揃ったことで、これでIntelのデスクトップPC向けCPUもデュアルコア時代の本格的な幕開けになった言える。
□Pentium Extreme Edition(Intel)
http://www.intel.co.jp/jp/products/processor/pentiumXE/
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050507/etc_xe340demo.html
| (Intel Pentium Extreme Edition) |
[撮影協力:ドスパラ アキバ店]