実売価格が3万円を割り込むという、廉価な立体視対応液晶ディスプレイ。メーカーはLGエレクトロニクス。専用の3Dグラスも同梱されている。 この製品は、偏光方式を採用したフルHD対応の23インチ液晶ディスプレイ。 偏光方式は、NVIDIA 3D Visionなどの液晶シャッター式とは異なるもので、3Dグラス側が簡素になるのが特徴。グラス側の電源も不要となり、原理的にチラツキが感じられないのもメリットといえる。 逆にデメリットといえるのが、視野角が狭くなることや、縦方向の解像度が低くなること(この製品では縦1ラインごとに右目用/左目用の画素を出力するため)など。これらについて同社では、「1人で使うことが多い製品でもあり、正面から70cm離れて座れば問題ない」「体感上の解像度は数値ほどは落ち込まない」と説明している。 なお、この製品で立体視できるのはHDMI入力時のみで、3D対応ゲーム機なども接続可能(HDMI 1.4a対応)。PC用の対応ソフトとして、Direct 3Dゲームや2DのDVDなどを3D変換してプレイ/視聴できる専用ソフトも付属している。ただし、Blu-ray 3DをPCで再生するソフトは付属しない。 主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット、垂直周波数が56〜75Hz、入力端子がHDMI、DVI-D、DSUB、バックライトはLEDで、消費電力は39W。VESAマウントにも対応。付属する3Dグラスは、通常タイプとメガネに装着するクリップオンタイプの2種類。 □関連記事 【4月20日】 LG、偏光方式立体視対応の23型液晶ディスプレイ 〜DirectXゲーム対応2D→3D変換ソフトも付属(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110420_441068.html
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