【 2010年4月10日号 】
OC向けのデュアルXeonマザーが5月発売、EVGA製

基板上の電源コネクタ数は多い
 オーバークロック機能を搭載したマニア向けのデュアルLGA1366マザーボード「Classified SR-2(270-WS-W555-A1)」(EVGA製)が10日(土)開催のイベント「Server Expo」で展示。5月に発売される見込みとなった。

 国内代理店のシネックスでは「発売時期は5月中旬〜末で、予価未定」と説明しており、ゴールデンウィーク明けにも詳細が判明するという。また、この製品に対応した電源やHPTXフォームファクタのPCケース(後述)も発売するとしている。

●OC機能を多数搭載

 Classified SR-2は、デュアルXeonマザーボードでは珍しく、豊富なマニア向け機能を搭載しているのが特徴。ボタン操作のみでオーバークロックが行なえる「Dummy OC」や、オーバークロック時の耐性を向上させるという「Vdroop Control」などの機能を備えるほか、基板上にはCMOSクリア/電源/リセットの各操作が行なえるボタンも用意されている。

 また、同社製の外付けコントローラ「EVBot」や、同社製ソフト「E-LEET Tuning Utility」を使用したオーバークロック操作も行なえる。

●PCIe x16が7本、4-Way SLIにも対応

 このほか、搭載している7基の拡張カードスロットが全てPCI Express x16形状である点も特徴。スロットの動作モードはx16×4基、またはx8×6基+x16×1基に設定でき、4-way SLIにも対応している。

 ただし、この製品は「HPTX」と呼ばれる特殊フォームファクタ(基板サイズ345.4×381mm)を採用しており、拡張スロットを9基以上備えたPCケース(一般的なPCケースは7基)に対応するという。また、4-way SLIを構築するには10基の拡張スロットが必要としている。

 搭載チップセットはIntel 5520/ICH10R。対応CPUはXeon 5600/5500シリーズ。スロット数はPCI Express x16×7、DIMM×12(DDR3 800/1066/1333、最大48GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet(2ポート)、6Gbps Serial ATA(2ポート)、USB 3.0(2ポート)、eSATA(2ポート)、8チャンネルサウンド。


□Classified SR-2(EVGA)
http://www.evga.com/products/moreinfo.asp?pn=270-WS-W555-A1

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EVGA Classified SR-2(270-WS-W555-A1)

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。